おはこんにちは。
どうも僕です。
今日は、
久しぶりに、
少し渋いMSです。
リ・ガズィ・カスタム。
知っている人なら、
「おお。」
となる。
知らない人なら、
「リ・ガズィと何が違うの?」
となる。
そんな、
絶妙な機体です。
でも、
このMS。
調べれば調べるほど、
面白い。
というより、
僕には、
ちょっと未練がましい機体に見えるんです。
何への未練なのか。
それは、
Zガンダム。
今回は、
リ・ガズィ・カスタムから、
「Zガンダムを量産する。」
という、
なかなか実現しなかった夢について、
考えてみたいと思います。
最後には、
現在手に入るガンプラについても、
紹介します。
■そもそもリ・ガズィとは何だったのか
まず、
リ・ガズィ。
RGZ-91。
名前の由来からして、
分かりやすい。
Refined Gundam Zeta。
つまり、
Zガンダムを、
より現実的な兵器として、
再構築しようとした機体です。
Zガンダム。
強い。
速い。
変形できる。
格好いい。
でも、
問題があります。
高い。
そして、
複雑。
■Zガンダムを、そのまま量産するのは大変
人型のMS。
そこから、
ウェイブライダーへ変形。
言葉にすると、
簡単。
でも、
機械として考えたら、
とんでもない。
関節。
フレーム。
ロック機構。
配線。
装甲。
全部が、
変形後の位置まで考えて設計される。
しかも、
戦闘兵器です。
変形した後も、
強度を保たなければならない。
当然、
製造も、
整備も、
面倒になる。
そこで、
考えた。
変形機構、取ってしまえばいいんじゃない?
■そこでBWS
リ・ガズィには、
Zガンダムのような、
完全な変形機構がありません。
代わりに、
BWS。
バック・ウェポン・システム。
これを、
MS本体へ装着する。
すると、
ウェイブライダーに近い、
高速巡航形態になる。
つまり、
機体そのものを、
ぐにゃぐにゃ変形させる必要がない。
これ。
かなり合理的です。
■でもBWSには弱点があった
出撃。
BWS装着。
飛ぶ。
戦場へ。
BWS分離。
MSになる。
戦う。
ここまでは、
いい。
問題は、
その後。
一度切り離したBWSを、
戦場で簡単に再装着できない。
つまり、
MS形態になったら、
基本的には、
そのまま。
**行きは飛行形態。
帰りはMS。**
ちょっと、
不便。
■「だったら、やっぱり変形させよう」
ここで、
リ・ガズィ・カスタム。
発想が、
面白い。
リ・ガズィでは、
コストを下げるために、
変形機構を捨てた。
でも、
使ってみたら、
BWS方式にも、
運用上の制約がある。
だったら。
BWSを、
もっと小型化する。
機体と、
一体化する。
そして、
もう一度、
変形できるようにする。
……あれ?
■それ、Zガンダムに戻ってない?
そうなんです。
Zガンダム。
複雑。
高い。
↓
リ・ガズィ。
変形やめました。
↓
BWS。
ちょっと不便。
↓
リ・ガズィ・カスタム。
変形できるようにしました。
一周してる。
これ。
設計者の苦労が、
見える気がします。
■でも、単純にZへ戻ったわけではない
ここは、
大事です。
リ・ガズィ・カスタムは、
Zガンダムを、
そのまま作り直したわけではありません。
リ・ガズィで得た、
簡略化。
量産性。
運用経験。
それを残しながら、
BWSの弱点を改善する。
つまり、
目指したのは、
Zガンダムそのものではなく、
「現実的に運用できるZ系MS」
だったのでしょう。
■BWSを捨てなくてよくなった
リ・ガズィ・カスタムでは、
BWSが、
機体と一体化されています。
だから、
飛行形態。
MS形態。
必要に応じて、
切り替えられる。
飛ぶ。
MSになる。
戦う。
また、
飛ぶ。
これ。
兵器としては、
かなり大きな違いです。
■戦場で「戻れる」ことは重要
例えば、
長距離移動。
飛行形態。
敵を発見。
MS形態。
戦闘。
敵を撃破。
次の戦場へ。
もう一度、
飛行形態。
普通の可変MSなら、
できます。
でも、
BWSを捨てたリ・ガズィには、
難しい。
つまり、
リ・ガズィ・カスタムは、
単純な性能向上ではなく、
運用の自由を取り戻した機体
とも言えます。
■だったら最初からZでよくない?
