こんにちは。
最近では珍しく長かった梅雨が漸く終わり、猛暑の日々がやってきました。
鮎釣りも各地で水量が多く、難しい夏のようです。
古物市場も40度近い建屋の中で、休み休みの運営が行われています。
集中力が切れてボーとした意識の中で品物が流れていきます。
今年の夏は当店では断捨離をすると決めています。
なかなか縁付かない品物や流通経路に乗せ切れない品物を見切ろうと思っています。
さて今日は少し変わった中皿の紹介です。
見込みには松竹梅が描かれています。
その周囲の輪には墨弾きで網目模様のようなものが描かれています。
何を表わしているのでしょうか?その外側の文様もちょっと不思議です。
少し濃いめの雲のような窓の中や外に薄めの呉須の墨弾きでなにやら文様が描かれています。
上流から流れくる大河若しくは波や雲を表わしているように感じます。
網目模様の輪も、流れ若しくは水平線を表わしているのかもしれません。
そう思うと窓と窓の間にあるものは、波に乗った桃に見えてきます。
桃太郎の昔話を思い出しました。(某コマーシャルの影響かな?)
少しこじつけかも知れませんが・・・・・
皿裏は線描きの唐草で、高台は低くお皿自体も平たい形です。
何重かの輪線の中に太明年成?の追銘があります。「成」の文字が当時の状況を表わしていて、微笑ましいですね。
この皿もキズがありますが、お気に入りの一つです。
染付 波柄?中皿
直径 25.8cm位 高さ 3.6cm位 高台径 15.3cm位
私どものホームページです。宜しければご覧ください。
http://raifuku-collection.com/
ではまた次回に。