薬屋のひとりごと 最終話 | 雨と月の夜

雨と月の夜

アニメのメモ

迷うことなき、2023-2024年最高の1本。

素晴らしい作品だった。HDDから消すのを躊躇する。

 

これは当然だわなぁ・・・というポイントが多数。

 

キャラアニメとしての魅力。特に猫々の魅力。実は容姿端麗な彼女がちらりと見えるところは、演出の妙と相まって非常に魅力的だった。そして壬氏様の魅力。こっちは、実は幼いというのがちらりと見えるところの描き方が秀逸。この他にも、花街の三姫の魅力、上級妃の魅力、どれも素晴らしかった。これだけのキャラたちを全員魅力的に描いてみせたのは監督のセンスか。

 

そして、そのキャラたちの巧妙な相関関係。猫々の出生の秘密が本線になっていたけど、突き詰めると猫々と壬氏、この二人の関係が非常にうまく描かれていた。これが全くブレなかったのがポイントかな。

 

キャストの魅力。これは本作の最大のポイント。碧ちゃんの熱演、大塚さんの熱演、これによってどれだけ作品が素晴らしくなったか!ほんと、碧ちゃんってとんでもない才能ね・・・恐ろしくなるほど。

 

シリーズ構成の魅力。24話全部つかって構成された見事な構成には脱帽。どれ一つ無駄な話がなく、そしてすべての話が繋がっている。その絶対中心にいるのは二人。

それと、2クールってやっぱり全然違う。今期はフリーレンといい、ラグナといい、2クールの魅力を感じられる作品が多かった。

 

制作に携わった方々に敬意を。

本当に素晴らしかった。本作をリアルタイムで見ることができてよかった。