劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- | 雨と月の夜

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アニメのメモ

Fateというより、もうGrand Orderという別作品と化しているFGO。

見た人から、あんまり面白くないという話を聞いていたけど、全然まったくそんなことなかった。よくできてた。

惜しいかな、素敵キャラがホイホイ死ぬ。死が軽い。まあ英霊は霊体だから軽いんだけど。

 

雨月夜も、やっぱりStay night のゲームやアニメを最初にやったときの感動は忘れられないから、FGO自体にはネガティブな印象がつきまとう。英霊召喚システムの活用など、うまくできているけどね。

 

FGOファンの間でも人気の高い、円卓の騎士編。

アーサー王御一行が1200年頃にエルサレムあたりに召喚されて、王がご乱心、民を選別して人類を存続させようとする。同時に召喚されたのが砂漠の王ラムサス。藤丸某が間に入ってご乱心を止めようとする。ベディヴィア卿も王を止めようと共闘。どちらにも属さない隠れ里のアサシンと共闘して人類史を修正しようとする。

 

ものすごい話だw ちょっとバビロニアもそうだったけどFGOの無茶苦茶具合って笑いが出るレベル。

映像はなかなか。尺の都合で、重要英霊がホイホイ死ぬw 後半はすごい展開が待っている。

 

いい機会なので雨月夜の思うところを。

ベディヴィア卿は宮野さんいいんだけど、FGOとしてはいいんだけど、雨月夜にとっては、能登姉様なのよね。あのセイバー編の最後に、アーサー王の最後の意思を引き継ぐ、あのベディヴィエールこそが最高なのよね。すごく短いシーンしか出てこないけど、すごく重要なキャラで、すごく重要なシーンを支える。能登さんが本当に抑えた演技で、川澄さんに寄り添う、もうFate屈指の名シーンだと思う。

宮野さんも、弱く、そして重い十字架を背負うベディヴィア卿を、抑えた演技ですごくよくやっているとは思う。ここは監督センスかなーと思う。悪くないです。だって宮野さん以外やれないんじゃないかと思うし。宮野さん級じゃないと。

本作の円卓の騎士はみんな非常いかっこいい。ここは見所だと思う。それぞれが圧倒的に強い。こういうのはFGOらしいと思う。故に簡単に退場したりするのは惜しい。

 

後半は春。できれば1本の映画にしてもらいたかったかなー。尺を3時間半ぐらいにして。

ただ、FGOって詰め込みまくるから、尺長くすると、さらに飲み込めなくなるんだよね。

 

大型ポスター。かっこいい。

 

宮野さんのサインポスター。