~地球連邦、ジオン、ティターンズ、エゥーゴ、ネオ・ジオンまで。宇宙世紀組織図~
おはこんにちは。どうも僕です。
ここ最近、
ジオン公国。
一年戦争。
地球連邦。
と、初心者向けに宇宙世紀を整理してきました。
そこで今回は、
一度まとめます。
なぜなら宇宙世紀を観ていると、ある地点から急激に、
「お前ら、結局どこの組織なんだ?」
となるからです。
初代ガンダムはまだ分かりやすい。
地球連邦。
対する、
ジオン公国。
ところが『Ζガンダム』へ行く。
ティターンズ。
エゥーゴ。
地球連邦。
アクシズ。
……増えた。
しかも、
クワトロ・バジーナという名前になったシャアがエゥーゴにいる。
ブライトもエゥーゴにいる。
でもティターンズも地球連邦軍。
どういうことだ。
さらに『ΖΖ』へ行けば、
ネオ・ジオン。
『逆襲のシャア』でも、
ネオ・ジオン。
『UC』では、
袖付き。
でもジオン共和国もある。
もう、
一回整理しよう。
ということで今回は、
宇宙世紀に登場する主要組織を一本の流れとして見てみます。
■まずは大きく二本から始めよう
宇宙世紀の組織を理解するなら、
最初から全部覚える必要はありません。
まず、
二本。
地球連邦系。
そして、
ジオン系。
最初はこれだけでいい。
U.C.0079。
一年戦争。
地球連邦
VS
ジオン公国。
ここが、
すべての出発点です。
■地球連邦
まず、
地球連邦。
地球だけではなく、
スペースコロニーなどを含む地球圏を統治する巨大な政治体制です。
そして、
その軍事組織が、
地球連邦軍。
ガンダム。
ガンキャノン。
ガンタンク。
GM。
ホワイトベース。
僕らが初代ガンダムで見る主人公側の多くは、
ここに属します。
一年戦争では、
ジオン公国と戦う。
そして、
最終的に勝利する。
だから、
ここだけ見れば、
話は簡単です。
問題は、
戦争が終わったあと。
■ジオン公国
対する、
ジオン公国。
サイド3を中心とした国家。
ザビ家。
ギレン。
キシリア。
ドズル。
ガルマ。
そして、
シャア・アズナブル。
ザク。
グフ。
ドム。
ゲルググ。
ジオング。
一年戦争では、
地球連邦と戦い、
敗北します。
U.C.0080。
これで、
ジオン公国は終わる。
……はずでした。
ところが、
終わらない。
■ジオンは負けた。でも「ジオン系」は残る
ここが、
宇宙世紀を理解する最大のポイントです。
国家としてのジオン公国は、
一年戦争で敗北します。
でも、
兵士が残る。
MSが残る。
艦隊が残る。
思想が残る。
そして、
「ジオン」という名前が残る。
だから、
一年戦争以降も、
ジオン系組織が何度も登場する。
まず、
その代表が、
■デラーズ・フリート
U.C.0083。
『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』。
登場するのが、
デラーズ・フリート。
一年戦争後も抵抗を続けるジオン残党勢力です。
エギーユ・デラーズ。
アナベル・ガトー。
一年戦争が終わって、
まだ3年。
当然、
戦争を受け入れられない人間もいる。
彼らによって、
デラーズ紛争が起きる。
そして、
この事件が、
次の組織を生む大きな理由になる。
■ティターンズ
ティターンズ。
ここ、
初心者が一番混乱するところです。
ティターンズは、
ジオンではありません。
地球連邦軍側です。
ジオン残党を取り締まるために設立された、
地球連邦軍内部の特殊部隊。
ところが、
次第に巨大な権限を持つ。
そして、
スペースノイドへの弾圧を強めていく。
つまり、
一年戦争でジオンに勝った地球連邦の中から、
今度は強硬な組織が生まれてしまう。
これが、
『Ζガンダム』へつながります。
■そしてエゥーゴ
ティターンズが強くなれば、
当然、
反発する人間も出てきます。
そこで登場するのが、
エゥーゴ。
反地球連邦組織という名前から、
「じゃあジオンなの?」
と思ってしまう。
でも、
違います。
ここが面白い。
エゥーゴには、
地球連邦軍関係者もいる。
元ジオン系の人間もいる。
民間企業などの支援もある。
そして、
ブライト・ノア。
クワトロ・バジーナ。
