韓国ドラマ「ハイバイ、ママ!」 | ああいえBAR 旧館・支那竹銀座より

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「支那竹銀座」はラーメンズ小林賢太郎さんに名付けてもらいました。
負け犬というよりバカ犬。飼い主には従順素直。
悪そうなヤツや知らない人には、吠えたり噛み付いたり。
エサくれたら恩は忘れません。面白いエンタメを求めて日々彷徨っています。

「ハイバイ、ママ!」

 

Hi!と、Bye!が混ざった意味合いのようです。

原題: 하이바이, 마마!

放送日 2020年2月からtvNで放送。全16話。

日本でも2020年内にNetflixで配信されました。


脚本: クォン・ヘジュ
演出: ユ・ジェウォン

【 あらすじ ストーリー 】
ある日突然、交通事故に遭ってしまった妊娠中のユリ。

彼女は自分の子供が取り上げられた産声だけを聞いて

この世を去ってしまう。その後、妻を亡くし一時は泣いてばかりの

生活を送っていた夫と、残された愛児を、幽霊となってずっとそばで

見守っていた。夫が再婚相手のミンジョンと共に娘を育てる様子も

ずっと見守り続けてきて、5年の月日が経った。

 

しかし、そんなユリのせいで、ソウは幽霊が見えるようになっていた

ことを知りショックを受ける。娘の心配のあまり、成仏しなかったことで

娘を危険な目にさらしていたと知り、神に不幸を訴える。

すると、ユリは突然、人間の姿として生き返ることとなった。

49日間のこの世での人間生活の間に、元の磁場分の居場所に戻る

ことができれば、そのまま生き返れるというが…

 

【 出演者 キャスト 】

チャ・ユリ: キム・テヒ

ユリの夫で胸部外科医 チョ・ガンファ: イ・キュヒョン
ガンファの再婚相手 オ・ミンジョン: コ・ボギョル
ユリの娘 チョ・ソウ: ソ・ウジン

ユリの親友 コ・ヒョンジョン: シン・ドンミ
ヒョンジョンの夫で精神科医 ケ・グンサン: オ・ウィシク
ヒョンジョン夫婦の息子 ケ・ハジュン: クォン・ウンソン    

ケ・グンサンの母で霊媒師 ソビンゴ: イ・ジョンウン(特別出演)

巫女・霊媒師 ミ・ドンテク: ユン・サボン

ユリの母 チョン・ウンスク: キム・ミギョン    
ユリの父 チャ・ムポン: パク・スヨン    
ユリの妹 チャ・ヨンジ: キム・ミス    

胸部外科教授 チャン教授: アン・ネサン    

おばあちゃんの幽霊 チョン・グィスン: パン・ヒョジョン
チョン・グィスンの闘病中の娘: ウ・ジョンウォン    
    
幽霊歴55年の奥様 ソン・ミジャ: ペ・ヘソン
幽霊 ソン・ミジャの夫 クォン・マンソク: チェ・デソン    

航空会社パイロット チャン・ピルスン: イ・シウ
幽霊 ピルスンの母 ソ・ボンヨン: パク・ウネ    
幽霊 ピルスンの父 チャン・テチュン: キム・テゴン
幽霊 ピルスンの姉 チャン・ヨンシム: シン・スヨン    

元野球選手の幽霊 カン・サンボン: イ・ジェウ    

チンピラ風幽霊 シム・グムジェ: シム・ワンジュン    

自殺した幽霊 パク・ヘジン: ペ・ユンギョン    

保育園の先生 キム・ヘス: コ・ウンミン    
元MI企業 幽霊 キム・ヘスの父: イ・デヨン(特別出演)

 

元MI企業会長の幽霊 パク・サムドン: イ・ビョンジュン(特別出演)    

保育園の調理担当のおばさん: ペク・ヒョンジュ    
保育園園児のママ: ホ・スンミ
キム秘書はなぜ…のミソの姉    
保育園園児のママ: ナ・スユン    
保育園の幽霊の男の子 キム・ヒョクジン: パク・ジェジュン    

ガンファの家に住み着く男の幽霊: イ・ジュノク    
ガンファの家の女の幽霊 シン・スンエ: キム・スルギ(特別出演)

除霊師 ヤン・グクボン: ヤン・ギョンウォン(特別出演)    

一言感想は…

「怖い幽霊は出てこないハートウォーミング幽霊ドラマ」
 

物語的には「惜しい…あと一歩」という感もなくはなかったんですが

ユリの夫役のイ・ギュヒョンと、

再婚相手役を演じたコ・ボギョルが、とてもいいです。

キム・テリの陽キャラ(とはいえ幽霊だけど)の芝居と相反して

静かな奥に秘めた感情を少しずつ小出しにするお芝居をする

お二人に心持っていかれます。

 

