落ちましたよ、すいません | ああいえBAR 旧館・支那竹銀座より

ああいえBAR 旧館・支那竹銀座より

「支那竹銀座」はラーメンズ小林賢太郎さんに名付けてもらいました。
負け犬というよりバカ犬。飼い主には従順素直。
悪そうなヤツや知らない人には、吠えたり噛み付いたり。
エサくれたら恩は忘れません。面白いエンタメを求めて日々彷徨っています。

不要不急の外出をするなと言われているけど

渋谷は相変わらずの人出ですごい。

 

人が多いのもすごいが、

急いでいるような用事を全く感じさせず、

とりあえず集ってますけど?な感の人が多くてすごい。

 

そんな中、私はいつもと変わらない土日出勤。

社員は守るが、派遣はギリギリまで戦闘の最前に立たす。

 

朝、いつものバスに乗って終点で降りようとしたら、

隣に座っていたおばあさまが、

他の荷物を抱えすぎてて、ポシェットを落とされた。

多分、なんとなくだけど財布が入ってる気がした。

 

運転手さんに渡すこともできたが、

彼女がカバンがないことに気づいて、

バス会社に連絡して取りに行って…の苦労を考えると、

今、ここで追いかけて渡したほうがよいと思った。

 

姿をも見失わないように、数人の後に降りる。

ちゃんと顔は見ていないけど、多分、白髪にもなり

腰も曲がったような、お年寄りだった気がする。

…のに、結構な勢いで走り出した!!

 

いやいや、ちょっと。待って。

私のほうが圧倒的に若者なんだろうけど、

朝から走りたくはないのよ…

声をかけるが、なにせ彼女らは耳が遠いし(多分)、

この場合、しかも年齢確認もできていないのに

「おばあさん」でいいのか?

少し配慮して「おねえさん」がいいのか?

それとも「おかあさん」??などと悩んでいるうちに

距離があいてしまった。

 

やっとのこと、信号の手前で追いかけて「すいまぜん」と

無難な声をかける。

…やっぱり、おばあさんでもよかったかな…。

カバンを差し出すと、「ああ!!」とおばあさま。

 

----ここから先は想像です。

彼女のリアクションで、こんな感じだったのではと察しました。

 

「黒ずくめのマスクした怪しい女が、自分が悠々と座っていた

座席に乗り込んできて、なによ、この女…と思っていたけど、

拾ったものを走っておっかけてきてくれるなんて、

本当はいい子だったのね。誤解してごめんなさいね」

 

いや、考えすぎだと思うでしょ?(笑)

 

最初の一言目の「ああ」が、思い出した時の「ああ」だったのね。

そして、そのあと、私の左腕をガシッと掴んで、

パンパンと「よくやったぞ」的に2回叩きましたからね(笑)。

 

まぁ、いいんだけど。

犬だからさ。

 

おばあちゃん、本当は私、犬なの!!(笑)

だから褒めてくれてうれしかったわ。

 

犬といえば、きのうであったこの子。

 

可愛い子チャンピオンに任命する。

ものすごい人懐っこくて、キュートくんだった。

しっかりカメラ目線だし。

 

※動物の安全に注意して撮影しております。

 

 

 

ちなみにお値段、40万円…