今回は、過去に同じく紹介した(読書した)書籍の続編を完読した感じです。
(ご参考:以前に読んだ書籍『後期日中戦争』)
で、今回はこちらとなります。
(またも、ピンぼけ・・。取り直そうという発想すら無く(笑))
『後期日中戦争 華北戦線』(文春新書K-449) 著者:広中一成
見ての通り、広中氏の書籍「後期日中戦争」の続編となる作品です。前作は中国でも南部(華南・華中)に焦点を合わせた作品で、有名どころですと『大陸打通作戦』などを扱っていました。そして、今回はタイトルのとおり場所を変えて華北つまりは中国の北部に焦点を合わせた作品となっています。
こちらは日本軍はもとより中華民国(国民党軍)や中国共産党(八路軍)そして各地方に割拠する地元組織(軍閥?)などがより複雑に入り乱れていた様子が描かれています。具体的には、河北省・山東省・河南省・山西省と4つの省についてそれぞれ1つの章を割り当てる感じで記述されており、それぞれに状況は異なっていたことが分かります。
正直、読んでてなかなかにしんどかったです・・。これじゃあ中国人に恨まれても文句言えんよなぁ!って思わざるを得ない、といった感じ。
そして、これまであまりこれらのことに注目が集まらなかったのは、単純に日本に都合が悪い!ということもさることながら、いわゆる“戦記物”的な視点でも対米戦と比較して同じ苦戦・敗戦を描くにしても「画にならない」というか、繰り返しになりますが色んな意味でしんどいからではないかと。
だからこそ、こうして敢えて『後期日中戦争』というタイトルで光を当てたこれらの作品(2作品)を執筆された広中氏には大いに感謝したいです。
ということで、最近プレーのペースがやや落ちている『スターフィールド』から。