ここのところしばらく
「朝方の新宿二丁目」または
「魚河岸セリのおじさん」のような
声を出しているワタクシなのでありますが
まぁ、いっこうに治らない。
声がかれていても
そうたいして気遣われることはなく
普通に会話すれば
「え?」と聞き返されるし
電話がなっても
代わりに取ってくれる人もいない。
聞いたところによると
声の商売の方々(ミュージカル俳優とか)は
声を大事にするときには
音楽も聞かないそうだ。
声帯が反応してしまうそうで
一切遮断をするという。
無理に発声して
治るどころか悪化中だよ、こちとら。
かといって、声が嗄れているのでといって
会社を休む日本人はそうそういない。
そんな体調で、
日常品の買い物に出た時のこと。
店で「○○ください」と声を出しかけた時、
私と同じぐらいの年齢の女性店員さんが
(あ、喉が痛そう)という顔を一瞬だけして
次の瞬間、笑顔に切り替え
カウンターのあちら側から
私のそばに来て耳を傾けてくれた。
おかげで私は、最小限の声で
注文の続きができたんだけど
これってすごい心遣いではなかろうか。
羽田空港を世界一のきれいな空港にした
新津春子さんの言葉「清掃は優しさ」
この女性店員さんは、「接客は優しさ」。
んもー、素晴らしい。
「あんたはエラい!」シールとか(←昭和風味)
作ってさー。
そういう輝かしい人には貼っていきたいよ。