あの、イ・ヨンエさんが4年ぶりのドラマ出演です！
…とのことなんですが、すいません。
イ・ヨンエさんは映画一本しか見たことがなくて、
それもだいぶ昔のことで…
日本題: 調査官 クギョンイ
韓国題: 구경이
JTBC 2021年10月～放送。全12話。Netflixで鑑賞しました。
脚本: ソン・チョイ
演出: イ・ジョンフム
【あらすじ ストーリー】
部屋でゲームと酒をこよなく愛する元警察官のク・ギョンイの元に、
かつての仲間、NT生命の保険調査員ナ・ジェヒチーム長が
持ってきたのは、35歳の男性が散歩中に消え、崖で足を踏み外して
死亡したと推定された統営失踪事件。保険金は12億ウォン（約1億2000万円）で、単純な保険詐欺事件だと思われたが、行方不明の
保険加入者を調査していくと、彼が働いていた工場で人が次々と
死んでいたことを知る。
ク・ギョンイは「緻密に設計された殺人事件なのではないか？」と
疑い始め、殺人者を追う彼女の奇想天外な探偵劇が始まる。
【出演者 キャスト】
NT生命保険調査官 ク・ギョンイ: イ・ヨンエ
ギョンイの後輩/NT生命調査Bチーム長 ナ・ジェヒ: クァク・ソニョン
NT生命調査Bチーム員 ジェヒの部下 オ・ギョンス: チョ・ヒョンチョル
ギョンイのゲーム仲間 サンタ(ハン・グァンウク): ペク・ソンチョル
大学生/連続殺人魔 ケイ(ソン・イギョン): キム・ヘジュン
ソン・イギョンの叔母 チョン・ジョンヨン: ペ・ヘソン
ケイの協力者/MEKセキュリティー保安員 アン・ゴヌク: イ・ホンネ
アン・ゴヌクの職場の同僚 イ・デホ: パク・ガンソプ
「青い子供財団」理事長 ヨン局長(ヨン・スク): キム・ヘスク
ヨン局長の右腕 キム部長: チョン・ソギョン
ヨン局長の長男 次期ソウル市長候補 ホ・ソンテ: チェ・デチョル
ヨン局長の次男 ホ・ヒョンテ: パク・チビン
ヨン局長の部下 庭師: キム・ギチョン
ヨン局長らが行った寺の住職: ウォン・グニ
ヨン局長のボランティア先の女性: キム・ソジョン
IT企業KDピースラボ代表/弁護士 コ・ダム: キム・スロ（特別出演）
ピースラボの職員 キム・スヨン: イ・スンジュン
ジェヒの父: チョン・ジョンジュン
ジェヒの娘 ナナ: チェ・ソユル
NT生命社長: ユ・ピルラン
NT生命調査Aチーム課長 チョン・ウォンシク: キム・オボク
刑事: チョン・ソクチャン
監察医: イ・ジュノク
失踪した保険加入者 キム・ミンギュ: キム・ガンヒョン
キム・ミンギュの妻: パク・イェヨン
船上パーティーで死亡した男性 イ・ジュニョン: チョ・ソンジュン
保険金の不正受給者: パク・ヨン
盗撮犯 パク・ギュイル: シン・ユンソプ
性犯罪被害者支援センター長: キム・ジュア
鳥を守る会のおじさん: パク・ノシク
ケイの目撃者: キム・ボンス
ケイの殺人のターゲット パク・ドゥモク: チョ・ジェリョン
ソン・イギョンの同級生イ・ヨンジュ: イ・ハンジュ
ク・ギョンイのゲーム仲間 ナム・ドヒョン（メロンマスク）: カン・ダヒョン
リアルトゥルースジャーナル クァク記者: ソ・ドンウォン
ギョンイの夫でケイの高校の演劇部顧問
チャン・ソンウ: チェ・ヨンジュン
探偵依頼人 イ・ヨンエ: イ・ヨンエ（特別出演）
ソン・イギョンの少女時代: チョン・ソア
以下、ネタバレ含む超個人的感想です。
未視聴の方は、回避をお願いいたしますー。
・一話で急に大量のGOKIちゃんたちが出てくるので気を付けて！
それぐらい不潔に「セルフネグレスト」して暮らしているク・ギョンイ。
・BBCアメリカ制作のドラマ「キリング・イヴ／Killing Eve」のアジア版を目指すという触れ込みで期待を集めていたらしい。知らんけど(笑)
オープニングが漫画キャラなので、てっきり漫画原作かと
