~艦長、操舵士、整備兵、コックまで。宇宙戦艦の乗組員と24時間勤務を考察する~

おはこんにちは。どうも僕です。

今回のテーマは、宇宙戦艦の乗組員です。

前回は、地球連邦軍とジオン公国軍の艦艇性能を比較しました。

ホワイトベース、マゼラン、サラミス。

そして、ムサイ、チベ、ザンジバル。

それぞれの艦艇には異なる設計思想がありました。

しかし、記事を書きながら、ふと気になったことがあります。

あの巨大な宇宙戦艦、いったい何人で動かしているのでしょうか。

例えば、ホワイトベース。

全長262メートル。

巨大な船体に、メガ粒子砲、ミサイル、モビルスーツ格納庫、整備設備まで備えています。

ところが、アニメで目にする乗組員は驚くほど少ない。

ブライト。

ミライ。

セイラ。

オスカーとマーカー。

そして、アムロたち。

……。

いや、ちょっと待ってください。

この人数で、全長262メートルの軍艦を動かしているのでしょうか。

しかも、24時間。

敵の攻撃を受けながら。

モビルスーツの整備までして。

どう考えても、仕事量が多すぎます(笑)。

一方、ジオン軍のムサイ級も気になります。

シャアが乗っていたファルメル。

ドレンが指揮するキャメル艦隊。

艦橋には何人かの軍人がいますが、ほかの乗組員はあまり描かれません。

今回は、ホワイトベースとムサイ級の乗組員数を整理しながら、実際に必要な人数と仕事の割り振りを考えてみたいと思います。

なお、ホワイトベースの乗員定数には資料による違いがあります。ムサイ級については、今回確認できた資料から確かな定員を特定できませんでした。

そこで、設定上の数字と、僕自身の推計は分けて扱います。


■ホワイトベースの乗組員は128人? それとも225人?