当然、
この疑問が出ます。
だったら、
Zガンダムを、
作ればいい。
でも、
Zガンダムそのものは、
高性能試作機。
量産機として、
そのまま作るには、
やはり重い。
だから、
Zをコピーするのではなく、
Zで必要だった機能だけを、
別の方法で再構築する。
リ・ガズィ・カスタムは、
その答えの一つだったのだと思います。
■そして、アムロ・レイ
リ・ガズィ・カスタムを語ると、
どうしても、
アムロの名前が出てきます。
『逆襲のシャア』の時代。
アムロは、
リ・ガズィへ搭乗しました。
でも、
相手は、
シャア。
サザビー。
正直。
リ・ガズィでは、
心許ない。
だからこそ、
より高性能な、
νガンダムが必要になった。
では、
もし。
νガンダムが、
間に合わなかったら?
■「アムロ用リ・ガズィ」という妄想
リ・ガズィ・カスタム。
この機体を見ると、
どうしても、
想像してしまいます。
もし、
アムロが、
これに乗っていたら。
機動力。
可変機構。
高い火力。
そして、
アムロの技量。
かなり、
似合う。
カラーリングも、
どこか、
アムロ機らしい。
だから、
リ・ガズィ・カスタムって、
「νガンダムがなかった世界のアムロ機」
みたいに見えるんですよね。
もちろん、
実際には、
MSVの機体。
でも、
妄想したくなる。
■しかし、最大の問題がある
ここまで、
性能を上げる。
変形できる。
武装も増える。
機動力も上がる。
すると、
当然。
高くなる。
あれ?
そもそも、
Zガンダムが、
高くて複雑だから、
リ・ガズィを作ったんじゃなかった?
そう。
ここです。
■性能を求めるほど「量産機」から離れていく
これ。
Z系MSの、
宿命みたいなものだと思います。
変形。
欲しい。
高出力。
欲しい。
火力。
欲しい。
推力。
欲しい。
全部、
入れる。
結果。
高性能。
そして、
高価。
結局、
量産しにくい。
つまり、
リ・ガズィ・カスタムは、
リ・ガズィの弱点を、
かなり改善した。
でも、
改善したからこそ、
リ・ガズィを作った本来の目的から離れてしまった。
なんとも、
皮肉です。
■そして量産機として残ったのはジェガン
宇宙世紀0093。
連邦軍の主力量産MS。
ジェガン。
変形しない。
派手な武装もない。
でも、
安定している。
整備しやすい。
大量に使える。
兵器として考えるなら、
こちらの方が、
圧倒的に現実的です。
一機の、
ものすごく強いMSより。
必要な場所へ、
必要な数を、
送り込めるMS。
軍隊が欲しいのは、
こちらです。
■だからリ・ガズィ・カスタムは面白い
完成度は、
上がった。
でも、
完成度を上げたことで、
量産機から遠ざかった。
この矛盾。
僕は、
かなり好きです。
失敗作ではない。
むしろ、
よくできている。
でも、
「よくできすぎた。」
だから、
主力量産機には、
ならなかった。
そんな感じがします。
■そしてガンプラ
さて。
ここから、
久しぶりの、
ガンプラです。
リ・ガズィ・カスタムは、
MG 1/100で立体化されています。
初版は、
2019年5月。
MGシリーズで、
リ・ガズィ・カスタムとしては、
初立体化でした。
プレミアムバンダイ限定商品です。
そして、
2026年。
再販されています。
現在案内されている再販価格は、
6,600円(税込)。
2026年10月発送分も、
プレミアムバンダイで展開されています。
■MGで変形できる
ここ。
今回の記事と、
めちゃくちゃ相性がいい。
MG リ・ガズィ・カスタムは、
MS形態から、
飛行形態へ。
変形できます。
つまり、
今回ずっと話してきた、
「BWSを捨てずに戻れる。」
という、
リ・ガズィ・カスタム最大の特徴を、
自分の手で確認できる。
これ。
ガンプラとして、
かなり楽しいところです。
■普通のリ・ガズィと並べたい
個人的には、
一体だけでもいい。
でも、
できれば。
