深夜ラジオをつける理由は、人それぞれある。
眠れない夜、勉強の合間、何も考えずに笑いたいとき──。
そんな“ただ笑いたい夜”に、これ以上ない相棒だったのが
『くりぃむしちゅ〜のオールナイトニッポン』だ。
伊集院光、爆笑問題、ナイナイ、おぎやはぎ……
数々のお笑い芸人ラジオを聴いてきた中でも、
この番組はとにかく瞬間最大風速の笑いが凄かった。
番組のあらましと放送時期
番組名:くりぃむしちゅ〜のオールナイトニッポン
放送局:ニッポン放送
放送時期:2005年7月5日〜2008年12月30日
深夜:1時〜3時
パーソナリティ:有田哲平/上田晋也
当時、まだ「海砂利水魚」から改名して間もない時期。
テレビでのブレイクと並行して、
ラジオではより剥き出しのトークが展開されていた。
有田哲平 × 上田晋也の異常なまでの噛み合い
この番組の最大の魅力は、
やはり有田哲平さんと上田晋也さんの掛け合いだろう。
・有田さんの暴走気味な妄想とボケ
・上田さんの即座に刺さるツッコミ
・そしてなぜか成立してしまう世界観
作り込まれたコントではなく、
トークそのものがエンタメになっていた。
伝説のコーナー
「ツッコミ道場!たとえてガッテン」
数あるコーナーの中でも、特に印象深いのが
「ツッコミ道場!たとえてガッテン」。
ルールは驚くほどシンプル。
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5戦ハガキ職人がネタを投稿
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有田・上田がそれぞれ読み上げる
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スタッフが勝敗を判定
ただそれだけ。
なのに、内容がとにかく強烈。
リスナーの想像力と、
二人の読み方・アドリブが噛み合い、
毎回、腹を抱えて笑うしかなかった。
海砂利水魚時代のネタ再現という狂気
忘れられないのが、
「お二人のお母様がコンビを組んだら」という設定。
この設定で、
なんと海砂利水魚時代のネタを再現するという暴挙。
ラジオなのに、
頭の中では完全に舞台が立ち上がる。
この“想像させる力”こそ、
ラジオの醍醐味だと改めて思わされた瞬間だった。
熊本時代のエピソードがまた強い
有田さん、上田さん
お二人とも熊本県出身。
学生時代の話がまた、
どこか懐かしくて、妙にリアルで面白い。
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橋の下でのエピソード
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プロパンガス空気販売疑惑
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地元ならではの空気感
作り話なのか、実話なのか、
その境界すらどうでもよくなるほど笑えた。
なにも考えず、ただ笑いたい夜に
くりぃむしちゅ〜のオールナイトニッポンは、
頭を空っぽにして聴けるラジオだった。
深夜、布団の中で
イヤホン越しに吹き出しそうになるあの感じ。
今聴いても、
きっと同じように笑ってしまうと思う。
締め
ラジオは、映像がない分、
想像力と記憶に深く残る。
くりぃむしちゅ〜のANNは、
間違いなく“人生のどこかを明るくしてくれた番組”だった。
またふと、
なにも考えずに笑いたくなった夜に──
思い出して聴き返したくなる、そんな伝説だ。
今日は、ここまで。
それでは、また別のお話で。