まず、ホワイトベースの乗組員数です。

設定資料を調べると、正規乗員数は128名、あるいは225名という数字が見られます。

最大収容人数は500名とされる資料もあります。

この数字は、少し整理する必要があります。

正規乗員数と最大収容人数は、同じではありません。

正規乗員数とは、艦を運用するために想定された人員です。

一方、最大収容人数は、乗組員以外の人々も含めて艦内に収容できる人数を指します。

ホワイトベースの場合、サイド7から避難した民間人も乗艦していました。

つまり、艦内にいる人が全員、軍艦を動かしていたわけではありません。

ここで注目したいのは、128名という数字です。

全長262メートルの巨大艦。

しかも、モビルスーツの整備設備を備えています。

それを128名で運用する。

本当に可能なのでしょうか。

結論から言えば、高度な自動化が進んでいれば、理論上は不可能とは言い切れません。

しかし、問題は戦闘時です。

普段の航行だけなら、少人数でも対応できるでしょう。

ところが、戦闘になれば仕事が一気に増えます。

主砲の操作。

対空砲の操作。

被害状況の確認。

負傷者の救護。

モビルスーツの発進準備。

さらに、敵の攻撃によって故障した設備の修理。

こうした仕事を同時に行う必要があります。

つまり、艦を動かす人数と、艦を戦わせる人数は、必ずしも同じではないのです。


■現実の軍艦は、何人で動かしているのか

少し現実の世界を見てみましょう。

海上自衛隊のむらさめ型護衛艦。

全長151メートル。

乗員は約165~170名です。

一方、ましゅう型補給艦。

全長221メートル。

乗員は約145名。

さらに、はやぶさ型ミサイル艇は全長50メートルで、乗員約21名です。

この数字を見ると、面白いことが分かります。

艦が大きければ、必ず乗員が多いわけではありません。

補給艦の方が護衛艦より大きくても、乗員は少ない場合があります。

理由は、艦の仕事が違うからです。

護衛艦は、索敵、対空戦闘、対艦戦闘、対潜戦闘など、多くの任務を担います。

一方、補給艦は物資の輸送や補給を中心とした艦艇です。

必要な設備や人員の構成が異なります。

つまり、宇宙戦艦でも同じことが言えるはずです。

全長だけを見ても、必要な乗組員数は分かりません。

重要なのは、その艦にどれだけの仕事があるかです。


■ホワイトベースの仕事を部署ごとに分けてみる

では、ホワイトベースの仕事を整理してみましょう。

僕が考える主な部署は、次の九つです。

① 艦橋・指揮部門

艦長を中心に、艦全体を指揮する部署です。

ブライト・ノアが担当していた仕事ですね。

戦況の判断。

進路の決定。

モビルスーツ部隊への命令。

ほかの艦艇との連絡。

さらに、艦内の各部署への指示。

艦長は、操縦する人ではありません。

艦全体の行動に責任を持つ人物です。

そして、艦長が休息している間にも、艦は動き続けます。

そのため、本来なら当直士官や副長に相当する人員も必要になります。

② 操艦・航法部門

ここで思い浮かぶのが、ミライ・ヤシマです。

ホワイトベースの操舵を担当していました。

しかし、宇宙戦艦の操縦は、普通の船や飛行機より複雑そうです。

前進。

減速。

旋回。

姿勢制御。

さらに、宇宙空間では上下左右の概念も変わります。

地球の大気圏内では、ミノフスキー・クラフトによる浮揚制御も必要です。

しかも、ミライが24時間ずっと操縦しているわけにはいきません。

交代要員が必要です。

③ 索敵・通信部門

オスカーとマーカー。

この二人が担当していたのが、索敵や戦況把握に関わる仕事です。

敵艦の発見。

モビルスーツの位置確認。

味方機の識別。

接近するミサイルの探知。

そして、艦長への報告。

一方、通信ではフラウやセイラが活躍しています。

敵味方が入り乱れる戦場では、情報を整理するだけでも大変な仕事でしょう。

ミノフスキー粒子の影響で、通信やレーダーに制限があることも考えると、なおさらです。

④ 砲術・防空部門

ホワイトベースには、連装メガ粒子砲、実体弾の主砲、ミサイル、対空機関砲などがあります。

これらを操作する人員が必要です。

もちろん、自動照準や遠隔操作によって省力化されている可能性はあります。

しかし、すべての兵装が正常に動くとは限りません。

故障した場合。

弾薬を補給する場合。

敵の攻撃で制御装置が破損した場合。

こうした状況では、人間による対応が必要になります。

戦闘中は、非常に忙しい部署になりそうです。

⑤ 機関・電力部門

巨大な宇宙戦艦を動かすための部署です。

推進機関。

電力供給。

姿勢制御装置。

冷却設備。

ミノフスキー・クラフト。

これらの状態を監視し、必要に応じて整備します。

ここが停止すると、ホワイトベースは航行できなくなります。

しかも、宇宙空間では機関の故障が命に関わります。

単にエンジンが止まるだけでは済まない可能性があります。

⑥ モビルスーツ運用・整備部門

個人的には、ここが一番気になる部署です。

ホワイトベースには、ガンダム、ガンキャノン、ガンタンクなどが搭載されていました。

さらに、コア・ファイターやガンペリーもあります。

これらを整備する人員が必要です。

しかも、機種ごとに構造が違います。

ガンダムの脚部。

ガンキャノンの砲。

ガンタンクの履帯。

それぞれ必要な整備技術が異なります。

