おはこんにちは。
どうも僕です。
ガンダムシリーズには、
ズゴック。
ゴッグ。
アッガイ。
ゾック。
ハイゴッグ。
驚くほど多くの水陸両用モビルスーツが登場します。
子どもの頃は、
「水の中で戦うモビルスーツなんだ。」
そのくらいにしか思っていませんでした。
でも大人になって軍事や兵站について調べるようになると、
私は逆にこう思うようになりました。
「ジオン軍は、なぜこれほどまでに海へ力を入れたのだろう。」
今回は、
・なぜ海を重視したのか
・地球降下作戦との関係
・水陸両用モビルスーツの軍事的価値
・連邦軍との技術格差
この視点から考察していきたいと思います。
それではいってみましょう。
■地球侵攻で本当に重要なのは「占領した後」
戦争というと、
敵を倒すことばかり考えがちです。
しかし、
実際の軍事では、
占領してからが本番です。
敵地を制圧する。
補給路を確保する。
兵站を維持する。
そして、
前線へ兵士や物資を送り続ける。
これらができなければ、
どれだけ勝っても戦線は維持できません。
つまり、
戦争は「戦う力」だけではなく、
支え続ける力が重要なのです。
■制海権は地球侵攻の生命線
地球の表面積のおよそ70%は海です。
だからこそ、
海を制する軍は、
移動の自由を手に入れます。
航空機は速い。
しかし、
燃料に限界があります。
搭載できる物資も限られます。
しかも、
飛行中は敵のレーダーや迎撃を受けやすい。
一方、
海は違います。
大型輸送艦で大量の兵器や燃料を運べる。
潜水艦なら、
敵に発見されにくい。
さらに、
海岸線のどこへでも上陸できる可能性があります。
つまり、
海を支配することは、
兵站そのものを支配することだったのです。
■だから水陸両用モビルスーツが必要だった
ここで登場するのが、
ズゴックをはじめとする水陸両用モビルスーツです。
彼らは、
海を移動し、
そのまま陸へ上陸できる。
これは、
揚陸部隊と戦車を一体化したような存在です。
輸送される兵器ではなく、
自ら海を渡り、そのまま戦闘へ移れる兵器。
だから、
海岸線への奇襲。
港湾施設の制圧。
補給基地への攻撃。
こうした任務に非常に適していました。
■ジャブロー攻略作戦も理にかなっていた
その代表例が、
ジャブロー攻略作戦です。
ジャブローは、
連邦軍最大の拠点。
その入口の一部は、
水路と密接につながっていました。
ズゴックが水中から接近したのは、
演出ではありません。
軍事的に考えても、
極めて合理的な侵攻ルートだったのです。
空から攻めれば迎撃される。
陸から攻めれば防衛線がある。
しかし、
水中なら発見されにくく、
奇襲の可能性も高まる。
攻略自体は失敗しましたが、
作戦そのものは非常に理にかなっていたと言えるでしょう。
■連邦軍は水中戦で後れを取っていた
もう一つ重要なのが、
技術格差です。
一年戦争初期、
連邦軍は水中専用モビルスーツの開発で大きく遅れていました。
そのため、
海中では、
ジオン軍が圧倒的な優位を持っていました。
ズゴック。
ゴッグ。
アッガイ。
これらは単なるバリエーションではなく、
連邦軍が弱い分野へ集中投資した結果だったのでしょう。
敵の弱点を突く。
これは現実の戦争でも基本中の基本です。
■現代でも海を制する国が強い
現代でも、
世界の物流の大半は船舶によって支えられています。
空輸は速い。
しかし、
大量輸送には向きません。
燃料。
食料。
弾薬。
車両。
これらは、
今でも船が主役です。
つまり、
ジオン軍が海へ力を入れた考え方は、
現代の軍事とも共通しています。
海を制する者が、補給を制する。
そして、
補給を制する者が、
戦争を優位に進めるのです。
■まとめ
ジオン軍が水陸両用モビルスーツを大量開発した理由は、
■地球侵攻後の兵站維持。
■制海権の確保。
■大量輸送への対応。
■奇襲能力の向上。
■連邦軍の弱点を突くため。
単に「海でも戦えるモビルスーツ」を作ったのではなく、
地球全体を戦場として考えた結果、生まれた兵器だったのでしょう。
■しめ
子どもの頃は、
ズゴックやアッガイは、
「水の中で戦う変わったモビルスーツ」。
そんな印象しかありませんでした。
でも大人になって見返すと、
そこには地球降下作戦。
兵站。
制海権。
そして敵の弱点を突く戦略まで考え抜かれていました。
だから私は、
水陸両用モビルスーツを見るたびに、
「ジオン軍は戦場だけでなく、その先にある補給や戦略まで見据えていたのではないか。」
そんなことを考えてしまいます。
今日はここまで。
それでは、また別のお話で。