第1話
人生の三分の一は、深夜ラジオでできている
📌 120字要約
15歳から7年間、木曜から日曜まで深夜ラジオと共に過ごした日々。
ナイナイANN、声優ラジオ、アニラジに救われ、笑い、眠気と戦った青春。
ラジオは今も、過去の自分に戻れるタイムマシンだ。
はじめに
あの頃は、
この時間が将来の役に立つなんて思っていなかった。
ただ毎週、決まった深夜にラジオをつけて、
眠い目をこすりながら声に耳を傾けていただけだ。
でも今なら、はっきり分かる。
あの時間が、今の自分をつくっている。
木・金・土・日
僕の一週間は、深夜ラジオでできていた
学生時代、
僕の一週間は木曜から始まり、日曜の深夜で終わっていた。
平日か休日かではない。
深夜ラジオがあるかどうか。
それが、生きるリズムそのものだった。
【木曜日】ナインティナインのオールナイトニッポン
木曜深夜1時。
ビタースイートサンバが流れる。
それだけで
「今週もここに戻ってきた」と思えた。
ナインティナインの軽快なトーク、
歯に衣着せぬ岡村さんの言葉、
腹を抱えて笑わせてくれるハガキ職人たち。
翌日は学校があるのに、
気づけば深夜3時。
夜中に笑い声を殺すのが、
毎週の恒例行事だった。
【金曜日】声優さんの声に浸る夜
金曜日は、声優ラジオの日だった。
文化放送を中心に、
声優さんたちの素の声を聴く時間。
アニメの中とは違う、
少し力の抜けたトーク。
声だけなのに、距離が近い。
それがアニラジの魅力だった。
【土曜日】アニソンと創作の夜
土曜日は23時から、アニソン特集番組。
そこから自然に、
深夜ラジオの世界へ沈んでいく。
広井王子さんの語る創作論、
冨永み〜なさんの温度ある声。
ただの娯楽じゃない。
「作ること」「表現すること」を、
ラジオから教わっていた気がする。
【日曜日】終わりと始まりが混ざる時間
日曜の深夜は、少し切なかった。
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電撃大賞 クリスクロス
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サクラ大戦
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林原めぐみの東京ブギーナイト
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緒方恵美の銀河に吼えろ
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関智一・長沢美樹のラジオビッグバン
翌日からまた日常が始まる。
それでも、この時間があるから耐えられた。
寝不足でも、幸せだった理由
正直、よく寝不足になっていた。
でも——
昨日聴いたラジオの内容を思い出すだけで、
それだけで幸せになれた。
多分、
自然と笑顔になっていた。
ラジオは、人生のタイムマシン
人生の三分の一は、
ラジオでできていると言ってもいい。
今はアニラジから離れて久しい。
それでも、人生の節目には
必ずラジオがあった。
ラジオ番組を思い出すたび、
当時の景色や感情まで鮮明に蘇る。
ラジオは、
過去の自分に立ち返れるタイムマシン
なのかもしれない。
おわりに
今日、久しぶりに
ラジオをつけてみようと思う。
あの頃と同じ気持ちには戻れなくても、
少しだけ、近づける気がするから。
今日は、ここまで。
それでは、また別のお話で。