【ダイヤモンドS】穴馬発掘術~歴史から読み解く穴馬の可能性
左回り最長距離の平地重賞であるダイヤモンドSです。本ブログでは過去、好走した穴馬に共通する条件から今年期待できる馬を考察していきます。
競走名について(JRAホームページより)
本競走は、1951年に創設された重賞競走。創設当初は中山競馬場の2600mで実施されていたが、1965年に距離が3200mとなり、1987年からは東京競馬場で実施されている。2004年に3400mに延伸され、JRA では『ステイヤーズステークス』(3600m)に次ぐ長距離の競走となった。ダイヤモンド(Diamond)は、炭素原子のみで構成される鉱物。宝石や研磨剤として使用されている。
直近の推奨好走馬
2月4日 きさらぎ賞(GⅢ)
ウォーターリヒト 10番人気 2着
<推奨理由>
継続騎乗の京都巧者
2月10日 クイーンC(GⅢ)
ルージュスエルテ 4番人気 3着
<推奨理由>
年明け初戦のサンデー系
目次
- 過去に好走した穴馬
- 穴馬に共通する条件
①前走左回り
②東京2400mで2勝
- 今回期待したい馬
- まとめ
過去に好走した穴馬
過去5年のダイヤモンドSで馬券になった7番人気以下の馬たちは以下の通りです。
この馬たちに共通する条件を探っていきましょう。
①前走左回り
7番人気以下で好走した5頭中4頭は前走左回りでした。前走と同じ左回りですと馬が落ち着いて折り合いがつきやすいなどの長距離での好走には必須な要素が生じるのかもしれません。こんな簡単なデータですが馬券の組み立てに役立てたいですね。
※該当馬を色付きで表示
②東京2400mで2勝
7番人気以下で好走した5頭中2頭は東京2400mで2勝を挙げています。たった2頭の該当かと思われるかもしれませんが、この2頭は重賞で好走実績のない馬です。東京2400mはある程度の数が設定されている長距離レースです。このレースでの好走がステイヤーとしての才能の伏線となっているのかもしれません。因みに該当していない3頭については青葉賞の連対馬やダイヤモンドSの掲示板経験のある馬もおりますので、やはり東京コースでの成績を参照することが大切です。
※該当馬を色付きで表示
今回期待したい馬
以上を踏まえて今年のダイヤモンドSで期待したい馬を2頭挙げたいと思います。
グランスラムアスク
1頭目はディープインパクト産駒のグランスラムアスクです。なんと今年の出走馬の中で唯一の前走左回り組です。さらに、前走白富士S組はその着差に関わらず2022年のランフォザローゼスや2020年のミライヘノツバサと大穴馬を排出しているレースです。この馬は4勝を挙げたオープン馬ですが内3勝は新潟、1勝は東京と完全にレフティーな馬です。鞍上は短期免許で来日し、重賞2勝を挙げているキングジョッキーです。この馬の成績のみを見ると物足りなさを感じざるを得ませんが、データや鞍上に大きなプラス材料がありますので馬券の3列目に入れるだけでも高配当に繋がりそうな面白い1頭です。
ハーツイストワール
2頭目はハーツクライ産駒のハーツイストワールです。この馬は東京2400mで3勝を挙げておりますので好走データに該当しています。他にワープスピードとニシノレヴナントがこのデータに該当しましたが、執筆時点で人気が低いハーツイストワールを紹介します。この馬は東京競馬場に強い馬です。陣営もこれを意識してか積極的に東京開催のレースに出走させこれまでの東京成績は3-6-0-3です。重賞実績は0-1-0-4と物足りない部分がありますが、全てGⅡ以上であり、このレベルでは厳しいものもあると思います。しかし、ダイヤモンドSは相手関係のレベルも下がり、得意の東京競馬場と絶好の重賞チャンスだと思います。馬券的にもねらい目の1頭だと思います。
まとめ
皆さんの推奨馬が居りましたらコメントいただけると嬉しいです。