統計資料に興味があって、厚労省が公表しているデータ(e-Stat)などで遊んでいる。
「5歳階級人口データ」を表計算ソフトで編集
前回まで国勢調査データの「人口データ」を表計算ソフトを使って遊んだ。
最近は平均寿命や健康寿命の話題をよく聞く。
自分の身の回りの友人や身内を見ても、早くに亡くなったり、難病に指定されている者も居る。
寿命は自分のすぐ隣にある感じがしている。
〇前回作成したグラフ
前回のグラフで分かりやすくなったが、まだまだ見にくい部分もある。
人生の折り返しを過ぎた50歳代ころから「長生き」「寿命」「余命」と言う言葉に反応するようになってきた。
元の人口がそれぞれの年代により違うのでグラフを見てもどのような差があるのか分かりにくい。
そこでデータを加工して、40歳時点の人口を基準に比較してみよう。
それぞれの年代で何パーセントの人が生き残っているか男女別に人数を割り返して表にしてみた。
1950年代生まれのグループは現在70歳前後になっている人。
「30年後」の欄は、半分以上の人が30年を経過していないので人口がカウントできていない。
20年後の段階で、男は91%の生存に減少しているが、女は96%生存している。
1920年代生まれの人は現在100歳前後の人。
30年後の70歳代になるまで生存していた割合は男68%、女84%だった。
1940年代生まれの人は現在80歳前後の人。
30年後の70歳代になるまで生存していた割合は男76%、女89%だった。
その20年で5%以上も生存者が増えている。9
〇グラフにしてみた。
男 女
各年代とも女性は男性と比較して多くの人が70歳代まで生き残っている。
1900年代の男は約半数が80歳になる前に死亡している。
1940年代と1950年代のグラフは重なってしまって見にくい。
ほぼ同じ傾きになっているということ。
この10年では寿命の延びは止まったということだ。
1950年代以降の人たちが30年後以降、どのようになって行くのか興味がある。
統計資料はいろいろなことを考えさせてくれて楽しい。