おはこんにちは。
どうも僕です。
前回は、
バクゥについて書いた。
砂漠という環境に合わせて、
人型を捨てた四足歩行。
改めて見ても、
かなり合理的な機体だった。
そして今回は、
SEEDでもう一機、
欠かせない量産機について書きたい。
ジン。
である。
SEEDを初めて見たのは大学生の頃。
オープニングで、
無数のジンが宇宙を飛ぶ姿を見て、
「新しいザクなんだろうな。」
そう思った。
実際、
物語序盤ではザフト軍の主力機として活躍し、
ストライクを苦しめる。
しかし20年以上経った今、
不思議に思う。
なぜジンは、
ザクほど語り継がれないのだろう。
今回は、
ジンという機体を、
工学と兵器思想の視点から考えてみたい。
それではいってみましょう。
■ジンは「最初」の量産機だった
まず知っておきたいのが、
ジンはザフト初の本格量産型モビルスーツであること。
それまで主力だった戦闘機や艦艇に代わり、
MSという新しい兵器体系を築いた。
これは、
宇宙世紀でいうザクIIとよく似た立ち位置だ。
つまり、
世界を変えた一機だった。
■宇宙戦に特化した設計
ジンは、
宇宙での戦闘を前提として設計されている。
大型バックパック。
高い推進力。
AMBACを活かした機動性。
地上よりも、
三次元機動が求められる宇宙では、
非常に理にかなった構造だった。
重力に縛られない宇宙だからこそ、
人型が活きる。
ここがバクゥとの大きな違いだ。
■なぜザクほど人気が出なかったのか
私は理由が三つあると思う。
一つ目は、
登場期間。
SEEDは、
機体更新が非常に速い。
シグー。
バクゥ。
ラゴゥ。
ゲイツ。
次々と新型が登場する。
結果として、
ジンが主役でいられた時間は短かった。
二つ目は、
「完成形」だったこと。
ザクは、
ⅠからⅡへ進化し、
派生機も数え切れない。
しかしジンは、
最初から完成度が高く、
大きな改修を必要としなかった。
優秀だからこそ、
ドラマが生まれにくかったのかもしれない。
三つ目は、
ライバルの存在だ。
ザクの相手はガンダムだった。
ジンの相手は、
ストライクだけではない。
フリーダム。
ジャスティス。
プロヴィデンス。
あまりにも印象的な機体が多く、
どうしても影が薄くなってしまった。
■それでもジンは名量産機
私は、
ジンの魅力は派手さではなく、
「軍隊らしさ」だと思う。
奇抜な武装ではなく、
任務に応じて武器を換装する。
一機で何でもこなすのではなく、
部隊で役割を分担する。
これは現実の兵器運用にも通じる。
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シンプルながら量産機らしい力強さを楽しめるキット。
背部スラスターや武装の無骨さも魅力。
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■まとめ
ジンは、
ザクのような派手な人気こそない。
しかし、
■ザフト初の量産型MS
■宇宙戦に特化した合理的設計
■高い汎用性
■軍隊としての運用思想
という、
SEED世界の基礎を築いた重要な機体だった。
■しめ
大学生だった頃の私は、
ジンを「新しいザク」としか見ていなかった。
でも今見ると、
それは少し違った。
ジンはザクを目指した機体ではない。
コズミック・イラという新しい世界で、
新しい戦争の形を模索した結果、生まれた兵器だった。
派手さでは主役機に敵わない。
後継機ほど高性能でもない。
それでも、
量産機として最前線を支え続けた事実は変わらない。
ガンダムシリーズでは、
つい主人公機ばかりに目が行く。
でも、その主人公機が戦えたのは、
無数の量産機が戦場を作っていたからだ。
そう考えると、
ジンという機体は、SEEDという物語の土台を支えた「縁の下の力持ち」だったのかもしれない。
今日はここまで。
それでは、また別のお話で。