No.182 オキザヨリ ダツ目ダツ科 海水魚
初釣日場 2010.9.30 大分県大分 自己最大48cm
オキザヨリ 48cm 2010.9.30 大分県大分 ルアー:ウェイビー65S(写真全て同個体)
波の静かな海岸から、軽量ミノーで釣れたオキザヨリ。 着水からのリーリング直後、近くでダツっぽい魚が跳ね、すぐにヒット。 ルアーを見つけたオキザヨリが興奮して飛び跳ね、ルアーを追ってそのまま食ったと思われる。
オキザヨリはトビウオのように尾ビレ下葉が上葉より大きく、水を蹴ると水面から飛び出しやすいのかもしれない。
この釣り場は玉砂利の海岸で、玉砂利の色が黒一色であることから景勝地となっている。
観光客用に駐車場があったからふらりと立ち寄って、ほかに観光客がいなく迷惑にならなさそうだからちょっと釣りをしてみたら、思いもかけずオキザヨリが釣れた。
オキザヨリは名前に「サヨリ」と付くがダツの仲間。 釣れた直後は体側に数本の横縞がある。
オキザヨリの顔
クチバシの尖ったニードルヘッド。 ダツに似るが、ダツよりも太短い。
瞳の形は上方重視のハート型。
ルアーを外して、側面をもう一度
時間が経つと横縞が薄くなった。
背面
尾ビレ付け根に「隆起線」と呼ばれる水平に突き出た水切り板状の突起がある。
細長いわりにはむっちりとしていて、食べてみたくなるカタチ。
上記48センチのオキザヨリを食べてみた。
道の駅の水場をお借りして、オキザヨリをさばく。
バケツに入れておいたので、くりん と丸い形に死後硬直。
腹面
腹を下にバケツに入れていたから腹面も平たく硬直したのか、断面形状は板に乗ったかまぼこ型。
グググっと、伸ばしてみる。
三枚下ろし
長い身が取れた。 身は締まっていて透明感がある。 この時点でうまそう。
姿造り風に盛り付けてみた
半身を乗せて、空いたところに姿造り風に頭を立てて盛り付けてみた。 大根のツマ的な、血を吸い取ってくれるものがなく、流れ出た血がちょっと なまなましい。
沖細魚のお造り
残り半身も乗せて お皿に1尾分を盛り付けて、出来上がり。
これはうまい。 オキザヨリのしっかりとした味があり、美味。 焼酎の肴にいただいた。
こちらの道の駅には入浴施設も併設されていて、入浴前に魚をさばいて、入浴後にお酒を飲みながら、ゆっくりといただくことができた。 入浴施設併設の道の駅は、とてもありがたい。
ちなみにこちらの入浴施設には「死海の湯」なるお風呂があり、中東の死海を模してお湯の塩分濃度が非常に高く、浴槽に入ると体が浮き、独特の浮遊感覚が味わえた。 とてもおもしろいお風呂であった。
料理地:大分県佐伯 道の駅やよい 2010.9.30