映画「神と共に 第一章:罪と罰」 | ああいえBAR 旧館・支那竹銀座より

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「支那竹銀座」はラーメンズ小林賢太郎さんに名付けてもらいました。
負け犬というよりバカ犬。飼い主には従順素直。
悪そうなヤツや知らない人には、吠えたり噛み付いたり。
エサくれたら恩は忘れません。面白いエンタメを求めて日々彷徨っています。

映画「神と共に 第一章:罪と罰」

 

SNSで評判を聞きつける→公式サイトで予告を観る

→CG多すぎで興味は特になく→片桐仁による動画の

オススメ予告を観る→観てみようかな…という気に

→映画館に行く→めちゃ面白いやん→泣きそうやわ…

→SNSでの主演たちをいじた大喜利書き込みが面白い

→なんならおかわりしたい←いまここ。

 

原題「Along with the Gods: The Two Worlds」2018年

韓国の人気ウェブコミックを実写映画化とのこと。


監督・脚本:キム・ヨンファ

消防士 キム・ジャホン:チャ・テヒョン:
 

弁護士・リーダー カンニム:ハ・ジョンウ
警護 ヘウォンメク:チュ・ジフン
補助弁護士 ドクチュン:キム・ヒャンギ

 

天倫地獄 閻魔大王:イ・ジョンジェ

殺人地獄 変成大王:チョン・ヘギュン

不義地獄 五官大王:イ・ギョンヨン

暴力地獄 秦広大王:チャン・グァン

怠惰地獄 初江大王:キム・ヘスク

ウソ地獄 泰山大王:キム・スアン

裏切り地獄 宋帝大王:キム・ハヌル

判官 オ・ダルス/イム・ウォニ/チョ・ハンチョル

ジャホンの弟・兵長 キム・スホン:キム・ドンウク

一等兵 ウォン・ドンヨン:D.O.(EXO)

火災現場で少女を救って、殉死を遂げた消防士ジャホン。

自分が死んだことに戸惑っている霊魂の前に、

迎えにきたのは冥界の使者であるカンニム、ヘウォンメク、

ドクチュンの3人。

 

「人は亡者になると49日間のうちに

7つの地獄で裁判を受けなくてはならない」

と、ジャホンに伝える。

その裁判すべてを無罪でクリアした者だけが、

現世に生まれ変われるというのだ。

かくしてジャホンは3人の使者に導かれ

【殺人】【怠惰】【ウソ】【不義】【裏切り】【暴力】【天倫】という

7つの地獄を巡るはめになるが、

実直で勤勉な“正義の亡者”であるはずのジャホンの

意外な過去が次々と発覚し、冥界と下界を巻き込んだ

壮絶なバトルが勃発する。


上映時間140分長くない?と思っていたが

あっという間だった。長さを感じさせない。

片桐仁さんも言っているが、命を救って死んだ消防士だし

もう少しお手柔らかにしてあげてよぉ、

見逃してやってよぉ~な気分になる。

3人の死者は案内役でもあり、弁護人のような役割もし

無事生まれ変われるよう、さまざまな手助けをする。

(生まれ変われば、使者である3人にも特典がある)

途中、裁判の行程のさなかで怨霊が迷い込んで

地獄が荒れる、といった場面もあったり、とにかく

飽きさせない作りはすごい。それが好きかどうかは別として。

CGの作り込みを頑張っているんだが、あまりに早くて

乗り物に酔いやすい人は、酔ってしまうかもしれない。

 

主演のチャ・テヒョンさんの困り顔というか、

困らせたくなる顔というか、いいよねぇ。

そりゃ彼女も、猟奇的になるよねぇ~(違う)。

 

また、使者たちが、さらに曲者で魅力がある。

セクシーで頼れるリーダー(現地では直訳すると

「大将」という表現が近いらしい):カンニム、

長身で強くてイケメンだけどどこか抜けてるヘウォンメク、

小さく可愛らしく賢いドクチュン。

この三人がなぜ冥界でこんな仕事をしているのか、が

第二章:因と縁で明かされるっぽい。

 

観たいではないか…。

 

世間から善人とされているジャホンのような人でも

叩けば埃が出てくる。もちろんそれには理由もあるのだが…

自分の身に置き換えて考えると

「あー、完全にアウトだわー」となり、

自分の行動を少し改めてみようと単純に思ったり。

 

昔ょく観た、おばけの出ている怪談番組とかって、

「人に酷いことをすると、化けて怨霊が現れる」とかいう

教訓を幼きココロに教えてくれたわけじゃないですか。

それと同じ感覚。

こういう教育をしたら、いじめとかも無くなると思うんですよ。

呪われたら怖いし、地獄落ちるのも怖いし。

いい映画だと思いましたねぇ(他人事)。