おはこんにちは。
どうも僕です。
今回は、『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場した、
ジオン残党軍最大級のモビルアーマー、
ノイエ・ジール
について考察してみたいと思います。
初めて見たときの印象は、
「とにかく異形。」
ガンダムでもない。
モビルスーツでもない。
まるで宇宙戦艦とモビルスーツを足したような姿でした。
しかし今見ると、
この独特な形には、一切の無駄がありません。
むしろ、
「宇宙で戦うなら、人型である必要はない。」
そんな設計思想が、そのまま形になった兵器だったように思えます。
今回は、
・なぜ脚を持たないのか
・モビルアーマーとして完成度が高い理由
・巨大火力と機動力は両立できたのか
・現実の宇宙工学との共通点
この視点から考察してみたいと思います。
それではいってみましょう。
■脚を捨てた理由
これまで考察してきたモビルスーツは、
人型であることに意味がありました。
歩く。
踏ん張る。
武器を持つ。
地上では、それが大きな利点になります。
しかし、
ノイエ・ジールは宇宙専用です。
宇宙では、
歩くことはありません。
重要なのは、
推力。
つまり、
どれだけ速く移動できるか。
どれだけ素早く姿勢を変えられるか。
そこで不要になったのが脚でした。
脚をなくしたことで、
そのスペースを巨大なスラスターやプロペラントタンク、武装に充てられるようになったのです。
■宇宙では「空気抵抗」が存在しない
地上では、
空気抵抗があります。
だから流線形が重要になります。
しかし宇宙では違います。
空気がありません。
つまり、
どんな形でも飛べる。
だからノイエ・ジールは、
空力を一切気にする必要がありませんでした。
重要なのは、
推進装置の配置。
重心。
姿勢制御。
これらだけです。
その結果、
現在のロケットや人工衛星にも少し似た、
「機能を優先した形」が生まれたのでしょう。
■火力と機動力を両立した兵器
巨大兵器というと、
鈍重なイメージがあります。
しかしノイエ・ジールは違います。
大型メガ・カノン。
多数のビーム砲。
大型クローアーム。
さらに高い機動力。
これだけの性能を同時に実現しています。
その背景には、
巨大なジェネレーターと多数のスラスターがあります。
以前書いたジェネレーターの記事でも触れましたが、
火力を増やすには、
まずエネルギーが必要です。
つまり、
ノイエ・ジールは
「巨大だから強い」のではなく、
必要なエネルギーを生み出せるから強い。
そんな設計思想だったのです。
■クローアームは「手」ではない
ノイエ・ジールの特徴といえば、
巨大なクローアームです。
一見すると、
モビルスーツの腕のようにも見えます。
しかし、
役割は少し違います。
武器を持つためではなく、
敵機を拘束する。
押さえ込む。
姿勢を崩す。
つまり、
白兵戦というより、
「制圧兵器」としての役割が強かったのでしょう。
必要最低限の可動だけを残し、
機能を優先する。
これもモビルアーマーらしい設計です。
■デンドロビウムという好敵手
ノイエ・ジールを語るうえで外せないのが、
ガンダム試作3号機 デンドロビウムです。
どちらも巨大。
どちらも高火力。
しかし思想は対照的です。
デンドロビウムは、
モビルスーツを中核にした兵器。
一方、ノイエ・ジールは、
最初からモビルアーマーとして設計された兵器です。
似たような規模でも、
設計思想の違いが戦い方の違いとして表れているのが、とても興味深いところです。
■現実の宇宙工学と重なる設計
現実の宇宙開発でも、
宇宙船に人間のような脚はありません。
必要なのは、
推進装置。
姿勢制御用スラスター。
燃料タンク。
通信装置。
ノイエ・ジールも同じです。
人型に縛られず、
宇宙という環境に最適化した結果、
あの独特な姿になったのでしょう。
「人型ロボット」というより、
戦う宇宙船という表現の方が近いのかもしれません。
■おすすめガンプラ
HGUC ノイエ・ジール
圧倒的なサイズと密度で、ジオンの技術力とモビルアーマー思想を体感できるキットです。
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巨大兵器同士の設計思想を比較するなら、ぜひ並べて見たい一機です。
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■まとめ
ノイエ・ジールは、
脚を失った兵器ではありません。
■宇宙専用だからこその割り切り
■推進力を最優先した構造
■巨大ジェネレーターが支える火力
■機能だけを追求したモビルアーマー思想
そのすべてが詰め込まれた、
**「宇宙戦に最適化された完成形のモビルアーマー」**でした。
■しめ
初めてノイエ・ジールを見たときは、
「変わった形のラスボスだな」という印象しかありませんでした。
でも今は違います。
この機体を見ていると、
「宇宙で戦うなら、本当に人型である必要があるのか。」
そんな設計者からの問いかけが聞こえてくるようです。
人型という常識を捨て、
宇宙という環境だけを見つめて生まれた兵器。
だからこそ、ノイエ・ジールは今でも唯一無二の存在感を放っているのでしょう。
今日はここまで。
それでは、また別のお話で。