今回のテーマは「統計資料を楽しむ」。
統計資料に興味があって、厚労省が公表しているデータ(e-Stat)などで遊ぶ。
「統計資料」を表計算ソフトで編集
統計資料で遊んでいて、県別の人口を見ている時、
「東日本大震災からもう13年も経ったんだ」と気が付いた。
お住まいの人たちは住み続けているのだろうか。
新しく住もうとしている人がいるのだろうか。
と疑問が浮かんだので統計資料を見てみた。
〇国勢調査の人口表を抽出
全国との比較や東北3県の比較数字を見ても人口規模が違い過ぎて良く分からない。
そこで2010年の人口を100としてどのように推移しているのかを比較してみた。
〇比較一覧
〇見やすいようにグラフにしてみる。
宮城は全国平均と変わらなかった。
それどころか5年後には全国平均を上回っている。
福島は原発の影響が好転しないのだろうか。
5年後に下がっているのは分かる。
原発の制限が減ってきた10年後にかけても下げ止まらない。
何故だろう?
岩手は福島と同様の下がり方をしている。
ここも5年後に下がっているのは分かるが、10年後にかけても下げ止まらないのは何故だろう。
福島も岩手も10%も人口減少している。
宮城(仙台)に人口が流れているのだろうか。
その後、青森、秋田、山形を見てみたら同程度の人口減少が見られた。
地震の影響というより、宮城を除く東北全体に人口減少の別の理由があるようだ。
統計資料はいろいろなことを考えさせてくれて楽しい。