おはこんにちは。
どうも僕です。
先日、
YouTubeショートを眺めていた。
Ζガンダム関連の動画だった。
そこに映ったのは、
巨大な黄色いモビルスーツ。
ジ・O
である。
子供の頃の私は、
この機体があまり好きではなかった。
理由は単純。
地味だった。
のである。
Ζガンダムは変形する。
百式は金色。
キュベレイはファンネルを飛ばす。
しかしジ・O。
太い。
大きい。
終わり。
そんな印象だった。
しかし大人になって見ると、
逆に気になる。
なぜ、
あれほどの天才だったシロッコが、
最後にこの機体へ辿り着いたのか。
今回は、
ジ・Oという機体を通して、
シロッコが最後に見た景色を考察してみたい。
それではいってみましょう。
■そもそもジ・Oとは
PMX-003。
設計者は
パプテマス・シロッコ
。
木星圏で培った技術と経験を注ぎ込んだ、
まさに専用機である。
■シロッコは可変機の天才
ここ重要。
シロッコといえば、
メッサーラ。
パラス・アテネ。
ボリノーク・サマーン。
そしてジ・O。
数々の高性能機を設計した。
特にメッサーラは、
以前の記事でも書いた通り、
可変機の先駆者とも言える存在だった。
つまり、
変形のメリットを誰より知っている。
のである。
■なのに変形しない
ここ。
今回最大の疑問。
なぜ?
である。
■変形は強い
飛べる。
速い。
戦術の幅が広がる。
見た目も格好良い。
子供の頃の私は、
可変機最強だと思っていた。
しかし大人になると見えてくる。
■変形には代償がある
まず構造。
複雑。
関節が増える。
可動部が増える。
壊れる場所も増える。
のである。
■整備性の問題
以前、
可変機の記事でも触れた。
変形機構はロマン。
しかし整備兵から見れば悪夢。
部品点数が多い。
調整箇所が多い。
故障しやすい。
のである。
■ジ・Oは真逆
シロッコは、
それを理解していた。
だから最後は、
余計な変形を捨てた。
その代わり、
推力を盛った。
装甲を盛った。
反応速度を盛った。
のである。
■ファンネルもない
ここも面白い。
後の時代を見ると、
ファンネル全盛。
キュベレイ。
νガンダム。
サザビー。
どれも遠隔兵器を持っている。
なのにジ・Oは持たない。
■なぜなのか
私はこう思う。
シロッコは、
最後に気付いたのではないか。
結局、
最後は自分で戦う。
と。
■武器は最低限
ビームライフル。
ビームサーベル。
そして隠し腕。
シンプル。
なのである。
■隠し腕が象徴的
これが好き。
ジ・O最大の特徴。
隠し腕。
子供の頃は、
ただのサプライズ武器だと思っていた。
しかし今見ると違う。
最短距離で相手を倒す。
そのためだけの装備。
■シロッコらしい発想
派手さはない。
ロマンも少ない。
しかし合理的。
勝つための機体。
なのである。
■子供の頃と今
子供の頃は、
キュベレイの方が好きだった。
ファンネル飛ぶし。
格好良いし。
でも今見ると、
ジ・Oの方が面白い。
設計思想が見える。
のである。
■工学的に見ると
ジ・Oは、
究極の引き算かもしれない。
変形を捨てる。
遠隔兵器を捨てる。
余計な機構を捨てる。
その代わり、
機体そのものを強くする。
非常に現実的。
なのである。
■おすすめガンプラ
HGUC ジ・O
圧倒的なボリューム。
完成すると棚の主役になる。
公式サイト
MG ジ・O
長年多くのファンに愛される大型キット。
まさにラスボスの風格。
公式サイト
■まとめ
ジ・Oは、
単なるラスボス機体ではない。
■変形を捨てた
■遠隔兵器を捨てた
■整備性を重視した
■機体性能そのものを高めた
そんな、
シロッコなりの答えだった。
■しめ
今回改めて思った。
人は歳を重ねると、
足し算より引き算に魅力を感じる。
若い頃は、
機能が多い方が凄く見える。
武器が多い方が強く見える。
変形した方が格好良く見える。
でも大人になると違う。
本当に必要なものだけ残す難しさが分かる。
ジ・Oを見ていると、
そんなことを考える。
可変機を作った男。
最新技術を知り尽くした男。
その天才が最後に選んだのは、
最もシンプルな答えだった。
もちろん、
それが正解だったかは分からない。
実際、
最後はカミーユに敗れている。
しかし、
あれほどの天才が行き着いた結論だからこそ、
今でも多くのファンがジ・Oに惹かれるのだと思う。
派手さはない。
でも深い。
そんな機体なのである。
今日はここまで。
それでは、また別のお話で。