大正オトメ御伽話 最終話 | 雨と月の夜

雨と月の夜

アニメのメモ

この時代、こういうのってあったんだろうなーと思う。問題のある家族を幽閉するとか。。。。

ある部分では、今よりももっと無茶が通じる時代だった。今はともかくすべてがつまびらかになってしまうから。

 

アニメに関しては、これもちょっと惰性で見てたかなぁ。さして面白い感じはしなかった。でも最後まで飽きずに見たから、ひきつける何かがあったのだと思う。ユズの魅力かしら?キャラがみんなユズ姉様のファンになるけど、確かに見ているこっちもユズ姉様のファンになってしまう感じ。

 

関東大震災が襲ってくるシーンはなかなかよかった。こういうヤマ場は、このような作品ではすごく際立つから。波よ聞いてくれの札幌の地震、あれも秀逸だった。あの回は神回だと思う。

我々も3.11で疑似体験している。都心で電車がほとんど止まって、みんな歩いて帰らなきゃならなかった。初めて、都心と自宅が凄く離れていることに気づく。自転車や車だとすぐの距離が、歩くととてつもなく遠いという現実に気づいた。

その状況でユズを探し当てるのか奇跡だけど、アニメとしてはヤマ場の作り方は大成功だったと思う。

 

製作に携わった方々に敬意を。

大正浪漫。大正という時代は、日本が最もロマンチックな時代。大正という時代があって、本当によかった。