つまり、
シャア。
だから『Ζガンダム』では、
単純な、
連邦VSジオン
ではなくなる。
大きく見ると、
ティターンズVSエゥーゴ。
さらに、
そこへ別勢力が入ってくる。
■アクシズ
それが、
アクシズ。
一年戦争後、
宇宙へ逃れたジオン系勢力が集まった拠点です。
そして、
ここで重要になる人物が、
ハマーン・カーン。
さらに、
ザビ家の血を引く、
ミネバ・ラオ・ザビ。
つまり、
アクシズは、
ジオンの流れを受け継ぐ勢力です。
『Ζガンダム』後半では、
ティターンズ。
エゥーゴ。
アクシズ。
三つ巴。
初心者の僕。
完全に迷子です。
■アクシズからネオ・ジオンへ
そして、
アクシズ勢力は、
ネオ・ジオン
を名乗るようになります。
『機動戦士ガンダムΖΖ』。
ハマーン・カーン率いる、
ネオ・ジオン。
ここで、
ジュドー・アーシタたちと戦う。
つまり、
ざっくり言えば、
ジオン公国
↓
ジオン残党
↓
アクシズ
↓
ネオ・ジオン
という流れが見えてくる。
ただし、
ここで注意。
ジオン系組織は、
一本の会社が名前だけ変わったような単純な継承ではありません。
人も違う。
目的も違う。
思想にも差がある。
あくまで、
ジオンの名前、思想、兵士、政治的遺産を受け継いだ複数の勢力
と考えた方が分かりやすいと思います。
■そして、またネオ・ジオン
ここで、
初心者殺し。
『逆襲のシャア』。
また、
ネオ・ジオン。
え?
ハマーンじゃないの?
今度のトップは、
シャア・アズナブル。
つまり、
同じ「ネオ・ジオン」という名前でも、
『ΖΖ』のハマーン率いる勢力と、
『逆襲のシャア』のシャア率いる勢力は、
そのまま同じ組織ではない。
ジオンの理想。
スペースノイド。
地球。
人類の未来。
シャアなりの考えのもと、
再びネオ・ジオンを率いる。
そして、
地球連邦と戦う。
これが、
第二次ネオ・ジオン抗争。
■地球連邦側も一本ではない
ここで、
連邦側へ戻ります。
地球連邦。
↓
地球連邦軍。
ここまでは簡単。
でも、
そこから、
ティターンズが生まれる。
一方で、
ティターンズに反発する人間が、
エゥーゴへ集まる。
つまり、
連邦側も一枚岩ではない。
ここが宇宙世紀の面白いところです。
同じ制服を着ていた人間同士が、
考え方の違いによって、
別の組織へ行く。
昨日まで味方だった人間が、
敵になることもある。
逆もある。
だから、
MSだけ見て、
「これは連邦機だから味方」
とは言えなくなってくる。
■アナハイム・エレクトロニクス
そして、
軍隊ではないけれど、
絶対に外せない存在があります。
アナハイム・エレクトロニクス。
巨大企業。
MSを作る。
Ζガンダム。
百式。
νガンダム。
その他、
宇宙世紀の重要なMS開発に深く関わる。
そして、
この会社の面白いところ。
いろいろな勢力と関係を持つ。
つまり、
政治が変わる。
戦争が起きる。
組織が変わる。
でも、
兵器を作る企業は残る。
ここ、
大人になってからガンダムを見ると、
妙に生々しい。
■ロンド・ベル
『逆襲のシャア』の時代。
地球連邦軍側に登場するのが、
ロンド・ベル。
ブライト・ノア。
アムロ・レイ。
そして、
νガンダム。
ネオ・ジオンなどの動きに対応する、
連邦軍の部隊です。
つまり、
アムロは、
ずっと「ガンダムという独立した正義の味方」をやっているわけではない。
巨大な地球連邦という組織の中で、
立場を変えながら戦い続けている。
ここも、
宇宙世紀らしい。
■そして『ガンダムUC』の「袖付き」
U.C.0096。
『機動戦士ガンダムUC』。
登場するのが、
袖付き。
フル・フロンタル。
そして、
ネオ・ジオン残党。
つまり、
ここにも、
ジオンの流れが残っています。
一年戦争は、
U.C.0079。
UCは、
U.C.0096。
17年です。
国家としてのジオン公国が敗北してから、
それだけ経っても、
まだ「ジオン」が残っている。
それだけ、
一年戦争で生まれた問題が、
解決されていない。
■さらにジオン共和国も存在する
そして、
少しややこしい。
一年戦争後、
サイド3には、
ジオン共和国
も存在します。
つまり、
