月一回の短歌講座で、天王寺に通ってます。
なみの亜子センセイに教えていただいたことなどをちょこっとおすそわけ。
今回は2回目登場のひとりしずかさんです。
1回目は→2023.6.19のブログです。確か昨年5月から参加されてたかなぁ?
余談になりますがこの短歌のクラス、人気があるようで順番待ちの方がおられるとか…
では、いつものやってみよ~う
●〇●〇●〇〇題詠 「鈴」 1
鈴の音が聞こえてくれば焼き上がり チーズケーキの列は伸びゆく
ーーーーーーーーーーーーーーひとりしずか
添削後
鈴の音が聞こえてくれば焼き上がり チーズケーキの行列のびる
亜子センセイの解説
ケーキの「焼き上がり」を知らせる「鈴」とは、いいところを見つけましたね!
いきいきした感じも良いが、「チーズケーキ屋の行列」などとしたいところ。「ケーキ」が列をなしているようにも読めてしまうので。
ライカより…もう頭の中はチーズケーキでいっぱいです
画像はお借りしました。前から気になってたけど、「りくろーおじさんのチーズケーキ」を食べたことないんですぅ
●〇●〇●〇〇題詠 「鈴」 2
おみやげの三重の塔の土鈴振る るらるらるらと土の音する
ーーーーーーーーーーーーーーライカ
添削後
おみやげの三重の塔は土の鈴振れば鳴ります るらるらるらと
亜子センセイの解説
「音」の表現にオリジナリティと優しさがありとても良い。これを一首の主役に際立たせたい。「土の音」と説明しない方が良い。なるべくなだらかに響かせたい歌。
ライカより…「鈴」という題に苦労しました。ふと、「土鈴」→「浄瑠璃寺の土鈴」が思い出されました。他の思い出も一緒に。
たしか高校の教科書で堀辰雄の『浄瑠璃寺の春』の文章の一部が載っていて、なんか気になり20歳くらいの時に一人で浄瑠璃寺に行きました。何もかも新鮮で新緑が目に沁みるくらいで三重塔も美しかった。その思い出にと、浄瑠璃寺の三重塔の形の土鈴を買ったのでした。…って長くなってすみません。
うちのおもちゃ箱でほぼ50年寝てましたね。屋根がハゲハゲやけど。振ればなります るらるらるらと
●〇●〇● 自由詠1
ふるさとに無人の駅がまたできてしじまの中に電車を待てり
ーーーーーーーーーーーーーーひとりしずか
添削後
ふるさとのここも無人の駅となりしじまの中に電車を待ちぬ
亜子センセイの解説
さびれていく寂しさが良く伝わってくる。上句が少し散文的で緩い感じ。
下句、静けさを描いたのが良い。
ライカより…無人駅は寂しく哀愁ただようね。最近山口県に旅行してきて無人駅(もう使われてない駅)にいきました。その写真を2枚。
無人駅は寂しいけど、ぼ~っと昔を思い出すには良いところやね
すみません。今回はゆっきーさんではなく、ひとりしずか さんが正しいお名前です。
改めて、正しいお名前に訂正いたしました。
本日仕入れたひとりしずか さん情報
チーズケーキもお好きなようですが、甘さ控えめのパウンドケーキを作ったりされるようです
た、食べてみたい
本日もお越し頂きありがとうございました