清掃という業種。 | ああいえBAR 旧館・支那竹銀座より

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「支那竹銀座」はラーメンズ小林賢太郎さんに名付けてもらいました。
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エサくれたら恩は忘れません。面白いエンタメを求めて日々彷徨っています。

職場の女性トイレ。

最近、男性清掃員が入っている。

 

過去の清掃経験をした時、

女性が男性トイレの清掃に入ることはあっても

男性が女性トイレに清掃に入ることは

基本的に避けるべき、と、聞いたことがあった。

どーしても人繰りがつかなかった場合、

人のいる時間帯を避けて対応する、と教えてもらった。

 

実際、そういう裏事情を知っていたとしても

利用者の立場になってみると

女性トイレ(という秘密の花園)に

男性がいることは、あまりよく思わない。

清掃担当者も若い男性だったし、

本人もいくら仕事とはいえ、

よく思っていない可能性は高いだろう。

 

本来、女性担当をつけるべきところに

女性が回ってきていない、ということは

「人材が不足している」ことを証明するもので

このビルを担当している清掃会社も

人繰りが大変なんだなぁ、と

今、私がバイトを申し込んだら

すぐに採用されるんだろうな、と、妄想にふけった。

 

ちなみに、ここは超大手不動産会社が所有するビルで

清掃は、専属契約の下請け会社がやっているようだ。

バイトを探してWebを見ていた時に、たまたま見つけた。

早朝・深夜を除いた日中仕事とはいえ、

そこそこ良い時給で、いいなぁ…と

候補に考えたぐらいである。

 

ま、それは私の立場でいうと、

副業または転職を意味するわけで

そんな近場に転職などしたら、

知り合いに顔を合わせるなぁ…無理!!

といった意味で諦めたわけだけど。

 

求人がありつつ、時給がめちゃ良くても

仕事内容的に、この仕事は選びたくない、

という人が多いってことだね。

人の汚したところを掃除する、って

ある程度の達観が必要だものね。

だから高齢者採用が多いんだとも思うよ。

達観してるからね。

求人してますよ、仕事ありますよ、ほらほら。

なにか問題ありますか?みたいな

政治家のいう「有効求人倍率」の正体は

こういうことじゃね?とか思うけどね。

 

達観しないと無理だから。

…どんな仕事であろうとも、だけど。

旦那が潔癖症のケがあって、妻が外で掃除の仕事

やろうと思ったら反対された、っていう話だって

見かけたことあるよ。

 

かつての経験から、改めていうと

水回りの仕事の場合、

時給は更に上乗せする覚悟で

企業側は考えたほうがいい。

キャバ譲(初心者)クラスの時給を考えた方がいい。

 

普通に廊下に掃除機をかける仕事と

空調の届かないトイレに座り込んで

人の糞尿の始末をする仕事は

同じ時給であってはダメだと思う。

 

あと、そういった場所で使った道具を

自宅に持ち帰らせて、管理させるようなことも

本来、避けるべきことだと思う。

だって、その管理の間は

時給が発生しないんだから。

そこはキッパリと線引きしたい。

制服の洗濯ぐらいがギリかな。

 

先出の大手不動産会社が抱え込みの

掃除会社の内情はよくわからないけど

表向きの給料面とかの待遇はいいけど、

担当者がコロコロ変わるところを観ると

やはり「見合わない」のかな、と思う。

大手企業が母体で、時給がコンビニの倍であっても

これなんだから…

 

って、ワケで。

その手の業種の中小企業のみなさん。

時給発生時以外の職務を「軽作業」だからといって

誤魔化すのはやめましょう。

 

たとえ雑巾一枚でも、

他のところで汚したものを

家に持ち帰って干せ、というのは無理。

何重の十ブロックに入れようが、

カバンに入れるのも嫌だし、

そこに、害虫の卵でもついていたらどうするの。

 

「手当」を出すのか、

「時給内」に収めるのか。

多くの人が「仕事を家に持ち込む」のは

好ましいことだとは思っていないはず。

 

すごく、私情!(笑)