思いましたがオリジナルだそう。犯人はもう序盤でわかってる。
あとは騙したり裏切ったり。誰が仲間で誰が敵なのか、
セルフネグレストなク・ギョンイも人の命は守る。
・刑事でもなく、検察でもなく、探偵でもなく、本業は
保険調査員というところが良き。そのわりには、だいぶダメなことも
手を出してますけどもね(笑)。
・4年ぶりとなるドラマ出演のイ・ヨンエさん。チャングムとかにも
出ていらっちゃった方でね、大御所の…。って。ごめん。
ドラマ出演リスト観たんだけど、私、一作品も観たことがない。
映画「親切なクムジャさん」だけ観ているようだけど、記憶に없어요。
なので、この不潔なおばさん（失礼）のク・ギョンイと、イ・ヨンエ
さんという美しい？女優さんとの「ギャップ」といったものが
わからないまま、物語が進む。最後の最後で、綺麗なイ・ヨンエ
さんが出てくるんだけど、12話ク・ギョンイとして観てきてるから、
「へ？どなた様？」ってなる(笑)。
・イ・ヨンエさんもですが、結構、脇の脇まで役者さんが豪華。
誰が犯人かが前半でわかっているので、謎解きというよりも
役者同志の演技対決に集中できる感じはあります。はい。
・行方不明になった犬を探していると、鍋に……っていうくだりで
もう！って、私の心にもケイが(笑)。
・またこの作品も、「悪いことした人は殺してもいいでしょ？」という
韓国ドラマのサスペンスドラマの流行というか(笑)、悪人は裁かれて
当然、という物語のスタイル。
殺しを務めますのは、一人の女子大生なんですが、やたらと怪力。
え？なぜ。合気道的な？なんか気で倒してるとかなの？
・ケイの叔母様が亡くなってしまう回の、クァク・ソニョンさん、急に
なんかドエラいアクションシーン入ってませんでした？
元刑事だからなの？っていうぐらい、相手の首辺りを足で挟んで
倒しませんでした？？やっぱり吹き替え？
・悪を懲らしめて、その悪の被害に遭っていた人を救い、
「今度なんかあったら手伝ってね」と組織を広げる新しい形の
ねずみ…いや、違うけど。一般の方が、ちょっとだけ手を貸すことで
悪いことをやっているという意識があまりないまま、目に見えない形で
巨大な犯罪組織の輪が広がっていく。
・言葉を発さない謎の男・サンタ。ク・ギョンイの生活のダメなところを
補助してあげたりと、やたらと世話を焼く。最後に正体を明かされるが
（ク・ギョンイの旦那の自殺原因となった女子高校生の秘密の彼氏）
でも、そんな人間は卒業アルバムにもいない…。サンタだけ正体は
謎のまま？
・アン・ゴヌクとイ・デホが、なんていうかこんな風に思うのは
あれなんかもしれんけど、究極の純愛という感じでいいんだよね。
デホの思いがね、特に。ちなみにアン・ゴヌクを演じたイ・ホンネさんは、２作品連続でゲイ役に挑戦したとのこと。
（映画「メイド・イン・ルーフトップ」）
また、イ・ホンネさん、「悪霊狩猟団カウンターズ」にもご出演。
ものすごい悪霊っぷりなので、見比べてみるのもオススメです。
あの悪霊だったら、殺人なんかあっという間、秒ですよ。秒。
・今回、ケイというサイコパスちゃんをやったキム・ヘジュンさん。
2016年には浪漫ドクターキム・サブにちょい役（出演時間は短い
ですがキム・サブにとって大事な人）で出演。
2017年には「ただ愛する仲」で私大好きガンドゥの実の妹役でした。
なんていうかね、ここまでは普通の…美人ということでもなく…(笑)
普通の女の子って感じでしたが、2019年の「キングダム」あたりで
“やべぇやつ”な感が強まります。褒めてます。
その勢いで、このクギョンイのサイコパスと来てるんですよ。
気になる女優さんの一人です。
星は7.4ぐらい！
★★★★★★★☆☆☆
話数もあってか、サクサクッと観続けられます。
そして楽しいです。