読み鉄ブログ-いろいろと読みたい本があるんで-


日本国有鉄道監査委員会「監査委員会30年の記録」(B5判、全598ページ、日本国有鉄道監査委員会1987年3月発行(奥付無し))
目次
第1章 監査委員会の組織及び機能(p1)
第2章 監査報告書からみた30年(p6)
第3章 監査の実績(p19)
 1 年度監査(p19)
 2 特別監査(p414)
 3 意見具申(p455)
統計資料(p460)
年譜(p568)
参考資料
 1 日本国有鉄道法(抜粋)(p580)
 2 日本国有鉄道監査委員会運営規程(p583)
 3 日本国有鉄道経営再建促進特別措置法(抜粋)(p584)
 4 歴代監査委員会委員長及び委員(p585)
 5 歴代監査委員会事務局長及び審議役(p589)
 6 歴代監査委員会主要事務局員(p591)
角本良平「国鉄改革」(交通新聞社)の参考文献として挙げられているのだが、現物を見ようと思って調べてみると、なぜか岡山県立図書館だけが架蔵しているとの結果が出て、どういう内容なのか分からないでいた本。結局、近所にあったポポンデッタに立ち寄ったら、525円で売っていたので、ありがたく買ったというオチ。これだから、古本屋巡りは止められない。
現物の方は、簡易製本ではなく表紙付きで、きちんと製本されたもので、部内資料とかでも無いようなので、どうして流通していないのか不明。
さて中身はと言うと、主なものは、第3章-1の各年度監査報告書の抄録となっている。監査報告書そのものは、東日本鉄道文化財団からpdfとしてまとめて販売されているので、本書だけの記事、というものではなし。その他、「統計資料」については、監査報告書が出た期間の各種統計データが掲載されているが、こちらも代替資料で補完可。

川島令三「東京圏通勤電車 どの路線が速くて便利か」(B6判、全344ページ、草思社2006年5月2日発行、定価1500円+税)
タイトルからすると現状分析のようだが、中身はいつもの川島節。福知山線の事故があったということで、以前に比べればトーンダウンしているが。利用者視点で改善を提案する、ということ自体は良いのだが、それによって、鉄道会社にはどれほどの収入増があるかを提示できないと、単なるマニアの要望で終わってしまう。今後は高齢化に伴い利用者の減少が予想される各鉄道会社には厳しいことであろう。
島秀雄編「東京駅誕生 お雇い外国人バルツァーの論文発見」(A5判、全260ページ、鹿島出版会1990年6月20日発行、定価3800円+税)
バルツァーというのは、明治時代のお雇い外国人の一人で、出身地はドイツとなっている。本書は、編者の島の安次郎が残したバルツァーの論文が発見されたのを機会に出版されたもので、冒頭がバルツァー論文の翻訳、中盤以降が、建築史を中心とした東京の鉄道の発展、並びにお雇い外国人の話となっている。
バルツァーの論文は、現在の東京JR路線図に近いものとなっており、論文そのものはドイツで発表されたもののため、直接的な影響は定かではないが、明治期の鉄道建設を知るには良い資料と言える。