~あの入りにくそうなハッチには、本当に意味がある?~

おはこんにちは。

どうも僕です。

『閃光のハサウェイ キルケーの魔女』。

Prime Videoで見直していて、

改めて気になったところがあります。

Ξガンダム。

巨大。

複雑。

異形。

そして、

格好いい。

でも、

胸元を見る。

コックピット。

正確には、

コックピットへの入口。

……斜め。

なぜ?

普通、

人が乗るなら、

真っ直ぐ入れた方が、

楽じゃない?

今回は、

Ξガンダムの、

ちょっと不思議な、

「斜めの入口」

について考えてみたいと思います。


■まず、Ξガンダムの胸が普通ではない

いい意味で。

普通のガンダムを、

思い浮かべてください。

頭。

胸。

腰。

比較的、

分かりやすい。

でも、

Ξガンダム。

胸部が、

かなり複雑です。

正面から見ると、

胸そのものが、

もう一つの顔みたい。

そして、

その中に、

コックピットハッチがあります。

しかも、

単純に、

前へパカッと開く感じではない。

上下へ展開する、

かなり複雑な構造です。

ここからして、

普通のMSとは、

少し違います。


■だったら、なぜ真っ直ぐ入口を作らない?

ここが、

今回の疑問。

人間が乗る。

だったら、

正面。

真っ直ぐ。

ハッチ。

シート。

この方が、

分かりやすい。

でも、

Ξガンダムは、

そうなっていない。

なぜなのか。

まず考えられるのが、

胸の中が混みすぎている。

ということです。


■Ξガンダムの胸部には、機能が集中している

Ξガンダム最大の特徴。

ミノフスキー・フライト。

機体そのものが、

大気圏内を高速飛行する。

普通のモビルスーツとは、

かなり違う思想で作られています。

巨大な肩。

複雑な胸部装甲。

フライト形態を意識した外形。

各種機器。

フレーム。

配線。

配管。

そして、

コックピット。

これら全部を、

限られた空間へ収める。

だったら、

人間が通るためだけに、

正面から一直線の通路を作る。

これ、

意外と贅沢なのではないでしょうか。


■「乗りやすさ」より「機体を成立させる」が優先?

旅客機なら、

人間が快適に乗ることが重要です。

だから、

入口も分かりやすい。

通路もある。

でも、

戦闘機は違います。

狭い。

乗りにくい。

梯子。

身体をひねる。

なぜ?

人間の快適性より、兵器としての性能が優先されるから。

Ξガンダムも、

かなり近いのではないでしょうか。


■コックピットは「空いている場所」に収めるしかない?

巨大MSとはいえ、

内部がスカスカではありません。

骨格。

駆動系。

センサー。

電装。

冷却。

装甲。

全部あります。

そこへ、

コックピットまで入れる。

すると、

シートの真正面に、

入口を作れない。

だったら、

少しずらす。

人間が、

斜めから入る。

これ。

十分ありそうです。


■むしろ真っ直ぐ穴を開ける方が怖い?

そして、

もう一つ。

装甲です。

Ξガンダムは、

戦闘兵器。

その中で、

コックピットは、

絶対に守りたい場所です。

そこへ、

真正面から、

大きな入口を作る。

当然、

ハッチ部分は、

構造上の弱点になり得ます。

だったら、

外部ハッチ。

搭乗スペース。

内部。

コックピット。

これらを、

一直線にしない。

そんな設計思想があっても、

不思議ではありません。


■玄関を開けても、居間が見えない家

ちょっと、

たとえが変ですが。

家。

玄関。

開ける。

その先が、

すぐリビング。

ではなく、

少し曲がる。

廊下。

そして、

部屋。

これなら、

外から、

中まで一直線には見えません。

Ξガンダムも、

似た考え方だったらどうでしょう。

外部ハッチ。

その奥。

少し角度を付ける。

そして、

コックピット。

そうすれば、

正面からの衝撃や破片が、

そのままパイロット区画まで届きにくくなる。

もちろん、

これは公式設定ではなく、

工学的な想像です。

でも、

兵器として考えると、

かなり面白い。


■装甲を一直線に弱くしない

戦車でも、

装甲の角度は重要です。

もちろん、

Ξガンダムの斜めハッチが、

そのまま傾斜装甲と同じ意味だ、

という話ではありません。

でも、

コックピットまでの経路を単純化しすぎない。

という考え方には、

一定の合理性があるように思います。


■そしてΞガンダムは「飛ぶ」

ここ。

かなり重要です。

Ξガンダムは、

地上を歩くだけのMSではありません。

ミノフスキー・フライトによって、

大気圏内を高速飛行する。

つまり、

外形には、

「人が乗りやすい形」

だけではなく、

飛行時の形状

という要求も入ってきます。


■ハッチの角度は、外形から決まった?

胸部。

複雑な面。

斜めの装甲。

その中に、

ハッチを置く。

だったら、

ハッチだけ、

四角く垂直に開けるより、

周囲の装甲面に合わせて、

斜めにする方が自然。

つまり、

入口の角度は、

人間側の都合ではなく、

Ξガンダムの外側の形から決まった。

そんな可能性もあります。


■ハサウェイ「乗りにくいんだけど」

設計者。

「性能優先です。」

ハサウェイ。

「斜めなんだけど。」

設計者。

「戦闘兵器なので。」

ハサウェイ。

「毎回これ?」

設計者。

「はい。」

……まあ、

軍用機って、

たぶん、

こういうものです。


■でも、緊急脱出はどうする?

