こんにちは。
昨日は仕事帰りに映画を観ました。
『4つの国境を越え、50人以上のブローカーが協力する決死の脱出作戦』と解説のドキュメンタリー作品です。
実際の映像のため、淡々としています。
それが逆に私達が生きる同じ時間の中の
過酷な世界の存在が、怖さを伴って実感されます。
こういう映像を見て、自身の心も深くいたむ人は
見ない方がいい映画かもしれません。
助かった家族のドキュメンタリーだったお陰で
子供達の存在が癒しのような役割を果たしていました。
また「脱北したいなんて思ってなかったけど、
生きるためにそうするしかなかった」と
脱出成功直後に呆然と語ったお婆さんの表情が
とても印象に残りました。
例えば、今私達が生きてる地球は
生物の生存に適した環境で
宇宙では大気や温度がそのままでは
生存できない環境と認識しています。
だけど実は、これが生物に適していないから
呼吸や睡眠・排泄が必要で
実際の宇宙に放り出されたら
いずれも必要なく生きられる、という状況に
直面したら、私達はどう感じるのでしょうか。
お婆さんにとって、脱出した世界は
そんな状態だったのかな、と想像してみました。
一言では語れない側面があることを
実感として認識することになりました。