韓国ドラマ「ミスター・サンシャイン」 | ああいえBAR 旧館・支那竹銀座より

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「支那竹銀座」はラーメンズ小林賢太郎さんに名付けてもらいました。
負け犬というよりバカ犬。飼い主には従順素直。
悪そうなヤツや知らない人には、吠えたり噛み付いたり。
エサくれたら恩は忘れません。面白いエンタメを求めて日々彷徨っています。

ミスター・サンシャイン、ですよ。


原題「미스터 션샤인」
英題「Mr. Sunshine」

 

tvN、2018年放送。トッケビに続く形で放送された

ケーブルテレビの作品。日本でもほぼ同時期に

ネットフリックスで配信。全24話。

 

脚本:キム・ウンスク
監督:イ・ウンボク

 

監督も脚本化もトッケビよ?

トッケビ好きなら、観ないとあかんのとちゃう?

な流れに負けたといいますか、

いろんな方々に「イ・ビョンホン(ファン)世代でしょ?」と

言われるんですが、一切見ていないんです。

好みでもないんです!!興味す……今回が初作品です。


制作費はおよそ43億円ですって。

【あらすじ】
朝鮮の貴族の下で働く奴婢の両親のもとに生まれたユジンは、

1871年に勃発した辛未洋擾の混乱の中で軍艦に一人乗船し、

アメリカに辿り着く。その後、米軍海兵隊の大佐となった

ユジン(イ・ビョンホン)は、アメリカ大統領の命により自身を

捨てた祖国の朝鮮に帰還する。

朝鮮に駐在することとなった彼は、ある夜、朝鮮最高名門家の

最後の血族である令嬢コ・エシンと出会う。
祖国を守るため密かに戦う高い志を持ったエシンとの

出会いによって、ユジンの運命は大きく変わっていく。


…めっちゃ完走まで、時間が掛かりました。

【出演】
話が壮大でしたので、すごい数の役者さんが出ていて、

なおかつドラマが人気なかったのか(あったように

書かれてるけど…)あまりキャストの情報が少なくてですね、

調べるのも大変だったのです。とりあえず主要メンバー5名。

ユジン・チョイ(Eugene Choi): イ・ビョンホン
ユジンの子供時代:キム・ガンフン
※父母ともに奴婢で、9歳で両親を撲殺される。
一人命からがら逃げて、アメリカへと航り、数々の差別を

乗り越え、アメリカ人として生きるため、米海兵隊将校の

立場を得る。米西戦争を終え、新たな屯営地「朝鮮」に

朝鮮にわたったユジンは、そこで「朝鮮」を救おうとする女性

エシンと出会う。

コ・エシン:キム・テリ
※朝鮮時代の名門家である士大夫の令嬢。
日本で独立運動を行っていた両親を亡くし、祖父に育てられる。
婚約者はいるものの、10年近く音沙汰がなく、29歳で

独身状態の彼女。しかし彼女は、射撃の名手であり、

朝鮮の主権を取り戻すために人知れず義兵として闘っている。

ク・ドンメ(牛殺しの子):ユ・ヨンソク
※浪人組織「黒竜会」漢城支部長。

生まれた時から牛や豚以下の存在、朝鮮時代の

最下位階級である白丁の息子として人扱いされなかった。
幸せなどない幼少期を過ごしたドンメは
日本に渡り、石田翔という名で浪人として暮らし始める。
成人し、「獣を刈る獣のような者」として、
誰からも怯えられる者に成長する。彼は仲間を伴い、

朝鮮に戻ってくる。エシンに再び会うために。

グロリーホテル社長 工藤陽花(イ・ヤンファ):キム・ミンジョン
※父、イ・ワニクは、朝鮮を日本に売った張本人。

そんな父の計略で、金持ちの年老いた日本人と結婚し
工藤陽花としての人生が始まった。結婚生活は夫の他界で

数年で終わり、莫大な財産をもとにホテルを立ち上げた。
彼女は毎夜、帝国主義者により踏みにじまれる朝鮮を見ながら、笑みを浮かべる。


キム・ヒソン(エシンの婚約者): ピョン・ヨハン
※資産家の息子。エシンの婚約者。イケメン。優男。

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エシンのお連れの二人。

行廊アボム:シン・ジョングン(ピノキオにも出てた!)
ハマン宅:イ・ジョンウン(京塚昌子さんとか思い出すよねぇ…)

エシンの射撃の師匠 チャン・スング:チェ・ムソン
(刑務所のルールブックにもでてました)
前職宮女・現職女将 ホンパ:ソ・ユジョン


エシンの父 コ・サンワン:チン・グ ※特別出演
エシンの母 キム・ヒジン:キム・ジウォン ※特別出演
エシンの祖父 コ・サホン:イ・ホジェ
エシンの叔母 チョ氏夫人:キム・ナウン
エシンの従姉妹 コ・エスン:パク・アイン
エシンの学堂の友人 ユン・ナムジョン:パク・ポミ
エシンの義兄 イ・トンムン:キム・ジュンヒ