ここで、

逆の疑問。

入る時は、

多少面倒でもいい。

でも、

脱出は、

速い方がいい。

被弾。

火災。

システム異常。

そんな時に、

「身体を斜めにして……。」

なんて、

やっている暇はありません。

だから、

通常搭乗と、

緊急脱出。

これは、

別の仕組みで考える必要があります。


■外の入口=すぐシート、ではない

コックピットって、

つい、

外部ハッチのすぐ後ろに、

椅子があるイメージを持ちます。

でも、

必ずしもそうではありません。

外部ハッチ。

搭乗用スペース。

内部区画。

そして、

コックピット。

この間に、

いくつか構造があってもおかしくない。

そう考えれば、

外から見て、

入口が斜めでも、

実際の搭乗姿勢やシート位置まで、

全部斜めとは限りません。


■Ξガンダムは巨大すぎる

そして、

もう一つ。

Ξガンダム。

普通のMSより、

かなり大きい。

人間から見れば、

ほぼ建物です。

だから、

地上から直接、

「よいしょ。」

で乗るような機体ではありません。

整備用足場。

昇降装置。

搭乗デッキ。

こうした設備を、

前提にしているはずです。

だったら、

入口が多少斜めでも、

運用上は、

そこまで大きな問題ではない。


■整備設備側を機体に合わせればいい

これ。

かなり兵器らしい発想です。

入口が高い?

足場を作る。

斜め?

搭乗デッキを合わせる。

狭い?

専用姿勢で入る。

つまり、

Ξガンダム単体で、

乗りやすくする必要はない。

運用設備まで含めて、一つのシステム。

そう考えると、

斜めの入口も、

かなり納得できます。


■制作側も「人が通れるか」まで考えている

『キルケーの魔女』の面白いところは、

こういう巨大兵器のスケール感を、

かなり丁寧に作っていることです。

MSキャリアー。

貨物室。

人間の通路。

コックピット周辺。

そういった場所を、

3D空間で、

実際に人が通れるか。

機材と干渉しないか。

そうした点まで検証していると、

制作スタッフが語っています。

だから、

Ξガンダムの搭乗口も、

単に、

「格好いいから斜め。」

ではなく、

実際の巨大機械として、

見たくなる。


■結局、なぜ斜めなのか

公式に、

「Ξガンダムのコックピット入口が斜めなのは、○○のため。」

という明確な説明は、

確認できません。

なので、

ここからは、

あくまで考察です。

でも、

可能性を整理すると、

かなり面白い。

胸部内部の機器を避ける。

装甲の弱点を一直線にしない。

複雑な胸部外形に合わせる。

飛行時のシルエットを優先する。

そして、

搭乗のしやすさより、

兵器としての構造を優先する。

一つではなく、

複数の理由が重なった結果。

私は、

これが一番しっくりきます。


■「乗りにくい」は欠陥ではない

僕らは、

普段の機械を、

使いやすいか。

乗りやすいか。

分かりやすいか。

そんな基準で見ます。

でも、

Ξガンダムは、

乗用車ではありません。

戦闘兵器。

だったら、

乗りにくい。

でも、

飛べる。

狭い。

でも、

強い。

人間側の多少の不便さを許容してでも、

兵器として成立させる。

そんな設計でも、

おかしくない。


■むしろ、そこに兵器らしさがある

普通のロボットアニメなら、

胸。

ハッチ。

開く。

主人公。

乗る。

これで、

十分です。

でも、

『閃光のハサウェイ』は、

その、

「乗る。」

という行為まで、

妙に現実っぽい。

巨大な機械へ、

人間が入っていく。

機械は、

人間の形をしている。

でも、

中身まで、

人間に優しいわけではない。

これ。

かなり好きです。


■しめ

Ξガンダム。

巨大。

複雑。

そして、

飛ぶ。

その胸にある、

コックピット。

入口は、

なぜ、

斜めなのか。

最初は、

単純に、

デザインだと思いました。

でも、

考えてみると、

少し違う。

内部には、

大量の機器。

外側には、

複雑な装甲。

さらに、

フライト・フォーム。

そして、

パイロットを守る、

コックピット。

その全部を、

一つの機体へ押し込む。

すると、

人間が通る場所が、

最後に、

少し曲がった。

斜めになった。

もし、

そうだとしたら。

これ。

妙に、

リアルです。

「人が乗るんだから、

真っ直ぐ入口を作ればいい。」

ではなく。

「そこしか、人間を通せなかった。」

そんな設計だったのかもしれない。

そして、

それこそ、

Ξガンダムという、

規格外の巨大兵器らしい。

次に、

『キルケーの魔女』を見る時。

戦闘だけではなく、

ハサウェイが、

Ξガンダムへ乗り込むところ。

ちょっと、

見てみてください。

あの斜めの入口の奥に、

設計者たちの、

とんでもなく面倒な苦労が、

詰まっているように見えてきます。

今日はここまで。

それでは、また別のお話で。