先ずは 龍珠伝 の感想から~

 

 

( 簡単なドラマの概要、あらすじ等は こちら◆ )

 

 

 

 

※リンクの記事は4月頃に一度投稿済みなのですが、

内容を詰め込み過ぎたため2つに分け整理しました。

不慣れなことも手伝って一つが最新日付での更新となってしまいましたスミマセン。

 

 

 

 

 

 

 

 

GW初めの頃に龍珠伝が開始された時から、

 

なんとなく 自分の中でそれほどにはハマらなそうな予感が大きかったので、

 

 

最初の紹介もおざなり程度でしたが。

 

全話視聴を終えて。

 

 

ヒロインは巷で評判のヤンズー。

(彼女の作品は初めてなので、その評判がどれ程のものなのか興味は有りました。)

 

 

近年制作のドラマなので映像やら衣装は非常に綺麗だが、

ドラマの内容としては正直微妙。

展開がゆるゆる、構成やら脚本がかなり雑です。

 

1話からさほど嵌るでもなかったが、

その内、いつか面白くなるかな~と幾ばくかの期待を抱いてきましたが…。

 

 

 

 

 

結局、一切のミラクルは起こらず終い。

やはり、己の直感に間違いは無かった。

 

 

 

 

 

 

中核登場人物の一人が康煕帝ということもあり

ざっくり言ってしまうと

 

 

 

 

金庸原作「鹿鼎記」

女性版物語  

 

的な印象が強い。

 

 

 

 

なんていうか

登場人物、時代設定など

何かと重なる部分が多い んですね。

 

 

 

 

そうずっと思いながら視聴していたら、

 

『龍珠伝』最終回5話前辺りから

 

ハンドン主演「鹿鼎記」がGyaOで再び放送されまして。

 

 

運営さん上手いことやってくれます。

(GyaOの華流部門の担当者と考える事同じだった?なんて思ったりもして)

 

 

 

 

 

龍珠伝

鹿鼎記の設定を意識した??と思わずにはいられない設定。

作品の主人公が ”男か女” かの性差がある為、多少の異なる点はある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆龍珠伝と鹿鼎記の ” 類似点 "

 

 

・主人公は非常に人懐っこく義に厚い。

 

・主人公は ” 反清復明 " を唱える組織に所属

(反清復明 とは現王朝である清国を滅ぼし、清に滅ぼされた明国の復興を狙うこと)

 

 

・主人公と康煕帝はひょんな出会いから親交を深める。→義兄弟の契り

 

・康煕帝と共に皇帝三代に使えたオーバイ(オボイ)を倒す

 

 

 

・物語は常に ””そんなバナナ的展開””で

主人公が難局を切り抜け康熙帝の信頼を得てゆく。

(そんなバナナという表現は古いのは重々承知なんですが、

視聴された方ならご理解いただけるであろう、適した表現かと)

 

 

・ベテラン俳優、何中華(ホー・チョンホア)氏が龍珠伝と鹿鼎記の両作品中

”反清復明の中心幹部” として主人公と深い関わりを持つ重要な役柄。

龍珠伝では明珠谷の中心幹部と康煕帝の腹心宦官の双児 一人二役を演じた。

 

何中華(ホー・チョンホア)氏

 

 

 

 

・ドラマの肝の一つでもあるお宝を探し求める主人公

 

龍珠伝 →3本の鍵と宝箱に明朝の莫大な財宝が秘められている

( だったと…うろ覚えですが )

 

鹿鼎記 四拾弐章経が八部存在し、

その経典に隠された地図を合わせると龍脈に財宝が眠ってる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆龍珠伝と鹿鼎記 ” 相違点 "

 

主人公と康煕帝の関係

主人公に  男女の性差 があるが故に

”恋愛面の描き方が異なる”

 

 

 

 

 

龍珠伝

主人公と康熙帝の関係~

許嫁が居ながら康煕帝に想いを寄せられ、ヒロインも内心、康熙帝に惹かれている。

だが明国最後の正当な皇帝の血統を守る為にも、組織から康熙帝との恋愛に大反対を受けている。

 

要は ロミジュリ状態

 

ヒロインに恋する男は康煕帝、許嫁と同門師兄の計3人で、

彼らは皆、ヒロインひとすじ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鹿鼎記

主人公と康熙帝の関係~

 

義兄弟の契りを結んだ親友と言えど、臣下の枠は超えない。

男色要素もナシ。

主人公は惚れっぽく美人に弱い、7人の妻を持つ。艶福家。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆龍珠伝の困った点

 

主要の女性キャスト同士、男性キャスト同士が似すぎ

 

・ヒロインの易歓役ヤンズ- × 同門師姉のシュー・チャンが

 

↑ヤンズ-         ↑シュー・チャン

 

 

 

 

・康煕帝役チン・ジュンジエ × 易歓許嫁 朱慈煊役マオ・ズージュンが

 

↑チン・ジュンジエ     ↑マオ・ズージュン

 

 

