No.229 ケムシカジカ スズキ目カジカ亜目ケムシカジカ科 海水魚
初釣日場 2024.11.21 北海道室蘭 自己最大40cm
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ケムシカジカ 36cm 2024.11.21 北海道室蘭 ルアー:パワーシャッド5(写真1~8同個体)
朝、港からのワームのキャスティングで、初めて釣ったケムシカジカ。
2024年10月から始めたケムシカジカねらいの釣行4度目(室蘭は2度目)の24シーズンラスト釣行にて。 前日の昼前から釣り始めて夜も仮眠以外は釣り続け、朝8:00タイムアップの直前にやっと釣れた。 いや、これはうれしい。
朝日に照らされて、コルクグリップに写る影がケムシっ。
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側面
第1背ビレが特徴的。 ピローンピローンとなっている。
ケムシカジカは体表にウロコがなく、皮は小いぼ突起に覆われている。 ヌメリもなく、ざらりとした触感。 ヌメリがなくていぼいぼだから、朝日を受けてもキラキラしない。
ケムシカジカが泳ぐ映像を見たことがあるが、尾ばたき(尾を振って泳ぐ動作)の回数の割には進むスピードが遅く見えた。 これはおそらく船底にフジツボが付くと船が遅くなる原理と同じで、体表の小いぼ突起が水の抵抗を大きく受けて進みにくいのではないか。
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背面
エラブタ上方にオレンジ色のネコ耳のような部分がある。 背面も小突起が目立つ。
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腹面
やはり皮が独特の質感で、かじかのぬいぐるみ のようにも見える。
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タライに入れて
水の中では第1背ビレのピロンピロンの棘が左右にバラバラに倒れるのが興味深い。
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ケムシカジカの顔
顔にはたくさんの皮弁が生えている。
顔の皮弁や第1背ビレのピロンピロンの棘は、海底で岩や藻などへの擬態に役立っているとのこと。
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ケムシカジカを上から
ギスカジカなどのカジカ科の海カジカも十分かっこいいが、ひとつ不満なところが下あごがバックしていて上から下あごが見えないところ。 ケムシカジカ科のケムシカジカは受け口で、上からでも下あごが見えてメチャメチャかっこいい。 ただでさえかっこいい海カジカにさらにかっこいい要素の受け口が加わったケムシカジカは、もう、中に乗り込んで操縦したいカッコよさ。
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ケムシカジカを釣り終えて
ケムシカジカはねらいはじめてから4度目の釣行で釣ることができたが、釣れたときは感動的なうれしさであった。
直近の新魚種ゲットは2023年のメガネカスベ(釣魚No.224)、マアナゴ(225)、サンマ(226)、2024年のトウガレイ(227)であるが、この4種は幸運にもいずれも1度目の釣行で釣ることができてうれしかったのであるが、3度釣れなかった後に釣れたケムシカジカはうれしさがさらに大きかったと思う。 1回の釣行で釣ることももちろん素敵なことだが、ある程度苦労して釣るとまた違った価値があるのかもしれない。
ただ、一発で釣れないと次回行くまでの間にあれやこれやと改善策を考えて、その結果、必要性の低い釣り具まで買い足してしまう。 タックルボックスの中のムダな釣り具はそうして増えてゆくのだ。
ちなみに竿は3本使用。 1本はケムシカジカを釣ったルアー用(右)、2本はエサ釣り用で1本が足元に落とし込みのルアーロッド(左)、1本がぶっこみの投げ竿(中)。
ケムシカジカが釣りたすぎて勝手に追い詰められて竿を3本も出したが、結局ルアーで釣れた。
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ケムシカジカ 40cm 2025.10.29 北海道室蘭 えさ:オオナゴ(写真9・10同個体)
日中に港岸壁から、オオナゴ餌の垂らし釣りで釣れた。
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ケムシカジカ 36cm 2025.10.29 北海道室蘭 えさ:活マサバ
夕方、港岸壁で釣れたケムシカジカ。 メタルジグで釣った小型のマサバを針に付けた泳がせ釣りで釣れた。


毛虫鰍 北海道室蘭産 36cm
写真1のケムシカジカを食べてみた。
解体は頭を落として内臓を抜き、皮を剥いで三枚に下ろす。
頭とカマ、肝、胃袋、皮、ウイング(胸ビレ)と背骨中骨は取り置く。
毛虫鰍の魚玉スープ
身をつみれ(魚玉)にして毛虫鰍のあらで取ったスープで食べる魚玉スープをつくってみる。

材料
具材の材料は細かく叩いたケムシカジカの身とチンゲン菜、すり下ろしたしょうが、
スープの材料はケムシカジカのあら(頭、カマ、ヒレ付き背骨中骨、腹骨血合い骨の身)、スライスしたしょうが、長ねぎの白い部分。
叩いた身に塩とすり下ろしたしょうがを加えてほどよく練り混ぜ、魚玉をつくる。 鶏卵LLサイズほどの大きさで2個できた。
スープはあらを一度熱湯に通して臭みを取り、しょうがと長ねぎとなべに入れて水を適量入れて火にかける。 しょうゆと塩で味付け。
魚玉は塩を加えた熱湯の中で5分くらいそっと茹でる。 チンゲン菜も先に茹でておく。

