昨日、地元にあるポポンデッタへ、手持ちで重複している時刻表のバックナンバーを売りに行ったので、代金を引き取りに行く。70~80年代の時刻表がメインで、ダンボール一箱で、6960円となったから、ぼちぼちと言ったところ。普通の古本屋なら、手に余って買値が付かないところだろう。80年代後半の5冊は買値が付かないとのこと。無料で良いので引き取ってもらえないか、と言ったのだが、そういうことはやっていないということで、カバンに入れて持って帰ることに。
ついでに、鉄道書の棚を眺めて、3冊ほど購入。
有本弘「こだまからひかりへ 架線パンタグラフ系の開発」(大阪電業株式会社1976・9・非売品)250円。新幹線架線の張力など、工学的な話で、著者は紫綬褒章をもらったとのこと。
JTB「1997年「旅」7月号別冊付録 保存版全国「未成線」大全科」(JTB1997・7)105円は、すでに1冊持っているのだが、雑誌付録ということでレアなのと、105円という値段から。
長ナノと3人の仲間たち編「時をとらえて―鉄路の詩情」(新日本印刷1982・1)630円は、モノクロ写真集。賦価2500円とあるので私家版の模様。

フリーダム展が開かれている東京古書会館へ。初日、三が日空け、土曜日ということで、いつも以上に混雑している。
細田吉蔵「国鉄再建問題に関する提言 国有鉄道を語る」(陸運経済新聞社1981・9)200円。著者は鉄道省役人を経て自民党議員になり、自民党国鉄基本問題調査会会長になった人で、マスコミが国鉄の分割民営反対と言っていた中での、政府側の考えを知る資料ということで。
宮脇俊三の単行本が何冊か並んでいた。何冊か手にしてみると、いずれも1冊300円となっているので、宮脇俊三・原田勝正「時刻表→駅→切符」(徳間書店1981・10)300円と、宮脇俊三「台湾鉄路千公里」(角川書店1980・12・初版帯付き)300円を選び取る。
同じ棚で、堤康次郎「苦闘三十年」(三康文化研究所1962・6・函)300円を手にする。西武鉄道創業者として、東京の屎尿を運ぶ黄金電車の話とか、東急との箱根山戦争の話など。
石田千「踏切みやげ」(平凡社2008・5)300円は、踏切を題材にした下町エッセイと言ったところ。
続けて、古書店街巡り。シャッターが閉まっている店が多く、貼られている案内によると、週明けの6日から営業のところが多い模様。幸いと、いつも寄る店は仕事始めの所が多く、ぼちぼちと立ち寄っていく。
澤口書店では、ジャンル毎の位置がすっかり変わっていて戸惑う。鉄道書は最奥の方になっていて、人が多いと不便そう。今回も、先に棚を眺めている人が二人いて、入り込むことができなかった。
秦川堂で、電気学会電気用語標準特別委員会「電気学会電気専門用語集No.7電気鉄道」(コロナ社1967・1)500円を購入。電気鉄道用語の読みを記したローマ字表記と英訳単語を記したもの。「架線」を調べてみたら、架線試験車の語があり、読みは「kasen-sikensya」とある。鉄道業界では、「架線」のことを「河川」や「下線」と言った同音異義語と区別するために、「がせん」と呼ぶ慣習があるが、必ずしも正式な読み方ではなく、現場での通用ということか。

水道橋14時50分発の中央線各駅停車で高円寺へ。

杉並書友会が開かれている西部古書会館へと立ち寄る。
店頭の棚で、野間清二「私の半生・修養雑話」(野間教育研究所特別紀要1999・6)100円を購入。分厚いハードカバーで非売品なのだが、すでに発売された本の再録のためか、この値段。
伊東宗裕「別冊太陽 京都古地図散歩」(平凡社1994・7)500円。フルカラーで、平安から江戸までの古地図を掲載したり、当時と現在の地図を対比させたりしたもの。
鉄道書が並んでいる棚があり、値札を見たら、よく鉄道書を出品している三崎堂だった。よく鉄道書が続くものだと思う。国鉄退職者の名簿を見て、当たりを付けているのかもしれない。
日本貨物鉄道株式会社「新入社員ハンドブック」(日本貨物鉄道株式会社1997・4)100円。タイトルの通りの本で、JR貨物の概要を知る資料として。
日本貨物鉄道株式会社東北支社「新任者の手引」(日本貨物鉄道株式会社東北支社1996・7)100円。こちらは、貨物の入れかえにおける、ブレーキ操作や手旗信号などを、フルカラーで紹介したもので、資料として面白い。
同じ三崎堂で、宮脇俊三「宮脇俊三対話集 鉄道に生きる人たち」(中央書院1987・5)300円を購入。今日は、宮脇の珍しい本が集まる。ちょっとしたお年玉か。
盛岡鉄道管理局「ろーかる漫歩―各駅停車の旅―」(盛岡鉄道管理局1976・8)300円。盛岡鉄道管理局内の駅長130人が、各駅について、周辺の観光ガイドを記したもの。各駅の見取り図があるのが貴重。
降幡利治「信濃文庫シリーズ8信濃鉄道むかし話」(郷土出版1978・6・函)500円。鉄道建設に関するエピソードだが、長野に関するよりも、日本の鉄道史に関することの方が多くを占めている。
デコ有限会社編「たのしい中央線」(太田出版2005・4)200円。各ライターによる、中央線沿線のサブカルエッセイ集と言ったところで、中央線そのものに関する記事は無いが、路線の特徴を知るということで。

購入
小林一郎「「ガード下」の誕生――鉄道と都市の近代史」(祥伝社新書)
宮脇俊三「時刻表昭和史」(角川文庫)
宮脇俊三「椰子が笑う汽車は行く」(文春文庫)
茨城県立歴史館史料部編「茨城県立歴史館史料叢書7鉄道関係史料Ⅰ」(ぎょうせい)
広文庫「鉄心斉文庫蔵(国鉄100年記念)明治鉄道錦絵展」(三協印刷)
日本鉄道建設公団青函建設局「津軽海峡線工事誌(青函トンネル)」(日本鉄道建設公団青函建設局)
鈴木弘毅「東西「駅そば」探訪」(交通新聞社新書)
中村建治「地下鉄誕生」(交通新聞社新書)
ディヴィス・ウィルバーン「鉄路17万マイルの興亡」(日本経済評論社)
後郷吉彦「満鉄・鉄道警察の闘い」(大湊書房)
「地球の歩き方」編集室編「ヨーロッパ鉄道ハンドブック」(ダイヤモンド社)
首都交通研究会「首都交通研究―首都交通対策研究報告書―」(首都交通研究会)
三浦綾子「塩狩峠」(新潮文庫)
盛岡鉄道管理局「鉄道100年東北の蒸気機関車」(盛岡鉄道管理局)
東京都「都史紀要三十三東京馬車鉄道」(東京都)
柿崎一郎「タイ経済と鉄道 1885~1935年」(日本経済評論社)


閲覧
三好好三「小田急電鉄 半世紀の軌跡」(彩流社)
椎橋俊之「SL機関士の太平洋戦争」(筑摩選書)
原武史選「松本清張傑作選 時刻表を殺意が走る」(新潮文庫)
白土貞夫編著「千葉の鉄道」(彩流社)
松尾定行「蒸気機関車誕生」(クラッセ)
牛山隆信・西本裕隆「秘境駅の歩き方」(ソフトバンク新書)


チェック
日本国有鉄道編「鉄道旅行案内(関東編)」(日本交通公社1950年)