各々似すぎて紛らわしい。

 

 

判別できるまでに暫し苦労しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆ヒロインと康熙帝との恋への

ドラマ結末の予想~

 

ドラマ視聴した当初の頃から

エンディングの映像に宮廷内の門扉を締めるシーンが 妙に印象的で。

 

 

 

過去記事にも紹介しましたが

ハウィックラウ主演作『皇帝の恋』

( ↑簡単なドラマの概要、あらすじ等は こちら◆ )

 

 

 

 

のヒロイン琳琅の様に閉じ込められて、

ヒロインは結局8皇子の生母に収まるのでは、と詠んでいたんです。

 

そうすれば、明国公主である易歓の出自も隠せるし、

正式には出来ないにしろ、想い合った二人が結ばれる手なのでは…と。

 

 

それと、

『鹿鼎記』をパクった?なら

『皇帝の恋』だって同時に!?

 

的可能性も有りえるかなと。

 

 

けれども、最期まで視聴してみると。

 

 

 

 

 

 

まぁーーーー酷い

酷過ぎるー 十万石饅頭だよ。

(本当のCMは旨い旨すぎるなんだけど、汗)

 

 

 

 

 

上記の予想を下回る雑さ満載、

なんじゃこりゃレベルのお粗末さにガッカリしましたね。

 

 

あれだけ、

朕に嫁げやなんやらとヒロインに揺さぶりかけて、

大風呂敷を広げて散々尺取ってたのに。

 

それまでも、かなりゆるゆる展開でツッコミ処多いのにも耐えてきましたが、

最後の最後でこんな結末って酷くないですか。

 

「 終わり良ければすべて良し 」 とはよく聴いたものですが…。

 

 

 

これで? 

 これが… ?

 

 

60億回

視聴作品なの??

 

そらないぜよ、なクオリティ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下、ネタバレ含まれます。ご注意下さい。

 

 

 

疑問1,易歓の死

 

易歓の衣服が血まみれで康熙帝に届けられるのみ。

 

死因や詳細は一切が明かされず、血まみれ衣服のみを写しだし視聴者に

 

結末を委ねようとしたのか?

 

それとも

 

単なる手抜き!?

 

事故で死んだ?とも

 

暗殺で死んだ?とも

(康熙帝の直属配下はヒロインを快く思ってなかったし)

 

死の偽装工作だったのか?

(易歓は明国最期の公主だから、何が何でも康煕帝とヒロインの結婚を阻止すべしと明珠谷の残党が死の偽装工作し、実は生きている?)

 

 

と、あれやこれやの色んな可能性が想像できるものの、曖昧なまま。

 

↑易歓の血まみれ衣装を見て、悲嘆する康煕帝

 

 

 

 

 

 

 

疑問2,朱慈煊(ヒロイン許嫁)の災難

 

許嫁であるヒロインと直前になって婚儀ならず、朱慈煊がやけ酒食らい酩酊。

そして、師妹である雪傾城を易歓と勘違い。

 

結局、はからずも初夜を迎えてしまった二人。

 

(雪傾城にしてみれば、

既成事実さえ持ち込めば全て丸め込めると思っていたんでしょうね。

げにげに腹黒で恐ろしい女だよ)

 

 

朝になって酔いが醒め事実を知った朱慈煊は、丸め込まれるどころか、

一層悲嘆に暮れてしまい…そんな彼を師妹は罵しるんです。

全てを知りながら共寝したのに後になって、いきなり被害者ぶるなんて

 

明らかなる「「「詐欺」」」行為でしょ。

 

 

 

泣きたいのは朱慈煊(ヒロイン許嫁)のほうだよあーた。

既に泣いてたけど。

 

 

彼は易歓だとだまし討され ” 事に及んだのだから ”。

もう、ふんだり蹴ったり、天国と地獄の あはれな展開。

 

 

 

 

 

 

 

 

疑問3,秘宝の謎が迷宮入り

 

秘宝の大箱も三本の鍵も康熙帝の許に揃ったのに、

秘宝が公開されないまま有耶無耶収束。

全部揃ったなら秘宝も見せなきゃ意味ないよねぇ。

全く雑すぎ。

 

 

 

 

 

 

 

 

疑問4, 明珠谷の組織幹部は間諜だらけ

 

下っ端雑魚クラスに間諜が紛れる程度なら話は判るのですが、

 

幹部クラスの ほぼ半分が間諜 に侵食・汚染って 

ザルもザルすぎ。

貴重な情報が敵側(康煕帝、呉三桂)に全部筒抜け。

 

 

 

 

というわけで、

映像が綺麗なだけの、全体的に雑でツッコミ処満載な作品でした。

 

これなら、まだ

ハンドン版『鹿鼎記』のが断然面白い。


 

次にGyaOで放送があっても、

 

もう二度と見なくていいや と思うレベルでした~。

 

 

 

但し、

OP曲とED曲は 

 

丁寧に作られている感じで

結構好き

 

保存版にしてます

 

 

 

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