【RGジオング レビュー決定版】造形・可動・物語性を極めた“足のない完成形”

おはこんにちは、どうも僕です。

🔰 この記事で分かること(120字要約)

RGジオングの魅力を、作品背景・シャアの物語・圧倒的可動域・有線式マニピュレーターの完成度まで徹底解説。RGガンダムVer.2.0と組み合わせたラストシューティング再現の楽しみ方や、価格以上の価値についても語ります。

ガンプラを作り続けていると、年に数回——いや、数年に一度、
「これはもう模型という枠を超えている」と唸るキットに出会います。

RG 1/144 ジオング

結論から言いましょう。
本キットは、作る・動かす・眺める・語る、そのすべてが高水準で成立した、
リアルグレードの到達点のひとつです。

機動戦士ガンダムのジオングとは?|一年戦争最終局面に登場した未完成の完成形

ジオングは『機動戦士ガンダム』終盤、
一年戦争の最終局面に投入されたニュータイプ専用試作モビルスーツ

最大の特徴は、

  • 脚部を廃した設計

  • 全身に配置されたメガ粒子砲

  • 有線式マニピュレーター

開発途中のまま実戦投入された機体であり、
その思想を象徴するのが、あまりにも有名なこの一言。

「足なんて飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ」

このセリフ一つで、
ジオングが“合理性の塊”であることが分かります。

シャア・アズナブルとは何者か|ジオングから『逆襲のシャア』へ繋がる軌跡

ジオングに搭乗したのは、
赤い彗星 シャア・アズナブル

一年戦争におけるシャアは、
復讐者であり、ニュータイプであり、理想を模索する若者でした。

アムロ・レイとの死闘、
そして“ラストシューティング”による決着。

しかし物語は、ここで終わりません。

理想と現実の乖離、人類への失望、
アムロという存在への執着が積み重なり——

その行き着く先が、映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』です。

ジオングは、
シャアが一年戦争で搭乗した最後のモビルスーツ

だからこそ、この機体には重みがあります。

RGジオングの魅力①|驚異の可動域とスカート構造

RGジオングを手に取って、まず驚くのは可動域。

特に注目したいのが、
ノズル周辺に配置されたスカートパーツの可動構造です。

この部分が大きく展開・可動し、
まるで戦闘機の主翼に付随するフィンのように姿勢制御しているかのよう。

静止状態でも成立し、
動かすことでさらに説得力が増す——

「動かすための可動」が、
「魅せるための可動」へ昇華されています。

RGジオングの魅力②|装甲裏モールドと色分けに見るRGの狂気

RGジオングの真骨頂は、
完成後ほとんど見えなくなる部分にこそあります。

各装甲の裏側にまで施された緻密なモールド、
成形色による精密な色分け。

正直、
「ここまでやる必要ある?」と思うレベル。

ですが、
その“やりすぎ”こそがRG。

作っている最中、
確実にこちらのテンションを引き上げてくれます。

RGジオングの有線式マニピュレーター|人と機械が融合した造形

ジオング最大のアイコン、
有線式マニピュレーター

RGでは、
これをアドヴァンスドMSジョイントで再現。

指一本一本が非常に滑らかに可動し、

まるで、
人の手の動きと機械構造が融合した彫刻のようです。

ここはもはや、
ガンプラというより工業デザイン。

エフェクトパーツとポージング|指先から放たれるビーム演出

エフェクトパーツを装着すると、
臨場感は一気に跳ね上がります。

ポージング次第では、
そのまま指先からビームが発射されているように見える。

ジオングは、
止めポーズよりも攻撃の瞬間を切り取るのが映えるMSです。

RGジオングの価格と評価|6,050円でも高くない理由

価格は約6,000円前後

RGとしてはやや高価ですが、

  • 情報量

  • 可動

  • 満足度

  • 存在感

どれを取っても、
価格以上の体験が得られるキットです。

個人的には、
「むしろ安い」と感じるレベルでした。

RGジオング×RGガンダムVer.2.0|ラストシューティング再現の楽しみ方

RGジオング最大の遊びどころ。

それが、
RGガンダム Ver.2.0と組み合わせた
“ラストシューティング”の再構築です。

公式再現キットも存在しますが、
あえて——

自分なりの時間軸・解釈で演出するのが最高に楽しい。

角度、距離感、指先の表情。

考える時間そのものが、
RGジオングの醍醐味です。

RGジオング・RGガンダムVer.2.0 購入リンクまとめ

※在庫状況は変動します

まとめ|RGジオングは“作る体験そのもの”が完成している

RGジオングは、

  • 一年戦争の物語性

  • シャア・アズナブルという男の重み

  • リアルグレード技術の集大成

そのすべてを内包した、
体験型ガンプラです。

完成して終わりではない。

動かし、考え、演出し、

そして——
自分だけのラストシューティングを完成させる

それこそが、
RGジオング最大の価値だと、僕は思います。

🧠 余韻として

あなたなら、どの瞬間を再現しますか?

一年戦争最終局面の死闘か、
アムロとの距離が最も近づいた瞬間か。

RGジオングは、
その問いを“形”にできる数少ないキットです。

 

今日は、ここまで。

 

それでは、また別のお話で。