セキセイインコ青月一回の短歌講座で、天王寺へ通ってます。

亜子センセイに教えていただいたことなどをちょこっとお裾分け。

今回はお馴染みのshuuさんの回です。(shuuさんの前回は→★2023.6.7です)セキセイインコ黄

 

ベル 題詠から行きましょうガーン

 

●  ●  ●  題詠 「玉子」1

 

たまご三つ割りてオムレツ作るなりシャンソン歌手のレシピ通りに

      

 〇〇〇〇〇〇 〇〇〇〇〇〇shuuさん

クラッカー  添削は無し

 

上差し亜子センセイの解説

 ふっくらとやわらかな表現が「オムレツ」とよく合っている。下の句の展開が面白くオシャレ。

 

パーライカより…卵三つが決めてやね。ふわっとしてそう目がハート

ところでこのシャンソン歌手ってどなただと想像しますか?

 

実は…平野レミさんじゃないんです。ご本人にききますと、石井好子さん。著書も『バタをひとさじ、たまごを3コ』や『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』というのもあるのでお料理好きな方なのですね。

 

これにオムレツがあるといいかも

 

●  ●  ●  題詠 「玉子」 2

 

ーー60年程前、丸亀城に観光に行き、土産屋で買ったゆで玉子がーー

 

腐りたるみやげもの屋のゆで玉子母の怒りにふるえる十歳

 

 〇〇〇〇〇〇 〇〇〇〇〇〇ライカ

 

添削後ダウン

 

腐りいしみやげもの屋のゆで玉子母の怒りのはげしかりにき

 

上差し亜子センセイの解説

初句は過去の時制にしてみては?下句、あれもこれも言おうとして説明的になっている。「母」が激しく怒った。そのインパクトに絞って表現してみては?

 

パーライカより…そっか~。そっちの方がインパクトが強いかぁ~ショック 子供の頃気弱だった私は、母が激怒し(まだ丸亀城近くに居たので)「今から、あの店に文句を言いに行くっムキーッ」って言うのがすごくこわかったんです。あと、どうしたのか覚えてないんですが、自分は気が弱かったなぁという思い出です。

 

これは湯村温泉のゆで卵ができる温泉場。33番を覚えといて約10分後に青いビニール紐を引き上げに来ます

 

●  ●  ●  自由詠 1

 

 

冬の朝一輪の薔薇ひらくなり茎は真すぐに吾も真すぐに

 

 〇〇〇〇〇〇 〇〇〇〇〇〇shuuさん

 

クラッカー  添削は無し

 

上差し亜子センセイの解説

冬の空気と凛とした花の姿が印象的な歌。「真すぐ」の繰り返しに、何か祈りや願いのような響きを感じる。

 

パーライカより…薔薇の咲きかけた花や茎の様子から自分を正そうとするなんて…。その謙虚さが尊い。

 

 

 

 

●  ●  ●  自由詠 2

 

棒きれと麦わら帽でできている老いたかかしよもう冬がきた

 

 〇〇〇〇〇〇 〇〇〇〇〇〇ライカ

添削後ダウン

 

棒きれと麦わら帽でできているかかしのじいちゃんもう冬がきた

 

上差し亜子センセイの解説

ほんわかする一首。「老いたかかし」と説明せず、「おじいさん」に見える「かかし」

などと表現してみては?

 

パーライカより…ダウンこれがかかしのじいちゃんです。とってもわかりにくいところにあるので、誰にも言ってません。

 

 

 

ニコ本日もお越しいただきありがとうございましたお茶

 

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