以下、ネタバレ含む感想です。

 

 

【感想】

・物語中に何度も出てくるカフェが死神さん(トッケビの話をしてます)が

使っていたカフェで、出てくるたびに死神さん思い出して切なくなる。

 

・韓国のキレイ女優の名をほしいままにしてきた(笑)キム・テヒさん。

自分の魅力の出し方、わかってらっしゃるねぇ!って感じで、

主演を突き進むんだけど、一方の脇役の方たちも負けてなくて、

抑え方で魅せていくというのか、静の美しさ、切なさとの闘いが

見応え十分です。足し算引き算のバランスが素晴らしいんです。

再婚相手のミンジョンを演じたコ・ボギョルさんは、トッケビで

ウンタクの友達役を演じていました。顔がほんと小さく、表情豊かな

typeではない美人ですが、そのクールさが生きた役どころでした。

夫ガンファを演じたのは、イ・ギュヒョンさん。「トッケビ」では、妻を

殺した男の役(ほんと一話だけのちょい役でした)、花郎では、
顔に大きな傷を持つ悪いヤツの役で、秘密の森では…ネタバレな

のでアレですけど、子供想いの父親の役でもありました。

なんといっても印象no.1は「刑務所のルールブック」のハニャン…

みんな大好きハニャンだったと思います。

 

 

・もっともっと他の幽霊たちの手助けをして、バンバン解決して

行くのかと思いきや、そんなに…でしたね。途中から、

「元の居場所に戻る」「戻らずまた死ぬ」が延々と繰り返され、

単調になるんだけど、そこに前出のガンファ新夫婦とか

ユリの本家家族とかが、上手い具合に引き締めて、物語が

進んでいく感じでした。個人的には15話、16話あたりが、

ちょっと睡魔をj誘う感じが…(笑)

 

・元野球選手が自殺ではなく、実は他殺だった、しかも

その加害者も罪の意識に駆られてとっくに自殺している…とか

案外と真実はあっさりだったり。もう一人の自殺した女性の代わりに

この野球選手はあっさのあの世につれていかれるんだよね。

ペ・ヘソン演じる奥様一族とか、ドラマの尺足りませんでした?

…とかいう点が物語としてはあと一歩だったかな。

 

・継母は、本当に「母を引き継いだだけ」なのに、なぜ意地悪とか

されてしまうのだろう。には納得。

 

・スマホのメモに書かれていた「6話の冒頭がいい。故人たちが

そこにいる」って残ってた(笑)

 

・ユリが生き延びることで、引き換えに娘ソウが一生幽霊を

見続けなくてはいけない、ということで、娘の幸せを願って

ユリは生き延びるという選択をしない。世の中、幽霊が見えると

主張している人間は多くいると思うんだけど、あれは「不幸」

なんだろうか。もしこれが再婚もしていなくて、男手一人で

育てている家庭環境であれば、幽霊が見える<母親が返ってくる

のほうがよかった選択ではないのだろうか。違うのかな。

 

・ユリはなんだかんだと周囲の幸せを心配してばかりだけど、

周囲にとって、ユリの考えが本当に正しいのかはわからない。

一回目の死の時に、散々悲しみ苦しんだ人たちに、また同じ

苦しみを与えることになるというのを考えたら、ヒョンジョンたちの

言うように生き延びる手立てを考えたほうがよかったのではないか。

ちゃんとしたお別れの挨拶ができる機会、なのはいいんだけど…。

 

・ユリの母が供養しているのかと思いきや、『願文』を書いて

願っていたから復活できた、というのが分かった時の

ミドンさんの表情はまるで呪いのお札でも見つけたかのよう(笑)

だったんだけど、願いをお札にするのは、あまり良くない儀礼なの?

 

・死別の後、再婚を検討されている人が、このドラマを観たら

どういう気持ちになるんだろう。

 

・先妻を亡くした夫の心には、どうしても入れない部屋がある、って

語るミンジョン、なぜチャ・ユリの名を出さないんだ、と逆に夫を責める

ミンジョン。夫やユリが自分に真実を隠したことより、女友達を失った

ということに対する怒りだった、と告白するミンジョン。

推せる

 

・最終話の最後の最後、夫への独白で

「あの世にいって、神様の2つの質問に、どちらも“はい”と答えると、

また人間に生まれ変われる。

一つは“幸せな人生だったか”

もう一つは“他人を幸せにできたか” 

必ず人間に生まれ変わって再会しようね」

…重い課題だ。私は両方……

 

星は

★★★★★★★☆☆☆

 

子育て中の方、誰か大切な人を亡くされたばかりの方などに

オススメです。