ボクは漫才師だ | Rain公論

ボクは漫才師だ

準々決勝の漫才を終えて、「あぁ、失敗した~」と廊下で大声のボク。
「やってもうたな~」と相方。
そう、この大事な準々決勝でネタを飛ばすという初歩的なミス。
年間でもほとんどネタを飛ばすことなんて無かったのに、よりによってこの大事な準々決勝でネタが飛んでしまうとは…。
まったく、情けない。
反省反省。
まだまだキングコングさんみたいな完璧な漫才は出来ませんわ。

楽屋に戻ると、「まぁ、良かったんじゃない?」と相方が切り出す。
「ん?」とボク。

「俺たちは、まだ8年もあるんだよ。これを良い経験にしようぜ。それより敗者復活戦のネタ考えといてな。」

涙が出そうになったよ。
ありがとう、相方。
でも、昨日書いた通り、ネタは変えません。
ボクは、この漫才の可能性を信じています。
実習先で「あんた男か女か分からないわねえ~」と糞ババァに言われた外見が中性的なボクですが、準々決勝の漫才で一つの答えが出ました。
ボクは男でも女でもない、漫才師だ!



Rain.