駿河の国で寄り道(40)「麓山神社」と「豊由気神社」(ヤマトタケルその10) | れいんぼうの部屋

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釣り以外の記事の方が増えています。

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今回のテーマは「駿河の国の見どころ」。

 

「駿河の国の見どころ」での前回は「ヤマトタケル」にちなんだ地「廣野神社」「軍神社」「菖蒲神社」を訪ねた。

 

「ヤマトタケル」は各地にいろいろな伝説が伝えられていて、駿河の周辺には関連した見どころが多い。

 

 

今回は「麓山神社」と「豊由気神社」

 

 

「静岡浅間神社」の境内社に「麓山神社」がある。

 

この「麓山神社」は浅間神社が勧請される前から存在していた。

 

〇浅間神社の百段

 

百段の階段を上って右の階段を上ると神社がある。
「はやまじんじゃ」と呼ぶ。 
 

〇麓山神社

賎機山の中腹にあるので参拝者はほとんど見かけない。

浅間神社の常連さんでも参拝したことがが無い人も多い。

 

〇麓山神社

参拝の栞に説明があったので読んでみる。

古来、賤機山上に鎮座。「山宮」と称せられた。
本社の別宮。漆塗極彩色。例祭/4月22日
大山祇命(おおやまづみのみこと)を主神とし、日本武尊を配祇する。
主神は本社浅間神社の木之花咲耶姫命の御父神にまします。
当社は宮元八ケ町の氏神でもある。

 

 

主神の「大山祇命」は山の神として信仰されている。

「ヤマトタケル」は「大山祇命」と一緒に祀られている。

 

〇麓山神社

 

この神社も浅間神社と同じ時期に綺麗に彩色された。

 

〇麓山神社の拝殿

神社の入口には武家人形が座っている。

 

〇麓山神社の拝殿の裏

 

 

〇麓山神社の本殿

 

 

 

 

次に訪ねる神社は清水区の庵原にある「豊由気神社」

 

庵原の地の北端に丘の麓にある。

 

「ヤマトタケル」を祀っているわけではないが、ゆかりがある神社。

 

〇豊由気神社


駿河国二ノ宮と言われる豊由気神社。

ちなみに一ノ宮が静岡浅間神社。

由緒書を読む。

豊由気神社
郷社 豊由気神社御由緒
祭神 豊受姫命
相殿 村社一ノ宮 祭神 木花開耶姫命 明治8年12月25日村社に列セラル
社格 明治8年12月25日郷社に列セラル
社地 清水市庵原町宮ノ後
社域 426坪
氏子 清水市庵原町
祭日 10月17日
神饌幣帛料 庵原郡供進 明治40年6月21日指定セラル
(由緒)
 謹テ篤記ヲ按スルニ今ヨリ凡1863年ノ昔
 人皇第12代景行天皇ノ御宇皇子日本武尊御東征ノ砌
 蘆原郷ニ豊積神社式は止由気神社トシテ豊受大社ヲ祭ラセ給ヒ
 同時ニ安倍郡神倍神社ニ天照大神ヲ祭ラセ給フ
 即両宮ヲ蘆原安倍ノ国ニ祭リ給ヒシヲ以ツテ
 二ノ宮ト称セリ相殿一ノ宮ハ後ニ至リ勧請セシモノナリ
(境内社)
小里社 伊佐奈岐尊     山本社 御嶽大神
金谷社 金山彦命      新田社 保食命
小路社 保食命        八幡社 誉田別命
小外社 保食命        天神社 菅原道真
山梨社 大山祇命      天王社 素戔鳴命
中村社 保食命        大歳御祖社 御歳神
下川原社 保食命      大門社
  昭和48年10月17日
 清水市庵原町氏子奉賛会創立記念  会長 大多和由朗 謹書



〇豊由気神社の拝殿。

 

〇豊由気神社


奥が本殿

 

 

境内の脇に保存樹林の説明があった。

<保存樹林>  この樹林は清水市みどり条例により保存樹林として指定されたものです。  にんなで大切に守っていきましょう。 樹種名 けやき・くす(代表木)
指定番号 第30号
指定年月日 昭和60年4月1日     清水市

 

 

 

 

駿河の国には「ヤマトタケル」に関わる多くの伝説が有るので、ゆかりの地を巡る。

 

 

次回「駿河の国で寄り道(41)」は「愛宕神社」「駿州来宮神社」。