中村建治「東海道線誕生 鉄道の父・井上勝の生涯」(B6判、全256ページ、イカロス出版2009年4月3日発行、定価1619円+税)
「まえがき」によると「史実に基づくフィクション」ということで、登場人物の台詞のやりとりと言ったものは、作者の想像で埋めていったのだろうが、エピソードなどにフィクションは無い模様。技術に偏りがちな鉄道史の中では、人物に重きを置いたものとしても良書だし、参考文献も多数となっているので、ここからさらに探究していくこともできるものとなっている。
松田英孝「テレホンオレンジカード・カタログ」(A5判、全234ページ、徳間書店1986年8月31日発行、定価1800円)
バブル期に出版された、類書と同じくプリペイドカードの図面と共に、評価額を掲載したもの。オレンジカードに関しては、巻末の方に少しだけ載っている程度なので、類書を手にした方が良い。
須田寛「東海道新幹線 その足どりとリニアへの展望」(A5判、全320ページ、大正出版1989年10月1日発行、定価1650円+税)
新幹線の営業サービスに携わった著者だけあって、利用者面から見た新幹線の変遷が描かれており、どうしても車両と言ったハード面に偏りがちな鉄道書の中では、異なった観点を与えてくれる本となっている。