【ファルコンS】【過去データから分析】穴馬発掘術~穴馬の共通点から今年の好走馬を考察 | らいまるのデータ分析記

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【ファルコンS】穴馬発掘術~穴馬の共通点から今年の好走馬を考察【過去データから分析】  

 中京開催の3歳馬短距離重賞、ファルコンSです。スプリントからマイルに適性を持ち、クラシックではなくNHKマイルを目標とする馬が多く集まるレースです。本ブログでは過去、好走した穴馬に共通する条件から今年期待できる馬を考察していきます。

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競走名について(JRAホームページより)

 本競走は、1987年に『中日スポーツ賞4歳ステークス』の名称で創設された重賞競走。創設当初は1800mで実施されていたが、1996年に距離が1200mに短縮され、2001年に現在の名称となった。その後、重賞競走体系の見直しに伴い、2006年には実施時期が6月から3月へと移された。また、2012年には距離が1400mに延伸された。ファルコン(Falcon)は、ハヤブサを意味する英語。中日スポーツは、中日新聞社から発行されているスポーツ紙。本競走は、同社より寄贈賞を受けて実施されている。

 

 

直近の推奨好走馬

2月18日 フェブラリーS(GⅠ)

セキフウ 13番人気 3

<推奨理由>

東京重賞で好走&中央重賞馬

2月10日 クイーンC(GⅢ)

ルージュスエルテ 4番人気 3

<推奨理由>

年明け初戦のサンデー系

2月4日 きさらぎ賞(GⅢ)

ウォーターリヒト 10番人気 2

<推奨理由>

継続騎乗の京都巧者

 

目次

  • 過去に好走した穴馬
  • 穴馬に共通する条件

①非ディープインパクト

②2勝馬

  • 今回期待したい馬
  • まとめ
  • おまけ

 

 

 

過去に好走した穴馬

 過去5年のファルコンSで馬券になった6番人気以下の馬たちは以下の通りです。

 

この馬たちに共通する条件を探っていきましょう。

 

 

①非ディープインパクト

 6番人気以下で好走した6頭全頭はディープインパクトの血統を持っていない馬でした。ディープインパクトは言わずもがな長年日本のリーディング種牡馬であった馬です。しかし、ファルコンSでは中京1400mという主流から外れた舞台のためかディープインパクトが血統に含まれない馬が穴馬として好走しています。
 

※該当馬を色付きで表示

 

 
 

②2勝馬

 6番人気以下で好走した6頭中4頭は2勝馬でした。3歳重賞では条件戦からの上がり馬と重賞に出走経験のある馬の評価がカギとなります。ファルコンSの穴馬は重賞での成績は大きく関係せず、2勝した実績が重要なようです。勝つことは展開や馬場が向いたとしても1番に強くなければならないため、単に好走するよりも格段に難しいことであると私は考えています。
 

※該当馬を色付きで表示

 

 

 
 

 

 

 

今回期待したい馬

以上を踏まえて今年のファルコンSで期待したい馬を2頭挙げたいと思います。
 

アンクルクロス

 1頭目はタリスマニック産駒のアンクルクロスです。血統にディープインパクトが含まれていない2勝馬ですので両方の好走データに該当しています。初勝利までは5戦、1勝クラスの突破に4戦と苦労している馬です。しかし、未勝利勝ちはファルコンSと同じ中京1400mであり、出走メンバ唯一の同条件での勝利経験があります。また、日本ではなじみのないタリスマニック産駒ですが、昨年の14番人気3着と好走したサウザンサニーも同産駒です。まだ産駒の重賞出走がこの馬の1例しかないですが、相性は良さそうですので期待したいです。
 
 
クリスアーサー
 2頭目はビッグアーサー産駒のクリスアーサーです。血統にディープインパクトが含まれていない2勝馬ですのでこちらも両方の好走データに該当しています。デビューから5戦続けて河原田ジョッキーが騎乗してきましたが今回は幸英明ジョッキーに乗り替わりとなります。新馬・未勝利以外で中京競馬場での勝利経験がある馬はこの馬のみです。ビッグアーサー産駒ですので距離が課題となりそうですが、こなしてくれれば面白い存在だと思います。
 
 

まとめ

 皆さんの推奨馬が居りましたらコメントいただけると嬉しいです。
 

 

 

 

おまけ

 皆さん普段から読書はしていますか?競馬好きの皆さんにおすすめの本を紹介します。コントレイルやラヴズオンリーユーを管理された矢作芳人調教師が書かれた本です。これらの名馬たちはもちろんGⅡ、GⅢクラスで渋い活躍をした馬たちの苦悩と矢作調教師の工夫、裏話が盛り込まれた競馬ファン必読の本です。また、馬券的な目線で矢作調教師が自身の厩舎をどうみているのかが書かれており、個人的には馬券のヒントになる内容でした。名伯楽の仕事術が詰まったビジネス書的な観点からもおもしろい1冊ですので是非ご覧ください。