私は、母を15歳の時に亡くしていて
今となっては、とっくにその母の亡くなった年を
越えているのだけれど。
母の年老いていく姿、
私の老いてきた年齢、
それらを踏まえて、
60代後半から70代後半ぐらいの
おばさまたちの親切に弱いんです。
先日の、私は仕事先の
とある家にいました。
そこは祖父母からお孫さんまで暮らす
とても仲良しのご家庭です。
夕方から雷が酷く、その地域には
警報も出ていました。
千葉の大雨被害があったあの日の
他の地域での出来事です。
仕事が終わって帰ろうとしたところ
その家の祖母にあたるお母さまが
「雨が酷いから休んでいって」と
コーヒーを淹れてくれました。
本来、私の時間外の滞在はNGなのですが
本当に雷が酷かったのでお言葉に甘えました。
手作りのチーズケーキまでいただいて
ご家族とお話したり…
あー。
私の人生になかった家庭図だ…
と、泣きそうになってしまいました。
車を運転されるご主人が帰ってきたら
駅まで送りましょうか…と心配するお母さまを
有難くも丁重にお断りして
雨が止んだタイミングで帰宅しました。
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翌日のこと。
急遽、歯医者に行く予定ができて
自宅から徒歩10分程度の距離を
急いで歩いていったんです。
夕方とはいえ、ムシムシとして
競歩スピードぐらいで歩いていた私は
歯医者到着と同時に汗がブワッ…
いつもなら持ち歩いているタオルも
ハンディーファンも忘れて
(ちなみに診察券も忘れた)
手でパタパタ仰いでいると
治療を終えた様子の品の良いおばさまが
診察室から出てこられたんです。
次の瞬間、
2人掛けぐらいのソファ席に座ってた私の席が
バフッと揺れたので、何事??と思って
隣を見たら、そのおばさまがいて
「余計な事をさせてもらいますね」
と、ニコッと微笑んで
木製の高級そうな扇子で
私をパタパタパタ…と扇いでくださって…
超びっくりしたけど(笑)
歯医者の先生の前で汗が噴き出しているの
気になるでしょ、という旨のことを仰りながら
呼ばれるまでの1~2分、扇いでくださりました。
多分、人生の後輩にあたるであろう私の
年齢的な症状かもと思ってくれたのかもしれなくて
ほら、うちの母は更年期とかより以前に亡くなったし
その手の人生の見本がいなかったから
おばさまの親切が、なんだかとても有難くて…
(単にものすごい汗かき体質というのもあるんだけど)
品の良さも相まって、文言からして
かっこいい…と思いました。
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おばさまじゃないけど
ちょっと年下の同じ趣味を持つ友達の話。
推しの展示物なんかがあって
それと一緒に写真撮りたいけど
その前に人が長く居座ってて撮れない…って
なってる若者に声をかけて
「◎◎くん、撮りたいんですよね?
私も撮りたいと思ってて」って
代わりに友達自ら居座っている人に交渉して
場所あけてもらって、交互に撮影したあと
「(展示の彼と)2ショット撮ってあげますよ」
と、知らない女の子のスマホを預かって
撮ってあげるまでの一連の行動を
スマートにできるこの世代の友人が好きだっ。
若かったら躊躇う声掛けも、年を重ねて
自然にできるようになった友達が好きだっ。
この関西SUPERアイドル界隈独特のことかもしれないけど
こういう友達を誇りに思う。
年を取るのは悪くない。