HIGHSPEED Étoile 最終話 | 雨と月の夜

雨と月の夜

アニメのメモ

1話のレビューで結構ボロクソに書いたけど、完全に雨月夜の見立てが間違っていた。

レースを描くことを徹底した元永監督の映像センス、迫力、3DCGのアドバンテージを極限まで生かした緻密さ、計算されたドリーショット、素晴らしかった。脱帽です。

 

1年目という素人同然のリンが型破りなレースを展開、AIが越えられない壁を越えて最終戦で絶対王者に競り勝って優勝。来シーズンはエトワールとしてレースに臨む。

 

ミニ四駆みたいな次世代動力マシン、見慣れてくるとなかなかかっこよかった。これ元永さんのディレクションのお陰だけど、動いているシーン、トラッキング映像がすごくいい。他が軽くなってもレースシーンを徹底して描いた元永さんの勝利だ。3DCGってスピード感のあるこういう使い方がベストなのかも。

 

キャラは・・・3DCGお約束のきわめて流麗なものだったけど、それはまあ仕方ない。キャストやキャラ設定で個性を際立たせた元永監督のセンスがここでもキラリ。

 

シンデレラストーリーは、まあ現実的ではないけど夢があっていいかも。プリマがレースに、というのは案外ありじゃない?

 

ゆかりんAI、これがなかなかよかった。これカーナビに搭載してくれないかなぁ。

ゆかりんって実はAIなんじゃないの?というぐらい合ってたような?w

 

次世代動力のF1もありだなーと思わせる1本だった。そう思わせただけで大成功だと思う。スポンサードしている企業の顔ぶれを見るとすぐ近くにある現実だと実感する。

 

制作に携わった方々に敬意を。今期を代表する、もしかしたら今年を代表するかもしれない1本でした。