アニメでは、オムルをはじめとする整備班が登場します。

しかし、実際の仕事量を考えると、かなりの人数が必要だったはずです。

⑦ 補給・物資管理部門

弾薬。

推進剤。

交換部品。

食料。

医療品。

こうした物資を管理する部署です。

例えば、ガンダムが戦闘から帰還したとします。

弾薬を補充する。

損傷した部品を交換する。

必要な装備を準備する。

そのためには、艦内にどの部品が何個あるか把握していなければなりません。

モビルスーツの性能を支える、非常に重要な仕事です。

⑧ 医療・生活部門

軍艦の乗組員も、人間です。

食事が必要です。

睡眠も必要です。

病気にもなります。

負傷することもあります。

ホワイトベースには、医療に関わる乗組員も登場します。

そして、忘れてはいけないのがタムラ料理長です。

あの有名な塩不足の話。

子どもの頃は、なぜ戦争中に塩の話をしているのか不思議でした。

しかし、大人になって考えると、非常に重要な場面です。

食事を提供できなければ、乗組員は戦えません。

宇宙戦艦でも、兵站は欠かせないのです。

⑨ 艦内保安・応急修理部門

最後は、艦内の安全を守る部署です。

火災。

浸水ならぬ空気漏れ。

艦内設備の故障。

敵兵の侵入。

こうした事態に対応する必要があります。

特に宇宙艦艇では、気密の維持が重要です。

船体に穴が開けば、空気が失われる危険があります。

そのため、損傷した区画を封鎖し、応急修理する人員が必要です。

戦闘中には、砲術や機関の仕事と並んで重要になるでしょう。


■ホワイトベースの必要人員を128名で試算してみる

では、ここから数字を使って考えてみましょう。

ホワイトベースの正規乗員数を128名と仮定します。

各部署に、どのくらいの人数を割り振ればよいのでしょうか。

僕なりに考えてみました。

部署 人数
艦橋・指揮 8名
操艦・航法 12名
索敵・通信 12名
砲術・防空 18名
機関・電力 20名
MS運用・整備 30名
補給・物資管理 10名
医療・生活 10名
艦内保安・応急修理 8名
合計 128名

※この表は公式設定ではなく、僕自身の仮定による試算です。MSパイロットもMS運用部門に含めています。

こうして見ると、128名でも一応、各部署に人員を割り振ることはできます。

しかし、問題があります。

この128名全員が、24時間働けるわけではありません。

休息が必要です。

食事も必要です。

負傷者が出れば、仕事に就けなくなります。

さらに、戦闘時には複数の部署で同時に人員が必要になります。

つまり、128名という数字は、かなり厳しい運用になる可能性があります。


■24時間勤務を考えると、何人必要になるのか

ここで、交代勤務について考えてみます。

例えば、操艦部門。

常時2名が必要だと仮定しましょう。

24時間を3交代制で運用するなら、最低6名が必要です。

1人あたり8時間勤務。

もちろん、これは単純な計算です。

実際には、休憩、食事、訓練、病気などもあります。

さらに、戦闘中は通常より多くの人員が必要になるでしょう。

例えば、操艦・航法部門に12名いる場合。

通常航行では、数名ずつ交代で勤務する。

戦闘時には、待機していた人員も配置につく。

こうした運用が考えられます。

しかし、ここで問題が起こります。

戦闘が長引いたら、どうなるのでしょうか。

例えば、8時間以上の戦闘。

全員が戦闘配置につき、休む暇がない。

さらに、被弾によって機関部で故障が発生。

応急修理のため、整備員も駆り出される。

こうなると、次の戦闘に備える余裕がなくなります。

つまり、艦艇の乗組員数は、単に一度の戦闘を行える人数では足りません。

戦闘を終えた後、修理と補給を行い、次の戦闘に備えられる人数が必要なのです。

ここが、非常に重要だと思います。


■ムサイ級は、何人で動かしていたのか

次は、ジオン軍のムサイ級です。

全長約234メートルとされる、ジオン軍の代表的な軽巡洋艦。

モビルスーツの運用を前提とした艦艇です。

初期型では、ザクを3機搭載するという設定がよく知られています。

一方、後期型や作品ごとの設定では、搭載能力に違いがあります。

では、乗組員は何人いたのでしょうか。

ここが難しいところです。

今回確認できた資料では、ムサイ級の確かな正規乗員数を特定できませんでした。

そのため、ここからは推計です。

僕は、ムサイ級の運用人数を仮に120名として考えてみたいと思います。

理由は、ホワイトベースよりも任務が比較的限定されているからです。

ムサイ級は、基本的に宇宙空間で活動する巡洋艦です。

ホワイトベースのようなミノフスキー・クラフトによる大気圏内飛行設備はありません。

その一方で、モビルスーツの運用能力を持っています。

さらに、艦砲射撃や通信、機関の管理も必要です。

こうした条件を考えると、120名という数字は、一つの仮定として検討できると思います。

ただし、実際には艦の型式、自動化の程度、任務、搭載機数によって必要人数は変わるはずです。


■ムサイ級の120名を部署ごとに割り振ってみる

こちらも、僕なりに考えてみました。

部署 人数
艦橋・指揮 8名
操艦・航法 12名
索敵・通信 12名
砲術・防空 20名
機関・電力 20名
MS運用・整備 24名
補給・物資管理 8名
医療・生活 8名
艦内保安・応急修理 8名
合計 120名

