【金鯱賞】穴馬発掘術~穴馬の共通点から今年の好走馬を考察【過去データから分析】
後のGⅠ馬を多数輩出するGⅡ競争、金鯱賞です。本ブログでは過去、好走した穴馬に共通する条件から今年期待できる馬を考察していきます。
競走名について(JRAホームページより)
本競走は、1965年に創設された重賞競走。本年は、JRA設立70周年を記念して実施される。グレード制の導入後はGⅢで実施されていたが、1996年にGⅡに格上げされた。それに伴い、負担重量がハンデキャップから別定となり、距離も当初の1800mから2000mに延伸された。創設時は春季に実施されていたが、2012年に秋季へと移設され、2017年から再び春季に実施されることとなった。なお、第1着馬には同年の『大阪杯』への優先出走権が与えられる。
直近の推奨好走馬
2月18日 フェブラリーS(GⅠ)
セキフウ 13番人気 3着
<推奨理由>
東京重賞で好走&中央重賞馬
2月10日 クイーンC(GⅢ)
ルージュスエルテ 4番人気 3着
<推奨理由>
年明け初戦のサンデー系
2月4日 きさらぎ賞(GⅢ)
ウォーターリヒト 10番人気 2着
<推奨理由>
継続騎乗の京都巧者
目次
- 過去に好走した穴馬
- 穴馬に共通する条件
①初角3番手以内
②左回りOP勝ち馬
- 今回期待したい馬
- まとめ
- おまけ
過去に好走した穴馬
過去5年の金鯱賞で馬券になった6番人気以下の馬たちは以下の通りです。
この馬たちに共通する条件を探っていきましょう。
①初角3番手以内
6番人気以下で好走した5頭全頭は金鯱賞での初角位置が3番手以内でした。このデータはいかにも中京の開幕週らしいですね。当日の位置取りですので、スタートするまで分かりませんが、各馬のゲート能力を確認し、展開予想を組み立てることが重要なレースです。
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②左回りOP勝ち馬
6番人気以下で好走した5頭中4頭は左回りのOPクラスで勝利経験がありました。もちろん金鯱賞も左回りの中京競馬場で実施されます。また、GⅡですのでレベルの高いメンバーが揃いやすいレースです。少なくともOPクラスで勝利を収められる程度の能力は欲しいとも考えられます。
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今回期待したい馬
以上を踏まえて今年の金鯱賞で期待したい馬を2頭挙げたいと思います。
ヤマニンサルバム
1頭目はイスラボニータ産駒のヤマニンサルバムです。前走の中日新聞杯で勝利を収めていますので2つ目の好走データに該当しています。また、前走は初角3番手、前々走は1番手と近走は安定して先行できていますので2つ目の好走データに該当する可能性も高いと考えられます。この馬は何といっても中京競馬場への適性が高く5-0-0-1です。昨年夏までの重賞成績は0-0-0-5と高い壁に阻まれていましたが、三浦騎手へ再度手綱が戻るとオクトーバーSでは逃げて快勝、中日新聞杯では好位先行から粘り込み勝利とこのコンビの相性が良いことが分かると思います。おそらく当日はドゥレッツァ、プログノーシスに次ぐ3番人気ですが、コース適正と鞍上との相性で一太刀浴びせてほしいと思っています。
アラタ
2頭目はキングカメハメハ産駒のアラタです。ケフェウスSを勝利していますので2つ目の好走データに該当しています。近走は後方から競馬する馬ですが、昨年の金鯱賞は先行して3着に好走しました。さらに、今回の鞍上は昨年の金鯱賞以来となる横山典弘ジョッキーです。一発を狙った奇襲を打つジョッキーですので、明確な逃げ馬がいないメンバーで思い切った逃げ・先行策を取る可能性が大いに考えられます。7歳の高齢馬ですが実績の薄い馬が多い今年のメンバー相手に活躍を期待したいです。
まとめ
皆さんの推奨馬が居りましたらコメントいただけると嬉しいです。