おはこんにちは。

10月に入り、朝晩は冷え込み、日中はまだ汗ばむ――
寒暖差に身体がついていかない、昭和の男です。

皆さま、いかがお過ごしですか?
どうも、僕です。

■ 前回のあらすじ

早朝ウォーキング後、自宅の電子ロックが沈黙。
充電ゼロの携帯と、開かないドアに翻弄される午前7時。
カフェで断られ、向かった先は交番――
果たして人の優しさはここにあるのか!?

■ 交番での奇跡

3人の警察官に緊張の面持ちで事情を説明。

「あの‥ご相談なのですが‥」
「はい?」
「自宅に入れず、管理会社に電話したくて‥」
「はい‥」
「ですが、携帯が切れてまして‥充電させてもらえませんか?」

少し上目遣いでか弱さを演出。
おっさん、全力で同情を誘う。

「規則でできません」

──なんて日だ!!!心の中で叫ぶ。

しかし冷静に考えれば、当然だ。
公的施設の電気を個人が使うなんて、絶対ダメ。

肩を落とし、諦めかけた瞬間。

若い警察官が、ニッコリ笑いながら言った。

「夜勤終わったので、私のモバイルバッテリー使います?」

「えっ?!えっ、いいんですか?」
「はいっ」

後光が差して見えた…!

■ 充電の神降臨

「10分ほど借ります」
「はい、どうぞ」
「帰る時間、遅くなりませんか?」
「困っている人を助けないなんてありませんよ」

惚れてまうやろーーーーっ!

 

モバイルバッテリーを接続した瞬間、携帯が喜びの音を奏でる。
見る見る充電されるスマホ。
警察官とたわいない会話を交わし、約10分後、充電は10%。

「ありがとうございます!もう十分です」
「いや、もっとしてもいいですよ」
「いえ、これ以上はご迷惑になるので」

人の優しさ、沁みる瞬間。
充電以上に、心が満タンになった朝でした。

■ さあ、管理会社へ

復活した携帯を握りしめ、管理会社に電話。

「はい、管理会社です」
「〇〇に住んでいる者です」
「はい、どうされました?」

事情を説明すると、女性担当者が淡々と答える。

「オートロックの下に突起があります。9V電池を当てれば開きます。その後、単三電池に交換してください」

──えっ?9V電池って、誰が用意するの?!
「電池や修理は、お客様ご自身でお願いします」

ちょっと待って、心の声が叫ぶ。
「えっ、入居者負担!?」「マジかよ…」

電話を切り、気持ちを落ち着けつつコンビニへ。

■ 9V電池、幻か現実か

店内に入り、文房具売り場へ一直線。
単三、単四、12本セットはあるが…9V電池はなし。

人生で最後に使ったのは、ミニ四駆の大会だったか…
(あの大会では、すでに使用は禁止されてたし…)

深呼吸。空を仰ぐ。
ここから、9V電池を求めた新たな旅が始まる――。

■ 次回予告

  • 「9V電池、現るか?」

  • 「昭和男、現代コンビニに挑む」

  • 「開錠なるか、人生のレバー」

果たして鍵は開くのか?
次回も、昭和男の電池探し冒険譚をお楽しみに。