○○は優しさ | ああいえBAR 旧館・支那竹銀座より

ああいえBAR 旧館・支那竹銀座より

「支那竹銀座」はラーメンズ小林賢太郎さんに名付けてもらいました。
負け犬というよりバカ犬。飼い主には従順素直。
悪そうなヤツや知らない人には、吠えたり噛み付いたり。
エサくれたら恩は忘れません。面白いエンタメを求めて日々彷徨っています。

ここのところしばらく
「朝方の新宿二丁目」または
「魚河岸セリのおじさん」のような
声を出しているワタクシなのでありますが
まぁ、いっこうに治らない。

声がかれていても
そうたいして気遣われることはなく
普通に会話すれば
「え?」と聞き返されるし
電話がなっても
代わりに取ってくれる人もいない。

聞いたところによると
声の商売の方々(ミュージカル俳優とか)は
声を大事にするときには
音楽も聞かないそうだ。
声帯が反応してしまうそうで
一切遮断をするという。

無理に発声して
治るどころか悪化中だよ、こちとら。

かといって、声が嗄れているのでといって
会社を休む日本人はそうそういない。

そんな体調で、
日常品の買い物に出た時のこと。

店で「○○ください」と声を出しかけた時、
私と同じぐらいの年齢の女性店員さんが
(あ、喉が痛そう)という顔を一瞬だけして
次の瞬間、笑顔に切り替え
カウンターのあちら側から
私のそばに来て耳を傾けてくれた。

おかげで私は、最小限の声で
注文の続きができたんだけど
これってすごい心遣いではなかろうか。

羽田空港を世界一のきれいな空港にした
新津春子さんの言葉「清掃は優しさ」

この女性店員さんは、「接客は優しさ」。
んもー、素晴らしい。

「あんたはエラい!」シールとか(←昭和風味)
作ってさー。
そういう輝かしい人には貼っていきたいよ。