ユジン周り。
ユジンの命の恩人 陶工 ファン・ウンサン:キム・ガプス
米海兵隊少佐 カイル・ムーアー:デヴィッド・マクイニス
米軍の訳官 イム・グァンス:チョ・ ウジン(トッケビの秘書)
元推奴 イルシク:キム・ビョンチョル(トッケビのパク・ジュンホン)
義兵になるために武官学校に入る生徒:チャン・ドンユン
(なんか気になる顔で…調べたら窃盗犯をおっかけて

捕まえたときの様子がテレビで流れたのをきっかけに

芸能界デビューしたんだとか…すごーい)
駐韓米公使館で働く子供トミ:コ・ウリム

ク・ドンメまわり。
浪人 ゆうぞう:ユン・ジュマン(トッケビの借金取り)
トンメの母;イム・セミ
トンメの父役:チン・ソンギュ

ひそん周り。
ヒソンの祖父 キム判書:キム・ウンス
ヒソンの父で大地主 キム・アンピョン:キム・ドンギュン
ヒソンの母 ユン・ホソン:キム・ヘウン

朝鮮第26代王・大韓帝国初代皇帝 高宗(コジョン):イ・スンジュン

(太陽の末裔に出ていた医師)

附倭人 イ・ヤンファの父 イ・ワニク/李家広明:キム・ウィソン
宮内部大臣 イ・ジョンムン:カン・シニル
外部大臣 イ・セフン:チェ・ジノ
興宣大院君(フンソンデウォングン):チェ・ジョンウォン
大日本帝国陸軍大佐 森 隆史:キム・ナムヒ
日本語お上手でした。腹立つ役でしたが、トッケビで

過労死して死んでしまう医師の役も。
伊藤博文:キム・イヌ ※在日同胞3世とのこと
松山医師:キム・ガンイル
漢城病院の看護婦:ユン・スル
林権助(ハヤシ公使):チョン・インギョム
日本軍 津田:イ・ジョンヒョン
鈴木:チョン・テヤ
日本公使館の訳官 ヒョンギ:ソン・ジヌ

【感想】

この作品はまず、観る人を選ぶと思う。
実話に基づき、という説明があったのち、日本人が悪者でしか

出てこない。侵略者として悪の化身としてしか描かれていない。
私は歴史に明るくないので、どこまでが真実かとか見極める

能力も、気力もないけど、さすがにちょっと…と思う。
 

・それよりも嫌なのは、それだけ日本人が多く登場するのに、

作品には一切、日本人が出てこない。
全部、韓国人が日本人を演じている。
日本語がうまい役者さんもいるにはいるが、ほとんどは

聞き取るのも難しい。ぶっちゃけ聞いててイライラする。
まぁ、日本人の役者を採用せよ、といっても、

こんな役どころを引き受けたら、その役者さんも日本に

帰ってきにくくなるだろうし。無理か…との結論にたどり着く。
結局、最後の最後まで見ていても、この点においては

嫌な気しかしないのである。


・とにかくとにかく悪い奴っちゃ…なイ・ワニクを演じた

キム・ウィソンさんは、ドラマ「W」の顔が無くなるお父さん役でも、

なかなかに悪いことしてましたもんね♪(音符マークおかしい)
彼の日本語は、なかなかにうまい。韓国の方々が日本語を

やろうとすると、高いアクセントをつけがちらしいのですが
割と彼は、そこを抑えられている。繰り返し繰り返し、

日本語のセリフをヒアリングして覚えたんだとか。
津田を演じた(こちらも人相が悪い)方も、日本に留学経験が

あるそうです。

・ク・ドンメ(牛殺しの子):ユ・ヨンソクの顔がかわいい。

すぐ人を斬っちゃうような悪い奴なのに、絶対根はいい人という

顔をお持ちで、実際、普段の彼を見てみると

同一人物には見えない。

・確かに背景とかは美しくもあるんですが…

うーん、イ・ビョンホンの設定に無理ない?

何歳設定なん?

それで、その女の子と恋に落ちるとかって……えー。…な件。

 

・トッケビ、太陽の末裔、とここ近年の韓国ドラマの

優秀作品を作り上げてきた制作チーム。

過去2作品の出演者などが、多くまた出演を果たしていて、

ファンにとっては、そこが喜びどころかも。

特に、エシンの父と母(殺されちゃった回想シーンでの

登場だけど)人気の太陽の末裔カップルでしたので、

それだけでもいいよねぇ~。

 

・主演お二人の年の差が気になりすぎて、

最後まで感情移入しづらい作品でした。

ただ、ク・ドンメとヒジンを演じたお二人が、今後も

気になりそう~。