統計資料に興味があって、厚労省が公表しているデータ(e-Stat)などで遊んでいる。
「人口データ」を表計算ソフトで編集
前回まで国勢調査データで「出生・婚姻・離婚」の人口推移を見てみた。
今回は表計算ソフトで「人口データ」と遊んでみよう。
最近は平均寿命や健康寿命の話題をよく聞く。
自分の身の回りの友人や身内を見ても、高齢者になる前に亡くなったり、難病に指定されている者も居る。
寿命は自分のすぐ隣にある感じがしている。
全体をまとめた結論だけの話が多いので、今一つピンと来ない。
そこで人口の実数を見てみる。
先ずは「Excelデータ」をダウンロード。
発表された年によって書式や形式が違ったりしているので「Excel」で一覧表にまとめた。
〇5歳階級の人口、5年ごとの一覧表(単位は千人)
画像は1980年からになっているが1920年からのデータが隠れている。
詳細なデータはいらないので10歳階級で10年ごとの「Excel表」にまとめる。
同じ年代の人数を追えるようにデータをずらして一覧表を加工してみた。
〇10歳ごとの人口推移の一覧を一部抽出
5歳・5年ごとのデータを集計して10歳・10年表に編集してから年代ごとの人口データを横1行に並べた。
〇グラフ表を表示してみる。
年代ごとに歳を重ねていく人口をグラフにしてみた。簡単にグラフが表示できる。
一番上の茶色の折れ線は終戦前後に生まれ、今は70歳代になる団塊の世代の推移。
男女別ではどのように違うかな?
〇男女別の集計表
上が男、下が女のグラフ
1940年から1950年にかけての男性の人口は戦死者のために急減しているのがグラフでも分かる。
やっぱり女性は長生きで、高齢者の傾きは男性が10年早く落ち込んでいる。
1950年代生まれは70歳になっても目立った減少はない。
1910年代生まれは2020年では100歳。ほぼ0に近くなっている。
1920年代生まれは90歳代で男性は0に近くなっているが女性はほぼ200万人。さすが長生きだ。
上のグラフで分かりやすいこともあるが、見にくい部分もある。
人生の折り返しを過ぎた50歳代ころから「長生き」「寿命」「余命」と言う言葉に反応するようになってきた。
人口がそれぞれの年代により違うのでグラフを見てもどのような差があるのか分かりにくい。
次回は40歳時点の人口を基準にしてデータを加工してみよう。
どの程度生き残れるかが見やすくなるかも。
統計資料はいろいろなことを考えさせてくれて楽しい。