【京都記念】穴馬発掘術～歴史から読み解く穴馬の可能性
クロノジェネシスやラヴズオンリーユー、ドウデュースなど中長距離戦線の一流馬の始動戦となっている京都記念です。本ブログでは過去、好走した穴馬に共通する条件から今年期待できる馬を考察していきます。
競走名について(JRAホームページより)
本競走は、1942年に創設された重賞競走。1950年までは3000m～3500m、1952年以降は2000m～2200mで実施されていたが、1969年から2400mに延伸された。また、毎年春・秋の年2回実施されていたが、1984年より年1回となり、1994年には距離が2200m、負担重量がハンデキャップから別定へと変更された。
直近の推奨好走馬
2月4日 きさらぎ賞(GⅢ)
ウォーターリヒト 10番人気 2着
<推奨理由>
継続騎乗の京都巧者
目次
- 過去に好走した穴馬
- 穴馬に共通する条件
①G1掲示板
②皐月賞0.7差以内
- 今回期待したい馬
- まとめ
過去に好走した穴馬
(京都開催)過去5年の京都記念で馬券になった4番人気以下の馬たちは以下の通りです。
この馬たちに共通する条件を探っていきましょう。
①G1掲示板
5番人気以下で好走した5頭中4頭はG1で掲示板(5着以内)の経験がありました。はじめに触れましたが一流馬の始動戦として選ばれることも多いレベルの高いGⅡレースです。したがって、人気薄であってもGⅠである程度戦えた実績がないと好走は難しいようです。
※該当馬を色付きで表示
②皐月賞0.7差以内
5番人気以下で好走した5頭中4頭は皐月賞での着差が0.7秒以内でした。これは皐月賞と京都記念の傾向が似ていることが考えられます。距離は京都記念が2200mと200m長いですが、皐月賞は直線の急坂を2回超えるタフなレースです。そこで求められる能力が京都記念にもマッチしているのかもしれません。
※該当馬を色付きで表示
今回期待したい馬
以上を踏まえて今年の京都記念で期待したい馬を2頭挙げたいと思います。
マテンロウレオ
1頭目はハーツクライ産駒のマテンロウレオです。昨年の大阪杯で4着、天皇賞春で5着とG1掲示板の経験が複数あります。また、皐月賞にも出走しており0.8秒差と今回の区切りでは好走データに該当しませんが、世代でもある程度の実力があることは確かです。阪神開催ですが昨年の京都記念を好走しており、京都競馬場も天皇賞春で5着と適性を示しています。近走は重賞で馬券内に好走できていませんが、チャレンジCではベラジオオペラに0.3秒差、昨年の京都記念ではプラダリアに先着と人気馬とも互角な勝負ができています。この2頭に比べると人気が落ちていますのでねらい目な1頭です。
ラヴェル
2頭目はキタサンブラック産駒のラヴェルです。皐月賞への出走はありませんが、オークスでは4着とGⅠでの掲示板経験がります。このレースは牝馬の好走が目立ち、京都開催の過去5年で1-3-0-5と好成績です。裏開催への騎乗の関係でデビュー2戦目から乗り続けた坂井瑠星ジョッキーから乗り替わりとなります。不安な面もありますが、新コンビのM.デムーロジョッキーが新たな持ち味を引き出してくれる期待も持てます。なんといってもリバティアイランドに土をつけたのはこの馬とイクイノックスだけです。同世代の牝馬もリバティアイランドやブレイディヴェーグなど古馬相手にも戦えているので期待が持てます。
まとめ
皆さんの推奨馬が居りましたらコメントいただけると嬉しいです。
