熊本鉄道郵便局郵趣会「さよなら鉄道郵便」(B5横判、全14ページ、熊本鉄道郵便局郵趣会1986年10月1日発行)
鉄道郵便の廃止に合わせて編まれた冊子で、「熊本鉄道郵便局沿革(抜粋)」が1ページ分掲載されている他は、当時の鉄道郵便印が押された鉄道郵便ダイヤなど、資料というよりかは記念誌的な面が強い。

井上純三編「鉄道100年記念出版 鉄道と郵便 通信日附印と局名表」(B5判、全40ページ、いずみ切手研究会1972年8月15日発行、定価600円)
「はじめに」によると、「普通の鉄道郵便日附印については「てつゆう」という専門誌や、「消印とエンタイヤ」、その他多くの誌上にとりあげられて来ましたが、特印類を1冊にまとめたものは、なかった」ということで、鉄道の記念行事などがデザインされた、通信日附印を集めたもの。国内だけでなく、戦前の満州や樺太のものまで集められている。


森従太郎「鉄道貨物帳表取扱の指針」(B6判、全332ページ、交通展望社1935年11月25日初版発行・1940年9月5日改訂版発行、定価1円80銭)
目次
第一 総則(p1)
第二 通則(p9)
第三 貨物運送状(p11)
第四 貨物通知書(p65)
第五 再製用貨物通知書(p137)
第六 貨物引換証及船荷証券(p140)
第七 諸料金切符(p148)
第八 指図帳表取扱(p169)
第九 貨物指図通告書(p171)
第十 接続駅経由車輛旬報(p179)
第十一 貨物賃日報(p183)
第十二 専用線収入月報(p195)
第十三 輸出貨物運賃割戻(p203)
第十四 集貨証明票(p207)
第十五 配達証明票(p212)
第十六 指定店名義配達内訳書(p218)
第十七 代金引換手数料票(p220)
第十八 鉄道軍用輸送券(p222)
第十九 後約荷物賃金調書(p226)
第二十 予納荷物賃金調書(p230)
第二十一 証憑引換過誤納払戻(p234)
第二十二 払戻日報(p237)
第二十三 荷物賃訂正通知書(p241)
第二十四 荷物賃訂正命令書(p307)
第二十五 更生依頼書(p311)
第二十六 関税立替金通知書(p317)
第二十七 領収証(p321)
第二十八 荷物引換代金支払及代金引換取消其ノ他帳表(p313)
第二十九 年度区分(p327)
第三十 保存期間(p329)
書名からすると、浦田慎「貨車車票の歴史(戦前篇)」(貨物鉄道博物館)のようなものに思えるが、中身は車票ではなく、貨物の受け渡しで用いられる書類の書式を集めたもの。具体的な書類の書式、及びその記入例が一通り載っているのは資料としては貴重だが、当時の貨物の運賃や、荷物発送の際の手続き方法などは記されておらず、戦後に比べれば遙かに貨物の需要が大きかった戦前の状況を知るには不足。