佐々木とピーちゃん 最終話 | 雨と月の夜

雨と月の夜

十字架を象った鈍色な無数の針

地味な作品イメージながら、今期の1本ともいえる良作。

いろいろあるけど、杉田さんの怪演がやっぱり光る。最後までやや気弱な真面目おじさんのスタイルを崩さなかった。

 

異世界との交易は軌道に乗って順調、加えて異世界での謀反も回避。さらに現実世界では超能力者の抗争に巻き込まれるが、いろいろ回避してこれもとりあえず大丈夫。でも、ピーちゃんに続いて、魔王が転生してきたことで事態が動く予感で終了。

 

映像やキャラデザなど、トータルでは深夜アニメのスタンダード、見本のようだった。無難に作られていた。でもキャストが魅力を倍増させる巧者揃いだったことと、やっぱりさすがの原作だけに、エピソード構成、シリーズ構成に隙がなかった。一言で言うとバランスがよかったのだろうなー。

まあ、佐々木がチート気味だったり、ピーちゃんがチート気味だったり、キャラバランスはいろいろ問題ありそうだけど。

 

制作に携わった方々に敬意を。

いずれ2期くると思うけどたのしみ。杉田さんの怪演はやっぱり楽しい。