※こちらも公式設定ではなく、独自試算です。MSパイロットをMS運用部門に含みます。

こうして見ると、ホワイトベースとの違いが分かります。

ホワイトベースは、モビルスーツの整備と地上・宇宙の両方での運用を重視しています。

一方、ムサイ級は、宇宙艦艇としての戦闘能力とモビルスーツ運用を組み合わせています。

ただし、ムサイ級の方が乗組員数が少なくて済むとは限りません。

機関設備の自動化が進んでいなければ、さらに多くの人員が必要になるかもしれません。

また、搭載モビルスーツの数が増えれば、整備員も増やす必要があります。

つまり、120名という数字は、あくまで標準的なムサイ級を想定した試算です。


■ザク3機を整備するのに、24名も必要なのか

ここで、少し気になることがあります。

ムサイ級のモビルスーツ運用・整備部門に24名。

搭載するザクは3機。

単純計算すると、ザク1機あたり8名です。

多いでしょうか。

少ないでしょうか。

僕は、決して多すぎるとは思いません。

なぜなら、整備員の仕事は機体を修理することだけではないからです。

出撃前の点検。

武器の装着。

弾薬の補給。

推進剤の補充。

機体の固定。

帰還後の損傷確認。

さらに、交換部品の管理。

これらを行う必要があります。

しかも、ザク3機が同時に帰還したらどうなるでしょうか。

3機とも損傷している。

弾薬も不足している。

次の出撃まで時間がない。

そんな状況では、整備員が何人いても足りないかもしれません。

現実の航空機でも、1機の運用を支えるために、複数の整備員や補給担当者が関わります。

モビルスーツも同じでしょう。

むしろ、全高18メートルの巨大な機械を戦闘に投入するのですから、整備の負担は相当なものだと思います。

なお、今回の24名にはパイロット3名も含めているため、整備・運用支援に充てられるのは21名という想定です。


■ホワイトベースは、なぜ少人数で戦えたのか

ここで、もう一度ホワイトベースに戻りましょう。

ホワイトベースは、サイド7での襲撃によって、正規の乗組員を多数失いました。

そして、民間人だった少年少女たちが、艦の運用に参加することになります。

ブライトは、若い士官候補生でした。

ミライは、軍艦の正式な操舵士として訓練を受けていたわけではありません。

フラウやセイラも、最初から軍艦の乗組員だったわけではありません。

それでも、彼らはホワイトベースを動かし、戦い続けました。

なぜでしょうか。

一つは、艦の自動化が進んでいた可能性です。

巨大な艦艇でも、各設備をコンピューターで制御できれば、必要な操作人数は減ります。

もう一つは、残された正規軍人たちの存在です。

アニメでは、主要人物に注目が集まります。

しかし、画面に映らない場所でも、多くの乗組員が働いていたと考える方が自然です。

機関部。

砲塔。

格納庫。

医療区画。

補給倉庫。

そうした場所で、名もなき乗組員が艦を支えていたのでしょう。

そして、最後の理由。

彼らが、非常に無理をしていた可能性です。

睡眠不足。

連続勤務。

本来の担当以外の仕事。

こうした状況が重なっていたとしても、不思議ではありません。

むしろ、ホワイトベースの乗組員が疲労し、衝突し、ときには精神的に追い詰められていたことを考えると、少人数での艦艇運用が相当な負担だったことが想像できます。


■ブライト・ノアは、艦長だけでなく人事部長だった?