リ・ガズィ。
リ・ガズィ・カスタム。
並べたい。
普通のリ・ガズィ。
BWS。
カスタム。
一体化した飛行形態。
並べると、
設計思想の違いが、
めちゃくちゃ分かりやすい。
■Zガンダムまで並べたら完璧
さらに。
Zガンダム。
リ・ガズィ。
リ・ガズィ・カスタム。
三体。
これ。
面白い。
Z。
完全変形。
↓
リ・ガズィ。
変形を捨てる。
↓
リ・ガズィ・カスタム。
もう一度、
変形へ戻る。
ガンプラを、
三体並べるだけで、
設計思想の迷走……いや、進化が見える。
こういう遊び方。
好きです。
■ちなみに現在の入手状況
MG 1/100 リ・ガズィ・カスタムは、
一般店頭販売品ではなく、
プレミアムバンダイの、
ホビーオンラインショップ商品。
現在の公式ページでは、
2026年10月発送の再販分が、
6,600円(税込)
で掲載されています。
タイミングによって、
予約終了や在庫状況は変わるので、
欲しい人は、
公式ページを確認した方がいいでしょう。
■古いMGリ・ガズィとは少し事情が違う
そして、
注意したいところ。
「リ・ガズィのMG持ってるから、
ほぼ色違いでしょ?」
と思うかもしれません。
違います。
リ・ガズィ・カスタムは、
変形機構。
バックパック。
頭部。
胸部。
武装。
シルエット。
かなり印象が違う。
完成すると、
同じリ・ガズィ系でも、
別物感があります。
■個人的には、この顔が好き
リ・ガズィ・カスタム。
顔。
かなり、
ガンダム。
普通のリ・ガズィより、
一気に、
ガンダム感が増しています。
そして、
青。
白。
赤。
黄色。
このカラー。
どう見ても、
主人公機。
だから余計に、
思ってしまう。
アムロ、これ乗ってくれないかな。
まあ、
νガンダムに乗りますけど。
■6,600円をどう見る?
MG。
プレバン。
可変機。
6,600円。
安いとは、
言いません。
でも、
最近のガンプラ価格を考えると、
このボリュームと、
変形機構。
そして、
リ・ガズィ・カスタムという、
かなりマニアックな機体。
個人的には、
「欲しい人には刺さる。」
そんなキットだと思います。
万人向けではない。
でも、
この機体を知っている人には、
たまらない。
プレバンらしい商品です。
■しめ
リ・ガズィ・カスタム。
最初に見た時は、
単純に、
「強くしたリ・ガズィ。」
くらいに思っていました。
でも、
調べていくと、
少し違う。
Zガンダム。
高性能。
でも、
高い。
だから、
変形を捨てた。
リ・ガズィ。
安くなった。
でも、
BWSが不便。
だったら、
もう一度、
変形させよう。
リ・ガズィ・カスタム。
そして、
高性能になった。
でも、
今度は、
量産機として、
高くなってしまう。
なんとも、
難しい。
でも。
この試行錯誤。
僕は、
好きです。
Zガンダムを、量産したい。
ただ、
それだけ。
でも、
その「ただ」が、
とんでもなく難しい。
性能。
価格。
整備。
変形。
量産性。
どれかを取れば、
どれかを失う。
だから、
Z。
リ・ガズィ。
リ・ガズィ・カスタム。
形が、
違う。
その違いは、
デザイナーが、
格好よくするためだけに変えたものではなく。
「どうすれば、
Zガンダムの能力を、
現実的な兵器にできるのか。」
その答えを、
何度も探した跡。
そんな風に見ると、
リ・ガズィ・カスタムが、
妙に格好よく見えてきます。
完成しなかった量産計画。
でも、
そこには、
一つの夢が残っている。
「いつか、Zガンダムを量産機に。」
リ・ガズィ・カスタムは、
その夢を、
最後まで諦めなかった機体なのかもしれません。
そして、
それを、
自分の手で変形させて確かめられる。
MGというガンプラが、
ちゃんと存在する。
こういう、
ちょっと渋い機体を、
MGで作る。
久しぶりに、
やりたくなってきました。
今日はここまで。
それでは、また別のお話で。