毛虫鰍の魚玉スープ 料理日:2024.11.25
器に魚玉を入れてスープを注いで、チンゲン菜を飾ってできあがり。
魚玉は思惑通りにぼそぼそとした食感で、しょうがの量も丁度良く、おいしい。 しょうがを使った料理はあまり経験がなくどのくらいの量を入れてよいのかわからなかったが、スープも生姜生姜していなく丁度良く、毛虫鰍出汁の効いたおいしいスープになった。
ただ、魚玉の白っぽい色と器の白色がかぶって、魚玉があまり目立たないような…。

毛虫鰍の魚玉スープ 料理日:2024.11.25
二杯目は器を色の濃いものに替えて、白っぽい魚玉が目立つように。
こうすると、魚玉は目立つけど今度はスープの淡茶色が目立たなくなった。 料理と器の関係は奥が深い…。
毛虫鰍の皮と胃袋とチンゲン菜のピリ辛炒め
ケムシカジカの厚めの皮と、皮と同じような触感の胃袋は炒めものに。

材料は皮、胃袋、チンゲン菜、ニンニク、鷹の爪。
皮と胃袋は まな板に伸ばした状態で3~4センチに切る。
チンゲン菜もざくざくと切り、ニンニクは薄くスライス、鷹の爪は小口切りに。
サラダ油で炒め、塩としょうゆで味付け。

毛虫鰍の皮と胃袋とチンゲン菜のピリ辛炒め 料理日:2024.11.25
皮はざらり、むちっとした食感、胃袋はぶりぶりで、ピリ辛の味付けとよく合っておいしい。

毛虫鰍の刺身と蒸し肝 料理日:2024.11.27
身は刺身用に3切れだけ取り置いたもの。 肝はお酒をふりかけて蒸した。
ねぎとぽん酢でいただく。 肝が濃厚でおいしい。

毛虫鰍のウイングのひれ酒 料理日:2024.12.2
ケムシカジカのウイングは干した。 さっと炙って熱燗に入れる。
炙るとずいぶんと縮んだが、縮む分を予測できずに日本酒の量が多すぎた。 味は、なんか物足りない味。 なんでもかんでもひれ酒にすりゃいいってもんじゃねえんだぞ、といった味。

ケムシカジカ 2025.10.29 北海道室蘭
港からの垂らし釣り・泳がせ釣りでケムシカジカを4尾釣獲。(写真9・11の釣行時)
たらいの中の上から36cm(写真11)・30cm・40cm(写真9)・33cm。

毛虫鰍 北海道室蘭産
こちらのケムシカジカをいろいろな料理で食べてみた。

毛虫鰍の唐揚げ 料理日:2025.11.2
36センチ(写真11)は唐揚げに。
身はふわりと揚げて。 頭とカマは二度揚げでバリバリに。 おいしい。

毛虫鰍の供酢 料理日:2025.11.3
茨城県で食べられている「あんこうの供酢」をケムシカジカでつくってみた。
材料は食べる主材が写真9の40センチの身と胃袋と肝と皮、つけたれの肝酢味噌用で36と33センチの肝、味噌、酢、砂糖。
身と皮と胃袋は食べやすい大きさに切って、塩を少し加えたお湯で茹でる。 肝も茹でる。
味噌は焼いて、茹でた36と33センチの肝と砂糖と酢とをまぜ合わせて供酢味噌をつくる。
茹でてから冷ました身と胃袋と肝と皮を、供酢味噌につけていただく。
供酢味噌が甘くて濃厚で、とてもおいしい。
胃袋もぶりぶりで、肝もコクがあっておいしい。 身も供酢味噌とすごく合ってうまい。
やさしい甘さの供酢が、疲れた心にやわらかな火を灯す。

毛虫鰍の刺身 料理日:2025.11.5
写真9の40センチの身を少しお刺身で。
わさび醤油でいただくと、ほんのりと甘く、美味。

毛虫鰍の胃袋を供酢味噌と 料理日:2025.11.5
36センチ(写真11)と33センチの胃袋は茹でて、同じく36と33の肝をつかった供酢味噌と。

毛虫鰍のみそ汁 料理日:2025.11.4
30センチはみそ汁に。 ケムシカジカの出汁がしみ入るうまさ。

毛虫鰍の卵の醤油漬け 料理日:2025.11.05
36センチ(写真11)の卵を醤油漬けに。 卵の大きさは3ミリほど。
コリコリとした食感で弾力はそれほどなく、奥歯でコリっと噛める。
おいしい。 魚卵の濃厚なうまみが楽しめる。
※毛虫鰍の供酢、唐揚げ、刺身、みそ汁、卵の醤油漬け の詳しい記事は
「番外編 釣行記 道央の港でケムシカジカ。の巻」に掲載
撮影機材 釣りパート:Nikon COOLPIX W300
Nikon D610 AI AF Nikkor 50mm f/1.4D
料理パート:Nikon D610 AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
釣りと料理と写真 by 箆仁
更新
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