5月に父が癌かもしれないって

ブログに書きました。


心配していただいたし

慰めていただいたし

早く元気になるようにって

一緒に祈ってもくださった。

フォロワーの皆さんに感謝しています。


父の様子について 報告しておきます。


検査の結果 父はステージ2の肝臓癌でした。

それも見つけにくい場所にある癌で 

『よく見つけてもらいましたね。

 発見されずに手遅れになりやすい所の癌が

 手術できる条件のうちに見つかって

 幸運でしたよ』って

お医者さんに言われました。


看護師の妹は検査する前から私と母に

『手術ができるならしたほうが良い。

 でも手術ができないなら治療せず

 太く短く生きる選択もある』と言ってた。


冷たいようにも聞こえたけど

医療現場で 多くの患者さんをみてきて

高齢者の場合特に

苦しい治療に耐えて耐えて耐え抜いたのに

元気で生きていられる時間が 

あまりにも少ないと感じることが多くて

もう高齢だし 完治してもこの先

10年生きられるか…90歳とっくに越えちゃうし

苦しい思いをして治療して

再発してまた治療する率も考えると

治療せず好きな事をして亡くなった方が

苦しい時間が少くない分幸せかもと。


そのくらい 辛い治療らしい。

自覚症状は全く無く 毎日スポーツクラブで

筋トレをして汗を流すくらい元気だから

妹の言いたい事もよく分かる。


とにかく幸運なことに手術できるし

7割位の人が 5年くらいの間に再発するとか

ステージ2の5年生存率が半分以下とか

考えると辛くなってくるし

あまり再発とか考えたくないので

半分近い人は5年以上生きていられると

いい方向に考える事にしました。


父にも 

『手遅れになるまで見つかりにくい所の癌が

 手術できるうちに見つかるなんて

 めちゃくちゃラッキーだよ。

 きっと手術もうまくいって

 あっという間に退院して

 嘘みたいに長生きできるよ』

って言いました。

だから父も元気になる気満々でした。


父の肝臓を半分摘出したいと説明され

『半分も取るの?』と思いましたが

肝臓は元気なら3分の1しかなくても

しっかり働くらしいです。


ただ父の場合 半分摘出可能かを知るために

肝機能の検査をされた時

お酒大好きで 若い時から浴びるほど呑んで

肝臓を大事にしてきたとは言えない父なので

肝機能は良くないだろう…と皆が予想した通り

半分の摘出は無理だと判断され

『3分の1程度 様子を見ながら可能な限り

 摘出する』って事になりました。


医師からは手術がうまく行って

問題も起こらず経過が良ければ術後2週間で

退院できると話されました。

ただあくまでも何も起こらず経過が良ければ

ですけど…。


それでも『手術できるなら したほうが良い』

妹もそう言っていたし

父も母も私も簡単に考えていました。

何も言わなかったけど多分妹は私達みたいに

簡単には考えてはいなかったと思いますけど。


入院する前日もスポーツクラブで筋トレして

『自分は元気だ』と確信した父は

最短2週間で退院する気満々で

小さいトレーニング道具まで鞄にしのばせて

母に笑われながら病院に行きました。


手術も何事もなく予定時間通り順調に終わって

父も母も私も

父は2週間ほどで帰ってくると

信じて疑ってはいませんでした。


父は今も病院にいます。


もう数日で入院してから2ヶ月になります

酷い時期は脱したような気がしますが

頑張りすぎると 脚がパンパンになり

夜になると熱が出たり

なんか色々あるようで 点滴したりしてます。 



考えてみれば いくら鍛えて元気な父でも

肝臓だけはボロボロ

それは家族全員わかっていた事だし

半分取りたかったのに3分の1程度の摘出

それだって『様子を見ながら 

しっかり機能する程度に残します』だから

もしかしたら3分の1までも取れてないかも

そのボロボロの肝臓が

頑張って働こうとしてるんだから

思った以上に簡単ではないのかもしれない。


妹に聞いても

『機能に問題のない肝臓ではないのだから

 取ってみなくちゃわからない所はある。

 医師を信じて父さんの回復力を信じて

 待ってるしかない』と


父は糖尿病ではないのですが 少しだけ

血糖値が高めなのも手術前から妹は気にしてて

『気をつけていれば気にするほどの

 数値ではないって(かかりつけ医)が

 言ってたから大丈夫よ』と

母は言っていたけど

病院では 時々血糖値が高くなるらしく

インシュリンを射たれています。


妹は 尿が出にくかったり脚に水が溜まって

浮腫んで動けなかったりするから

血糖値が上がっているだけで

動けるようになればさがってくるし

インシュリン射ってくれてるし大丈夫と

妹は言うけど


母も私も わからないから 心配です。


幸い コロナ禍の頃のように

全く面会できないといったことはなく

平日の午後 週3回まで 1回30分程度と

制限はあるものの

面会に行けるのでまだ良かったです。


母は1日おきに面会に行き

私は仕事の時間と面会可能な時間がかぶるので

時々 夫に頼んで仕事を早くあがって

母について行きます。


なかなか面会に行けないので

入院してから暫くの間は毎日 今は時々

私も妹も父にLINEをしていますが

一度も返信はきませんが

術後数週間は 苦しいし余裕もないのか

既読すら付きませんでしたから

今は既読がついているだけ安心してます。


父は私や妹には返信しないけど

母には毎朝 起きてすぐくらいに

だから朝5時とかって時もあるんだけど

LINEがくるし 日に1回は必ず電話があるって

嬉しそうにしていました。

その分LINEが来なかったり電話がないと

心配でオロオロになってしまいますけど 

最近は そこまで体調が悪くないのか

ない日はないようです。


長くなったので 続きます。