「ジオン」という言葉が、
全部そのまま敵軍を意味するわけでもない。
国家。
残党。
政治勢力。
軍事組織。
それぞれを分けて考える必要がある。
初心者の頃、
僕が混乱した理由。
だいたい、
ここです。
■一回、全部並べてみよう
ここまでを、
かなり単純化します。
まず、
地球連邦系。
地球連邦
↓
地球連邦軍
↓
一年戦争後
↓
ジオン残党対策
↓
ティターンズ
↓
ティターンズに反発
↓
エゥーゴ
そして後の時代には、
↓
ロンド・ベル
などの部隊へつながっていく。
一方、
ジオン系。
ジオン公国
↓
一年戦争敗北
↓
各地のジオン残党
↓
デラーズ・フリート
そして別の大きな流れとして、
↓
アクシズ
↓
ハマーンのネオ・ジオン
↓
シャアのネオ・ジオン
↓
袖付き
という流れがある。
そして、
その間を、
アナハイム・エレクトロニクスのような企業が横断する。
これくらいで覚えると、
かなり楽です。
■なぜこんなに組織が増えるのか
でも、
ここで疑問。
なぜ、
こんなに増えるのか。
僕は、
これこそ宇宙世紀の特徴だと思います。
一年戦争で、
ジオンが負けた。
でも、
問題は解決していない。
だから、
残党が生まれる。
残党が事件を起こす。
だから、
ティターンズが生まれる。
ティターンズが強権化する。
だから、
エゥーゴが生まれる。
戦争が起こる。
アクシズが戻ってくる。
ネオ・ジオンになる。
また戦争。
シャアが戻る。
また戦争。
つまり、
一つの戦争が、次の組織を生む。
そして、
その組織が、
次の戦争を生む。
■宇宙世紀は「組織の系譜」で見ると面白い
MSも同じでした。
ザクが生まれる。
ガンダムが生まれる。
GMが生まれる。
ムーバブル・フレーム。
Ζ。
ν。
ユニコーン。
技術が、
次の技術を生む。
組織も同じです。
ジオンが生まれる。
連邦が戦う。
残党が生まれる。
ティターンズが生まれる。
エゥーゴが生まれる。
ネオ・ジオンが生まれる。
戦争が、次の戦争の原因を作る。
これが、
宇宙世紀です。
■そして、所属する人間も動く
さらに面白いのが、
人間です。
シャア。
ジオン公国軍。
↓
クワトロ・バジーナ。
エゥーゴ。
↓
シャア・アズナブル。
ネオ・ジオン。
すごい移動です。
ブライトも、
一年戦争では地球連邦軍。
その後、
エゥーゴ。
さらに、
ロンド・ベル。
人間が、
組織を移る。
なぜか。
考え方が変わる。
状況が変わる。
組織そのものが変わる。
だから、
ガンダムでは、
「どこの組織にいるか」だけでは、その人物を説明できない。
ここが面白い。
■だから「連邦VSジオン」だけではない
初代ガンダムから入ると、
どうしても、
連邦VSジオン。
と思ってしまいます。
でも、
宇宙世紀を長く見ると、
もっと複雑です。
地球VS宇宙。
という単純な話でもない。
連邦内部でも争う。
ジオン内部でも争う。
スペースノイド同士でも争う。
そして、
同じ理想を語っていても、
やり方が違えば敵になる。
結局、
組織を作っているのは、
人間です。
■しめ
地球連邦。
ジオン公国。
デラーズ・フリート。
ティターンズ。
エゥーゴ。
アクシズ。
ネオ・ジオン。
ロンド・ベル。
袖付き。
アナハイム・エレクトロニクス。
最初に見ると、
多い。
覚えられない。
僕もそうでした。
でも、
全部を別々に暗記する必要はありません。
まず、
二本。
地球連邦系。
そして、
ジオン系。
そこから、
戦争や政治によって枝分かれしていく。
そう考えると、
一気に分かりやすくなる。
そして、
この枝分かれそのものが、
宇宙世紀の歴史なんです。
一つの戦争が終わる。
問題が残る。
新しい組織が生まれる。
その組織が力を持つ。
また、
対立する組織が生まれる。
そして、
また戦争になる。
MSの系譜が、
技術の歴史なら、
組織の系譜は、人間の失敗と理想の歴史なのかもしれません。
だから、
ガンダムは面白い。
そして最後に、
初心者だった頃の僕へ言いたい。
『Ζガンダム』を観て、
ティターンズとエゥーゴで混乱しても大丈夫。
みんな一回は迷子になる。
今日はここまで。それでは、また別のお話で。