統計資料に興味があって、厚労省が公表しているデータ(e-Stat)などで遊んでいる。
「5歳階級人口データ」を表計算ソフトで編集
前回も国勢調査データの「人口データ」を表計算ソフトを使って遊んだ。
〇前回「5歳階級人口データ」を元に作成したグラフ
(男) (女)
1900年代の線は生きていれば110歳以上の人が70歳代の数字。
1950年代の線は60歳代の人のことなので、まだ30年後の線が無い。
40歳時点の人口を100%として、それぞれの年代で何パーセントの人が生き残っているか男女別にグラフにした。
それぞれ100人のうち何人生きたかがわかる。
10年後が50歳、30年後が70歳の生存率ってこと。
全体に寿命が延びてきているのが解る。
1940年代と1950年代のグラフ線はほぼ同じ傾きになっているので重なってしまって見にくい。
この両年代の60歳代での生き残り人数はほぼ同じなので、寿命の延びはほぼ止まっていたということが推察される。
今回も平均寿命の話「簡易生命表」
「寿命」をネットで検索したら厚労省が「簡易生命表」なるものを作成していた。
〇令和2年簡易生命表
これは、各年齢の者が1年以内に死亡する確率などを表にしたものとのこと。
一覧表は105歳まで数字が並んでいるが数字がたくさん並んで整理できないので10歳ごとに編集。
「0週」というのが生まれた時のこと。この欄が「平均寿命」として言われている数字。
男は81.64歳。女は87.74歳。
0週の欄以外は「平均余命」と言われている。
例として50年(50歳)を見ると男33.12、女38.78。
50と余命を加算するので、男83.12、女88.78になって1~2歳寿命が延びるがほとんど変わらない。
「平均寿命」を過ぎた「90年(90歳)」を見ると男4.59歳、女5.92歳なので、平均95歳くらいまで生きる。
90歳まで生きる人になると男94.6歳、女は96歳が平均寿命となって、男女差は少なくなる。
自分の身や家族に当てはめるといろいろな思いが頭に浮かんでくる。
今回は平均寿命を見てきた。
統計資料はいろいろなことを考えさせてくれて楽しめる。