🟦 要約ボックス
RGガンプラは完成度の極みに到達した。
それでも僕らが「出ない機体」「未完成機体」に惹かれる理由は、完成ではなく“余白”を求めているからだ。GP02やクシャトリヤを通して、その心理を考察する。
はじめに
RGガンプラは、もう十分すぎるほど完成されている。
ユニコーン、シナンジュ、ジオング。
どれも「決定版」と呼んで差し支えない完成度で、組み上げた瞬間に思わず手が止まる。
それなのに——
なぜ僕らは、RGで出ない機体や未完成な機体の話を、今もやめられないのだろうか。
RGという“完成の極み”
RG(リアルグレード)は、
設定再現・可動・情報量を
1/144スケールで限界まで突き詰めたシリーズだ。
近年のRGは、
「ここまでやってしまったら、もう答えだ」
と思わせる完成度に到達している。
だからこそ次に欲しくなるのは、
さらなる完成ではない。
僕らが無意識に求めているのは、
想像の入り込む余白なのだ。
なぜGP02はRGで出ないのか
GP02サイサリスは、0083を象徴する異端の機体だ。
脚部の重量、関節保持力、巨大シールド、核バズーカ。
技術的な理由はいくつも挙げられる。
しかし本質は、そこではない。
GP02は——
RGという枠に、思想が収まりきらない機体なのだ。
精密に再現されるほど、
兵器としての歪さや危うさが露わになる。
RGは完成の物語。
GP02は破綻を内包した物語。
「作れない」のではなく、
**「収まらない」**のである。
クシャトリヤがRGで出たら、どうなるのか
もしRGクシャトリヤが出るなら、
完璧である必要はない。
バインダーは分割され、
可動は制限され、
ポージングにも妥協が生まれるかもしれない。
それでも、きっと欲しくなる。
なぜなら僕らが見たいのは、
完成されたクシャトリヤではなく、
**RGというシリーズが“挑戦した結果”**だからだ。
成功か失敗かではない。
その挑戦そのものに、価値がある。
未完成機体に惹かれる理由
RGは完成の物語。
未完成機体は想像の物語。
出そうで出ない機体、
商品化されない機体には、
「まだ語られていない余白」が残っている。
その余白に、
・自分ならどう再現するか
・どこを割り切り、どこを残すか
そんな想像を重ねてしまう。
僕らが惹かれているのは、
プラモデルそのものではない。
まだ語られていない可能性なのかもしれない。
おわりに
RGで出る・出ないは、もう二の次だ。
語りたくなる機体がある。
想像したくなる余白がある。
それだけで、ガンプラは十分に楽しい。
さて——
あなたなら、RGで
どの「未完成な瞬間」を再現したいだろうか。
今日は、ここまで。
それでは、また別のお話で。
