4分間のピアニスト | Rain公論

4分間のピアニスト

感動したなあ。
この年末年始の映画では、ボクの中でNo.1。
ちょっと鬱になる部分もありますが、全体的には良い映画です。
我慢して見てほしい。
まぁ、それは『4分間』・『自分を貫く』・『最後のお辞儀』など漫才師であるボクにとって感情移入しやすい部分もあったからかもしれないが。
この4分間に全てを懸け、どんな逆境に立たされても自分を貫き、最後には反発していたお辞儀までした主人公が大好き。
あの最後の女性教師への微笑みが、何を表していたのか気になるが…。
競技は違えど、ボクも漫才(M-1)の4分間に全てを懸け、自由奔放に堂々とふざけまくるキングコングさんのような漫才をしてみたいなあ。
最後のお辞儀だって、本当は頭を下げたくない。
キングコングさんのように“おおきに!”で終わるスタンスも考えたのだが、元日の『爆笑ヒットパレード』でキングコングさんが頭を下げて“どうもありがとうございました”と言ってるのを見て、やっぱりこれが漫才師だよなあ・・・と。
ボク達の漫才を見てくれたお客さんに頭を下げるのは当然っちゃ当然か。
いや、こういう『当然』という概念をぶっ壊して漫才をするという考えが強いボクには引っ掛かる部分もあるのだが。
昨日に続いて、また話が脱線しているが、とにかくこの映画だけは見る価値があると思います。
こうやって書いてみると、漫才師ってM-1での4分間、いやもっと言えば爆笑が起こるその瞬間のためだけに1年間も努力してるんだよなあ。
ボクは漫才をしている人が大好きです。



Rain.