ここで、ブライトの仕事について考えてみます。

ブライトは、ホワイトベースの指揮を執っていました。

しかし、彼が考えなければならなかったのは、敵との戦闘だけではありません。

誰を操艦につけるのか。

誰を通信につけるのか。

誰に整備を任せるのか。

誰を休ませるのか。

負傷者が出たら、誰が代わりを務めるのか。

こうした人員配置も、艦長として重要な仕事です。

つまり、ブライトは戦闘指揮官であると同時に、艦内の人員管理も担っていたわけです。

しかも、部下の多くは若者です。

経験も十分ではありません。

軍隊の規律を理解していない人もいます。

……。

いや、ブライト。

これは大変です。

敵のザクと戦うだけでも大変なのに、艦内の人間関係まで管理しなければならない。

現代の会社で言えば、突然、経験の浅い社員ばかりの事業所を任され、しかも毎日トラブルが発生しているようなものです。

そりゃ、眉間にしわも寄りますよね(笑)。

しかし、そんな状況で艦を運用し続けたことを考えると、ブライトの指揮能力は、単なる戦闘指揮だけでは測れないと思います。


■ムサイ級の艦長は、もっと楽だったのか

では、ムサイ級の艦長はどうでしょうか。

例えば、ドレン。

シャアの副官として登場し、後には艦隊を指揮する立場になります。

ムサイ級の乗組員は、基本的に軍人です。

訓練を受けた人員が、決められた役割を担当していたと考えられます。

そのため、ホワイトベースのように民間人を急きょ配置する必要は少なかったでしょう。

しかし、ムサイ級にも別の問題があります。

モビルスーツの運用です。

ザクを発進させる。

帰還させる。

整備する。

そして、次の戦闘に備える。

これらを艦の航行や砲撃と同時に行う必要があります。

さらに、宇宙空間では敵の攻撃によって艦が損傷する可能性があります。

つまり、ムサイ級の艦長も、艦艇とモビルスーツ部隊の両方を管理する必要があったわけです。

ただし、ホワイトベースと違い、ムサイ級には軍隊としての組織運用が最初から整っていたと考えられます。

この違いは、大きいと思います。


■もし乗組員が半分になったら、どうなるのか

ここで、少し極端な想像をしてみましょう。

ホワイトベースの乗組員が128名だったとします。

その半分。

64名になったら、どうなるでしょうか。

まず、通常航行だけなら、ある程度は可能かもしれません。

高度な自動化があれば、艦橋と機関部を中心に、最低限の人員で動かせる可能性があります。

しかし、戦闘になれば問題が出てきます。

砲術員が足りない。

整備員が足りない。

負傷者の対応ができない。

損傷した区画を修理する人がいない。

そして、交代勤務が成立しなくなる。

つまり、艦は動かせても、十分に戦えない可能性があります。

ここが重要です。

軍艦の乗組員数は、操縦に必要な人数だけで決まるわけではありません。

被害を受けても戦い続けられるか。

そこまで考えて、必要な人員が決まるのだと思います。


■本当に重要なのは、戦闘後の仕事だったのかもしれない

最後に、もう一つ考えてみたいことがあります。

戦闘が終わった後です。

アニメでは、敵を撃退すると場面が切り替わります。

しかし、実際の艦内では、そこから別の仕事が始まるはずです。

損傷したモビルスーツを修理する。

使った弾薬を補充する。

故障した機関を点検する。

負傷者を治療する。

破損した艦内設備を修理する。

そして、乗組員に食事を提供する。

次の戦闘に備えるためには、こうした仕事が欠かせません。

特に、ホワイトベースのように長期間にわたり戦闘を続ける艦では、戦闘後の整備能力が非常に重要になります。

モビルスーツのパイロットが優秀でも、機体を修理できなければ次の戦闘には出撃できません。

艦長が優秀でも、機関が故障したままでは艦を動かせません。

つまり、戦争を支えているのは、目立つ人物だけではないのです。

整備員。

機関員。

補給担当者。

調理員。

医療担当者。

こうした人々がいて初めて、軍艦は戦い続けることができます。


■しめ

今回は、ホワイトベースとムサイ級の乗組員数について考えてみました。

ホワイトベースの正規乗員数には、128名または225名という設定があります。

一方、ムサイ級については、今回確認できた資料から確かな定員を特定できませんでした。

そこで、ムサイ級を120名と仮定し、各部署への人員配置を試算しました。

もちろん、これは公式設定ではありません。

しかし、仕事を細かく分けて考えてみると、宇宙戦艦の運用がどれほど複雑なのかが見えてきます。

艦橋。

機関部。

砲術。

索敵。

モビルスーツ整備。

補給。

医療。

そして、食事。

どれか一つが欠けても、長期間の戦闘は難しくなります。

そして、今回たどり着いた結論はこれです。

宇宙戦艦の本当の戦闘力は、主砲や装甲だけでなく、それを動かし、修理し、戦い続けられる乗組員によって支えられている。

ホワイトベースが一年戦争を戦い抜いたのは、ガンダムが強かったからだけではありません。

ブライトやアムロたちの活躍はもちろんですが、画面に映らない場所で働いていた乗組員たちの存在も大きかったのでしょう。

……。

ちなみに、僕がもしホワイトベースに配属されたら。

艦橋勤務は、ちょっと遠慮したいですね。

ブライトに怒鳴られそうですし。

モビルスーツの整備も難しそう。

機関部も責任が重い。

となると、やはりタムラ料理長のところでしょうか。

……。

いや、塩がなくなったら大騒ぎになるんでしたね。

宇宙戦艦に、楽な部署なんてないのかもしれません(笑)。

今日はここまで。それでは、また別のお話で。